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思い返せば色々あった

こんにちは!

「いいね」が一つも付かない事に
定評があるこのnoteですが、
不思議なことに定期読者がいるようなので
今回も頑張って書いていきます。

ところで、
(By the way,)

僕がギターを弾いているバンドF.WALTが
(Rock Band F.WALT , in which I play guitar)

近々新譜をリリースするわけですが
(will be releasing new E.P. soon)

今回からステージネームを変える事にしました。
それが「TAIOSIN」になったわけです。

言うまでもなく、僕が大好きな
アメリカのバンドSAOSINからもじりました。

今回のEPを作るにあたって、
僕は約2年間に及ぶ制作期間中
自分自身と向き合い続けました。
どんな音楽が好きだったか。
どんな事を表現したいのか。
どうして僕は小栗旬じゃないのか。

そういう風に自分を見つめ直していると、
色んな事が思い出されました。

母の影響で幼少期は宇多田ヒカルなど
JPOPを聴き、
中学生になりバンド好きの友達から
BUMPを教えてもらった。
彼に観させてもらった
埼玉スーパーアリーナでのライブ映像が
衝撃的だった。
ステージ上のたった4人の人間が、
目の前にいる何万人もの人を熱狂させている。

「こんな事をしている場合じゃない!」
当時、アコギをポロンポロン弾いて
弾き語りのような遊びをして
満足していた僕は、
強くそう思ったのでした。

高校では軽音部に入りたかった。
しかし、ほぼ秋田県境にある山形県の
ど田舎の高校にはそんなものは存在しなかった。
ならば作ってやろうと、人を集め申請したら
顧問になれる先生がいない
という事で却下された。
この時からだった。
人に中指を立てるようになったのは。

それでもTAIOSIN少年は諦めなかった。
雨にも負けず、風にも負けず、
部屋の中でギターを弾き続けた。
すると、チャンスが訪れた。
高校二年生の9月、学校から
文化祭でバンドやって良いよというお達しが
来た。
ハレルヤ
小粋なシャッフルビートのリズムで
スキップしながら帰った。
早速人を集めてバンドを組んだ。
アジカンや銀杏ボーイズの曲を
演奏する事になった。
何とも高校生らしい選曲である。
素人の集団だから、何度全体練習をしても
一向にまとまらなかったが、
そんな事は関係ない。
バンドで音を出している時間が
最高に楽しかった。

本番も近づいてきたある日。
僕は耳を疑った。
文化祭でバンドやりたいという人が
思いの外集まり、三年生のバンドで
枠が全部埋まってしまったのだ。
呆然としていると、サッカー部の先輩が
近づいてきた。
(必ず何かしらの部活に所属しなければ
いけなかったので、一年だけサッカー部に
在籍していた。)
彼は文化祭でステージに立つ三年生バンドの
メンバーだった。
その男は僕にこう言ったのである。

「お前ら二年生は来年の文化祭があるから、
来年頑張れよ(笑)」

TAIOSINは激怒した。
必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと
決意した。
TAIOSINには政治がわからぬ。
TAIOSINは、村の牧人である。
ギターを弾き、猫と遊んで暮らしてきた。

ならば、
今まで練習して来た時間はどうなる?
来年必ず出来る保証は?
夏休み中1日も欠かさず育てた
俺のFCバルセロナは?


暴走した初号機だった。
あまり詳しくないからググったが
パチンコしか出てこない。
ふざけるな。
もてあます怒りをenterキーに叩きつけ
Youtubeを観ていると、
マスクを被った不気味な集団を見つけた。
どうやらバンドのようである。
再生してみる。



怒り狂ってる人間がいた。
これだ。
これを求めていた。
それまで聴いた事のない重低音。
歌とも分からない叫び声。
恐らくサビのようなパートでひたすら
「人間なんてクソだ」
と叫んでいる。

次の日から僕は
「人間なんてクソだ」
と叫ぶマシーンになった。
人類の反撃はここからだ。

それでは聴いてください。
SLIPKNOTで、[People = S**t]



あれ?
SAOSINは?



8/6F.WALTワンマンライブやります!
@f_walt_jp

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