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Tailor Works事例#2 北陸銀行|地域を越えた「知の探索」は有効な武器

株式会社テイラーワークスが運営するコミュニティプラットフォーム「Tailor Works」。地域ビジネスユーザーのネットワークを広げ、地域サステナビリティの実現を目指しています。

このマガジンでは、すでにご活用いただいているコミュニティオーナーへ、導入のきっかけや使ってみた感想などについてお話を伺います。

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北陸銀行 コンサルティング営業部 野崎 栄治さん
野崎さんは、コンサルティング営業部のビジネスマッチングチームに所属し、北陸銀行のお客様の本業同士を結びつける支援を行っています。その他にもコンサルティング営業部には、M&A、経営コンサルティング等のチームがあり、お客様の課題を解決するため、日々業務に取り組んでいます。
同行は、約3,500社の会員が参加する「ほくぎんビジパ倶楽部」を運営されています。この度新型コロナウイルス感染症の影響を受け、オフライン・オンライン双方で会員のコミュニケーションや情報収集の場を提供するためTailor Worksをご活用いただいております。

経営者クラブの活性化、本音の語り合える場を

──コミュニティのご紹介をお願いします。

野崎さん(以下、敬称略):私の所属するビジネスマッチングチームでは「ほくぎんビジパ倶楽部」という経営者クラブを運営しています。会員企業は約3,500社あり、会員のお客様に向けて、セミナーやeラーニング、レポートなどお役立ていただける情報を発信しています。

これまでは運営側からの一方的な情報発信となっていましたが、Tailor Worksと並行して運営することで、お客様側と運営側、お客様同士のコミュニケーションが可能となり、クラブ全体がより活性化することを期待しています。

──Tailor Works導入前に感じられていた課題について教えてください。

野崎コロナ禍以降、お客様が本音を語り合う機会が減ったことです。以前は、セミナーをオフラインで行いながら経営塾や懇親会を開催し、お客様同士のやり取りが活発に行われていました。

しかし、コロナの影響でオンライン主体で運営せざるを得ない状況になりました。Zoomのようなサービスでも、双方向のコミュニケーションは取れなくもないですが、セミナー後に講師の方に個人的な質問をしたり、「実はこんなことで悩んでいるんだけど……」のような本音は、Zoomでは伝えづらいと考えています。

双方向コミュニケーションを、お客様の時間軸で

──Tailor Worksを知ったきっかけは何でしたか?

野崎:広島銀行さんがTailor Worksを採用したというニッキンの記事を読んだことがきっかけでした。とても興味深い記事だったので、私の上司がテイラーワークスへ直接お話を聞きに行きました。

すでにTailor Worksを利用していた広島銀行さんや静岡銀行さん、きらぼしコンサルティングさんは、銀行のなかでも先進的な考えを持っておられる銀行だと認識しています。そのため、「こういった銀行が採用されているサービスには、きっと何か面白い仕組みがあるはずだ!」と思いました。

──Tailor Worksを採用いただいた決め手をお聞かせください。

野崎:各地方銀行は経営者クラブを運営していますが、インターネットの発達によりさまざま情報を簡単に得られるようになったため、わざわざお金を払ってまで経営者クラブに入る動機を確保できていませんでした。

私たちだけでなく、全国の地方銀行が困っていると思います。どうにかして会員企業との関係性を保ち続けたいと思っていたところ、他サービスにはなかった「双方向のコミュニケーション」という価値を持つTailor Worksに出会いました。

この「双方向のコミュニケーション」は、会員企業にとっても私たち銀行にとってもうれしい価値なのではないかと思い、Tailor Worksの採用を決めました。

また、Tailor Worksの良さは、お客様が情報収集したり双方向のコミュニケーションを取るときに、お客様自身の都合の良いタイミングでインプットやアウトプットできることです。

オフライン開催のイベントでは、どうしてもその場限りのコミュニケーションとなってしまい、同じような課題について話し合う場を設定できませんでした。しかし、Tailor Worksを利用することによって、イベントやセミナーのアーカイブ動画を視聴したり、その動画のなかで気になる点をチャットで質問したり。お客様の時間軸で活動できることはとても良いと思いますね。そのようにして、コミュニティが盛り上がることを期待しています。

──ほかにも貴行ならではの決め手もあると伺いましたが、どういったものでしょうか?

野崎:私たちがほかの地方銀行と違うのは、営業範囲が広域であることです。

本店は富山にあり、北陸三県の富山・石川・福井が主な営業エリアとなっています。加えて、北海道に20数店舗、関東に6店舗あり、営業範囲がかなり広いです。

広域で営業するとなると、オフラインでセミナーを開催する場合は各地域で実施する必要があります。地域を越えて開催する場合はオンラインで開催し、その際はTailor Worksを活用するのが良いと思いました。

新しい知見を日本全国で探し、深堀りする

──今後の展望をお聞かせください。

野崎:「ほくぎんビジパ倶楽部」の会員企業の皆さんには、私たちのコミュニティだけではなく、全国の面白いコミュニティへも積極的に参加して、さまざまな情報を吸収してほしいと考えています。

先日、早稲田大学ビジネススクールの入山先生の講演で「両利きの経営」のお話を聞きました。この両利きの経営には、2つの要素が重要視されています。

1つ目は「知の探索」です。これまでの革新的なビジネスモデルは、すでに世の中にある知と知が組み合わさって生まれています。何もアイデアのないところからイノベーションが起こるわけではありません。そのため、どのような知があるのか探し続けることが大切です。

狭い地域のなかだと似た考えを持った人が集まりがちなので、新しいイノベーションは起こしにくいです。しかし、そんなときにTailor Worksを活用すると、今まで関わらなかった地域や業種の方々の新たな知の探索をする(ビジネスヒントを得る)ことができるので、Tailor Worksは非常に有効な武器になると思います。このように知の探索をすることで、私たちのお客様と一緒に地域にイノベーションを起こしていきたいです。

2つ目は「知の深化」です。いろんな知と知を組み合わせて、「これはいけるぞ!」と感じたところを深堀りすることも必要です。新しい知見を日本全国で探し、深堀りする。そのためにも、お客様には狭いコミュニティではなく、さまざまなコミュニティに積極的に参加していただきたいですね。

──最後に、Tailor Worksを検討している方にメッセージをお願いします。

野崎ネットワークは広ければ広いほど、相乗的な効果が出ると考えています。地域にはその地域ならではの悩みがあると思いますが、ほかの地域の方やいろんな立場の方が参加するTailor Worksで悩みを共有することで、新しい考えや解決策が生まれると信じています。皆で知見を作りあげていきたいので、ぜひとも私たちと一緒にTailor Worksにご参加いただきたいです!

──野崎さん、ありがとうございました。北陸銀行のオンラインコミュニティにご興味のある方は、こちらよりご覧ください。

※Tailor Works公式サイト内の事例記事を再編集のうえ、掲載しています。