人の置かれた環境

僕の住んでいた街にはイトーヨーカ堂というスーパーがあり、そこはイトーヨーカ堂というスーパーの記念すべき一号店という店舗だったが、食料品以外の売り上げの低迷で閉店し、一号店だからか、去年一階と地下をイトーヨーカ堂、それ以外をマンションとして復活を果たした。


つまり僕からしたら人気のないお店の象徴が、イトーヨーカ堂なのだ。


しかし小金井エリアに越して驚いたのは、イトーヨーカ堂が大盛況だということ。
話しには聞いていたが、それ以上で、駐輪場からの出口にも列ができるほど。


正直イトーヨーカ堂しかないからそこで買うしかないのだと思っていた。
しかし越して二日目。
早くも僕もイトーヨーカ堂が好きになってしまった。


人は環境によって、欲望が変化する。
環境が変化する前に想像したり、予想することは、変化のあと実際には役に立たないことが多い。
それは実際に変化した環境にいないので、欲望が何かわかっていないから。


未来で欲望が叶うように動くより、叶えたい欲望が欲しくなるように環境を変える方が、人にはもしかしたら負担が少ないのかもしれない。

置かれた環境に「適応する」ということが人の身体には、精神には染み付いているものだから。


今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
身体の『とりあえず死なない方向』でって、舵取りするところが好きなんですよね。


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