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オススメのデザインコンペ 家具編

皆さん、こんにちは。
プロダクトデザイナーの三島です。

今回は、オススメの家具のデザインコンペ、4選を紹介します。

そもそも家具のデザインコンペは多くないので、これでほぼ全部かと思います。こちらも細かい解説は後々に個別で紹介していくので、今回も一言紹介で行きます。それでは、紹介していきますー


①国際家具デザインコンペティション旭川(3年に1回 10月)

「国際家具デザインコンペティション旭川」は、木製家具デザインの未来を示す役割を担い、これまで数多くのすぐれた製品を世に送り出してきました。
これからのものづくりは、木を主材としながら、異素材を活用するなどの斬新なアイデアや工夫によって、より長く使い手に愛され喜ばれるデザインが必要です。数十年、百年と使い継がれる木製家具を奮ってご応募ください。独創性にあふれた作品をお待ちしています。

国際家具デザインコンペティション旭川(通称IFDA)は、デザイナーや建築家が応募できる中では、一番有名で最も影響力のある家具のデザインコンテストだと言えます。主催は国際家具デザインフェア旭川開催委員会。

3年に1度開催され、応募総数が世界中から毎回700以上集まり、現役のプロのデザイナーや建築家が参加するため、レベルが非常に高いです。一次審査で25名が通過し、本審査では3名の入賞が選ばれます。最高賞金は300万円。


②飛騨の家具®アワード 家具デザインコンテスト(毎年7月)

歴史と伝統の古都である飛騨・高山の「飛騨の家具®フェスティバル」は、昨年に続き、木製品のデザインコンテストを開催します。伝統を生かしながら未来への「伝統を育む」ため、国産材を用いて飛騨の技術によって作る新しいデザインを公募し、製品化を目指します。

主催は協同組合 飛騨木工連合会であり、家具産地である飛騨で開催されるデザインコンペです。若いデザイナーが活躍できるような場を提供し、飛騨の技術でそれに応え、切磋琢磨し製品を世に出していくというのが目的になっています。

毎年開催され、応募総数が200以上集まり、海外からも50以上応募し、レベルも非常に高いです。最高賞金は30万円。


③木材を使った家具のデザインコンペ(毎年8月)

私達の地球には多くの森が散在しています。日本にも国土の約70%、森が存在しています。森の木々から、住まいや家具などに使われるまでには、伝統的な匠達の知恵が活かされています。そして、そのプロセスと技術からエコ文化の土壌が創られてきました。この豊富な資源を活用する手立てとして、培われた技術にデザインの力を加えて、広く世界の人々に知ってもらえるオリジナル性の高い、高品質な製品づくりを目指したいものです。

主催は、公益社団法人日本インテリアデザイナー協会。家具のデザインコンペでは珍しく、地場産業が関係していないので、地域性が絡んでない木材を使った家具を提案できます。4名の入賞と10の入選が選ばれます。最高賞金は30万円。


④家具デザインコンテスト(毎年12月)

家具デザインコンテストは今回で9回を迎え、我々の思想と共鳴する提案的な家具デザインの具現化に挑み、過去コンテストの計10作品は商品化され世界へ羽ばたこうとしています。
当協会の活動拠点である大分県は、九州地方の東部に位置し、東は豊後水道を隔てて四国と向かい合う穏やかな地域です。この地に住んだ先人たちは豊後国大分の風土と深く向き合いながら暮らしてきました。この地で育まれた産業はこの地の素材を使い長い年月をかけ丁寧に積み上げられ、磨かれ、我々が生きる現代へつながっています。

主催は、NPO法人日本総合デザインサポート協会で、つまり大分県の組合です。テーマ選択制で、大分県の産業の技術を用いたインテリアのデザインが求められます。一次審査で10名が通過し、本審査では3名の入賞が選ばれます。最高賞金は30万円。


こちらでサポートして頂いたものは、日本の伝統工芸・モノづくりのために使わせて頂きます。