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【色々】カラーコレクション・さをり織りで見る色

手織り生地は全て一点物。
そうなると時々「この色でこの形が良かった!」なんてことも…
反物それぞれのイメージを膨らませ商品を作っていますが、
一点物の作品は一期一会、なかなか難しい問題ですね。

また〇〇色と一概に言えないのがこのさをり織り
場所によって全然色が違うということもあるのですが、
織りの中のどの色に注目しているかも、これまた人それぞれ違うんですね。

「これ何色に見える?」と聞くと
「赤!」「私は紫だと思う」「縦糸に黒があるから黒かな」
スタッフの中でもこんなに違います。

試しにざっくり色別で分けてアイテムを見てみると・・・

さをり織りのピンクは華やかでかわいい雰囲気がいっぱいです
海のような空のような様々な表情を見せる青
秋に色づく山のような、様々な色が混ざり合う
鮮やかさも深さもある様々な緑
還暦のお祝いにもぴったりな赤のコレクション
黒って300色あんねん

〇〇色、と一口に言っても、様々な色があるんだなぁとしみじみ思いますね。

ときどき「どうして柄の向きを合わせないの?」と言われることもあるのですが、これも言われて初めて「柄…?」
詳しく聞いてみると、お客様は織りの中の黄色に着目して縞模様を見ておられますが、作り手は別の色に着目していて黄色を柄と思っていなかった…
なんてこともあります。

本当に人それぞれ、見る所も、見方も違うんだなぁ
その違いがあるということにすら無自覚でいるんだなぁ、と
考えさせられる織り物です。

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