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デザインコンペの赤本

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プロダクト系のデザインコンペについて「傾向と対策」を書いていきます。主にボツ案、たまに入選案を載せたりもします。
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オススメのデザインコンペ 海外編

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、海外で開催される、国際的なデザインコンペを3つ紹介します。Red Dot Design AwardやiF Design Awardなどのデザインアワードなどではなく、コンセプト段階や製品化前のアイデアを応募できる、所謂デザインコンペになります。 国内のデザインコンペとの、違いは大きく4つあります。 ・英語での応募。 ・国際的な審査員、海外の展示に出展できる。 ・既に公開しているアイデアでも応募できることが多い

オススメのデザインコンペ 家具編

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、オススメの家具のデザインコンペ、4選を紹介します。 そもそも家具のデザインコンペは多くないので、これでほぼ全部かと思います。こちらも細かい解説は後々に個別で紹介していくので、今回も一言紹介で行きます。それでは、紹介していきますー ①国際家具デザインコンペティション旭川(3年に1回 10月)「国際家具デザインコンペティション旭川」は、木製家具デザインの未来を示す役割を担い、これまで数多くのすぐれた製品を世に送

オススメのデザインコンペ プロダクト編

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、お勧めのプロダクトデザインのコンペ、10選を紹介します。 おススメするのは、毎年行われるもので注目度の高いデザインコンペです。細かい解説は後々に個別で紹介していくので、今回は一言紹介で行きます。それでは、紹介していきますー ①富山デザインコンペティション(毎年7月)プロダクトデザインなら≪富山デザインコンペティション≫ ここから様々なプロダクトデザインが商品化されています。自分のデザインを商品化し、商品を世

デザインコンペの傾向と対策について

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、デザインコンペの傾向と対策について話していきます。 前回、デザインコンペで、入賞率を高める5つの方法で、「傾向と対策を考える。」を紹介しましたが、この「デザインの赤本」の全体のテーマでもあるので、今回はそれを掘り下げていきます。 この傾向と対策を考えることが有効なのは、毎年開催されるデザインコンペです。過去の受賞作品を考察し、審査員の癖や志向性を読み取ったり、主催企業の方向性や課題、過去のテーマを参考に考え

デザインコンペで、入賞率を高める5つの方法

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 大層なタイトルになっていますが、自分がやっている方法をシェアするだけで、必ず入賞できるわけではないのであしからず。(自分も、めっちゃ頑張って入賞率は5割ぐらいですので。) ① 量が質を生む。 そもそもですが、量が質を生むという考え方があります。この原理は様々な分野にも応用でき、英語のスピーキングも、野球の練習も、数をこなすことによって質(技術)が向上するということがあります。つまりは失敗を早めに繰り返すことで、学びの

デザインコンペ 応募の注意点

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、デザインコンペに応募するときの注意点について話していきます。 何も知らないまま、応募してしまうと失格扱いになったり、後々不利益なこと、不利なことが起きてしまうことがあります。 応募するときに注意すべき点 ①知的財産権多くのデザインコンペでは、以下のような文言が書かれています。 •受賞作品の日本及び世界の全ての国の特許、実用新案、意匠、商標、著作権(著作権法第27 条及び第28 条所定の権利を含む)に関す

デザインコンペの選び方

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、デザインコンペの選び方について話していきます。 前回デザインコンペの調べ方について書きましたが、プロダクトデザインだけでも、年間100以上のデザインコンペがあります。そのたくさんある中で、どのコンペに出すか迷いますよね? そんなときに、以下の要素を基準に選んでみると良いかも知れません。 ①商品化プロダクトデザインのコンペでは、受賞作品を商品化を目的にしているところもあります。その場合、そのまま仕事として商

デザインコンペの調べ方

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、デザインコンペの調べ方について話していきます。 友達に教えてもらう、学校の掲示板を見る、SNSで探す、ググる、などの方法がありますが、一番簡単な方法は「コンテスト情報サイト」で探すことだと思います。 時間をあまりかけずに情報が勝手に集まってくる環境を作るのが大事で、その意味でもこれらのサイトを毎日巡回するだけで良いので、楽です。 ということで、お勧めのコンテスト情報サイトを紹介します。 国内のコンテスト

デザインコンペの活用方法(メリットとデメリット)

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今回は、デザインコンペの活用方法について話していきます。 まず、「デザインコンペに出したいなら出せば良いし、出したくないなら出す必要は全くない。」と思っています。 ただ一言付け加えるなら、まだ仕事のない若手や学生の方はデザインコンペには積極的に出していった方が良いとは思います。デザインコンペは一つのチャンスであることは間違いないので、挑戦する価値はあります。 一方で、プロのデザイナーであれば、クライアントワークで

「デザインコンペの赤本」 目次一覧

皆さん、こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 皆さんは、デザインコンペに出していますか? 自分は学生のころから結構出していたのですが、今回数えてみたら5年間で約150のデザインコンペに応募していました。年平均で30出している計算になり、作品数で言えば500案近くも出していました。応募している数、もとい落選している数でいえば、個人では日本トップだと思います。 ということもあって、デザインコンペに関して言えばちょっと詳しい自負があるので、お勧めのコンペの紹介や、自

デザインコンペでアイデアが被る問題

こんにちは。 プロダクトデザイナーの三島です。 今日はデザインコンペの話をしたいと思います。学生のころから色々なコンペには参加し入賞させて頂いているのですが、コンペには良い面も悪い面もあります。良い面もたくさんあるのですが、今回ちょっと取り上げたい話題があるので先にこのことについて記事を書きます。 コンペに参加している皆さんの中には、こんな経験はありませんか? ・過去に落選したアイデアが今年入選している。 ・今年自分が出したものと似たデザインが入選している。 ・既に発表