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自分の夢を将来の現実として可視化 持続可能なアプローチとは②

SNSではありがたいことに毎日のように「気をつけろー!!!」と言ってくれる。「何か対策をしろ!!」と注意換気をしてくれる。少し過激な発言で注目を引く作戦があるとは言え、いやいやまさにその通りだなと思うことが多い。

少しずつ環境は変わっている・・

アメリカの人気トーク番組「TED」の日本収録版に男性日本人が登場してきた。日本語でスピーチが始まった。彼は北海道で生まれ育った。第二次世界大戦後、日本が負けて、北海道の一部が外国に占領されて、そこで彼の祖母がもっていた貯金は価値を失った。

そこで彼の祖母が言っていたのは「お金(通貨)なんていざとなったら何の価値にもならない。お金を貯めても何の足しもならない。お金があるなら本を買って読んで頭の中に知識を貯めたほうがいい」と話していたと。

これは物語や小説の話ではなく、日本で実際にあった話なのである。どのような形であれ、お金は価値を失うことがあるということを自覚しなければいけない。

この頃、SNSでも最もポピュラーな話題は「円の価値が失墜する」ということ。確かに昨今1ドル160円の時代は1ドル80円の時代から見ると半分の価値になってしまった。また、インフレも急速に進んでおり、お金の価値を減らしている。

新NISAの政策は何の効果もない

新NISAで多くの人が投資を開始したが、多くの人が投資している先がアメリカの株である。日本の国内企業の株にはお金は回っていない、多くが海外の株式市場に回っている、そして、そのお金が円として帰ってこない状況だ。

新NISA経由の購入額は三菱UFJアセットマネジメント「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」の3142億円、同じシリーズの「米国株式(S&P500)」の2464億円が上位。投信購入ランキング上位10本のうち9本が全世界株や米国株で運用する指数連動型の商品。日本株ファンドや高い収益を狙うアクティブ投信は人気薄だ。

日本経済新聞 2024年2月

上記の通り、新NISAは政策であるが、結果的に円安を加速させているという説もある。しかも、その資金が日本に戻ってこないことになると、国内にお金が回らなくなるので益々景気に対してブレーキとなる。

近頃、YouTubeで、森永卓郎さんが今の日経平均は将来的に3000円になると明言していた。実は、コロナの直前の2019年の末に森永卓郎さんはラジオの番組で自分の株式を売ったと話していたのを耳にした。理由は、当時の株式も非常に割高になっているというこが理由だ。

その数ヶ月後、コロナでパンデミックになった。株価が一気に暴落、森永卓郎さんはパンデミックを知っていたのであろうか、結果、株は暴落したことには間違いがない、当時とても鋭い人だなと思ったのだ。(そもそもコロナのことをもっと前から気付くこともできたので偶然ではない気も)

投資というのはある意味、知っているか、知らないか、の世界ということもできる。知らないと損をするし、知っていれば得をする(損を回避できる)というものだ。当時、コロナのこともっと前から知っていた人は大勢いたはずだ。

不動産価格が下がっている事実

株価暴落の足音が聞こえてくる、全ては目の前の仕事の状況が物語っている。今、不動産がなかなか思うように売れなくなってきている。私もクライアントの不動産の売却案件を預かっていて、只今、売却している物件もあるが、ここ数ヶ月、なかなか売れない状況が続いている。

3年前~2年前であればすぐに買手がついただろう。今は、他の事例を見てみても、なかなか買手がつかない状況が散見される。振り返ったら誰も買う人がいない、正にリーマンショックの前夜のようだ

不動産オーナーでも嗅覚が効く人であれば、少し先取りして価格を下げる。実際、そのような(時代の流れを先読みする)オーナーができていている。つまり、価格が下がり始めているのだ。この状況はまだ全くニュースになっていない。

これら株も不動産も高値圏にある中、どうやったら資産を増やすことができるのか、いろいろと考えることが必要だ。まさに、知っていれば助かるが、知っていなければ助からないサバイバルゲームだと思う。

まずできるだけ情報を仕込むこと

一旦、多くの情報を拾っていくべきだろう。真の情報には一貫性がある、真の情報は時間を経ても変わらない。SNSでもいい、人からの話でもいい、書籍からでもいい、一旦は情報を仕入れていこう。

多くの情報から9割は捨てていく、嘘の話が多いのと、自分の資金力をもって対応できる話(プロジェクト)も限界があるからだ。

NOTE
投資情報はどこから拾うのか
・新聞や雑誌などのマスメディア
・書籍や証券会社の個別ニュース
・YouTubeやブログなどのSNS
・口コミ情報(友人など)
・富裕層などの社交場

この中で、一番真実であり、一般庶民の耳に入ってこないのは富裕層などが持っている情報だ。富裕層にはいろいろと情報が舞い込んでくる、それらは一般庶民の常識とは反対なものが多い。

金の高騰や仮想通貨の高騰は、かなり前から富裕層の間では常識的であった。従って、価格が安いうちに大量に仕込んでいる富裕層は多い。コロナ渦やパンデミックなどに対する情報も富裕層独特のものであった。

一般庶民はこれらの情報に触れることは皆無であるが、唯一情報を又聞きできることがある。富裕層と言っても例にもれず若い綺麗な女性を好む。彼らはいつもそのような女性と食事をしたり会話をする機会を作るのだ。

つまり、こちら(一般庶民)もそのような女性と食事など会話をすると、富裕層から聞いたことを惜しげもなく話してくれるのだ。私もそのような機会があり、今の仮想通貨への投資を始めた。

YouTubeでも、そのようなインフルエンサーが富裕層基準の話をしてくれる番組がある。是非参考にしたい。

1点買いこそ最大パフォーマンス

よくポートフォリオというが、それは大金持ちで、自己資金をいろいろな種類の資産に振り分けることができる人(余裕のある人)だけが行える投資スタイルなのだ。小金持ちは十分なポートフォリオでは資産形成はできない

賢い人は教科書通りにポートフォリオを意識するだろう、自己資金を細分化して分散投資を行っていく、これはこれで正しい。しかし、大きく財産価値を伸ばしたい時は「一点買い」の方が大きく前進できる。

「一点買い」と言っても、やみくもにお金を賭けることを意図としていない、「一点買い」にたどり着く過程が最大のリスク防御になる。

友人であまり有名ではない仮想通貨を購入した者がいた。仮想通貨については自分もそれなりに精通しているつもりであったが、コインの名前を聞いたときに、どのようなコインかは分からなかった。但し、日本の販売所で取り扱っていたのだから一応上場しているものだ。

私はビットコイン中心に仮想通貨を買っていた。今年になって仮想通貨は上昇した、私のビットコインも2倍弱まで上昇した。しかし、彼の買ったコインは・・・なんと8倍に跳ね上がっていたのだ

彼は仮想通貨については「1点買い」で大きく資金を投入していたので、短期間で含み益は数千万円になったのだ。いろいろ言っても、その有名ではないコインに「1点買い」をした彼の勝利なのだ。彼の手法は間違ってはいなかったのだ。

勿論、「一点買い」にはリスクを伴う、一般的にはやめておいたほうがいいと言われるが、そもそも資金がなくなることを恐れるのであれば投資はやめておいた方がいいだろう。

自分で責任が取れる範囲内で投資している段階でリスク分散をしている。それに加えて、ポートフォリオの名のもとにリスク分散をしてしまうと、リスク分散を2重に行うことになる為、効率は下がってしまうだろう。

インフレ不況は知らぬ間に来る

投資は10年とか20年単位で考える、価格や価値はすぐには上がっていかない、少しずつ動いていくのだ。しかも、上げ下げを繰り返しながら上がっていくのだ。今から10年後、日経平均は8万円の可能性もある。

今、間違いのない事実としてインフレがある、インフレは戻ることはない、それどころか今後益々インフレは続くだろう(ハイパーインフレ)。近い将来、ランチの外食には普通に3000円を使う時代が来るだろう。

資産バブルは続く、株も不動産の価格も更に上昇していく、資産家だけがどんどん大金持ちになっていく。今の経済の最大のリスクは、貧富の格差なのだ。資産を持たいない人は枯渇していく。

インフレでも個人の給料は上がっていないので、いつまで経ってもの個人消費が伸びない。個人消費が伸びないと経済も失速する可能性がある。

20代の若者は年収が約400万円〜500万円であり、月々の手取りは30万円弱と推測される。東京都内の単身者用の家賃は水光熱費を含めて15万円と推測すると、残りの可処分所得は約15万円ではなかろうか。

食費を5万円とみると本当に使えるお金は月10万円程度だ。美容院や洋服など仕事に伴う出費を除けば月々数万円しか残らないのが現状なのだ。これに趣味などがあれば出費は加わる。この試算はまだそれなりに所得がある方の若者であるが決して満たされているとは言えない。

この所得水準で結婚や出産を乗り越えられると感じる若者が何人いるだろうか。企業業績は決して悪くない、企業に溜まっている余剰資金は空前の規模に膨れ上がっているのに、個人は貧乏のままなのだ。

企業業績がいい根底には、人件費を削り、下請け業者へのコストカットを徹底した結果もあるのだ。これらは株主を喜ばせる以外に何もなく、従業員や下請け企業は泣いているのだ。正に、企業業績が良くなれば給料が上がるというのは嘘なのだ。

どうしたら勝ち組になれるのか

問題は、このような状況下のなか、どうやったら勝ち組に行けるかだ。勝ち組に行くには、とにかく「したたか」でなればいけない。若者はお金はないが、将来的に渡って時間はたっぷりある。

毎月3万円だけでもコツコツ投資に回していくとしよう、30年も経てば単純計算で1080万円となるが、累積していく途中で評価額も上がっていくので、おそらくこの倍にはなっていると推測する。

20代が30年経つと50代となる、この時点で1000万円近い金融資産があるのは心強いだろう。仮に評価額が上っていれば2000万円近くにはなるだろう。

実際は、給与も上がっていくので、毎月の追加投資額も上がっていくだろうと思うが、欲張らずにとにかくコンスタントに続けることを考える。

自分で続ける仕組みを考えること

また、そのために日記(メモでいい)も併せて記載していく。人間はとてもいい加減な生き物だ、持続することが一番難しいのだ。簡単なことでも続けることが一番難しいのだ。従って、日記で意識付けをする。

毎月3万円は毎日続けることではなく、月1回であり、この月1回を何年も継続させることである。はたしてハードルが高いであろうか。

例えば、無駄使いはしないと心に決めても、どうしても無駄使いをしてしまう。ではどうして無駄使いをしてしまうのか、答えは簡単で、自分の中で無駄使いを許容できる仕組みが構築されているからだ。

常にお金を引き出せる、クレジットカードがいつでも取り出せる、いつもネット通販を見ている自分がいる。これらの無駄使いシステムを見直す必要がある。どうすればいいかはお分かりだろう。

自分の場合は日記(メモ)をコンスタントに記載している、日記には「今週の月曜日、火曜日、水曜日はまっすぐ帰る!!!」と飲み会防止の文言を繰り返して記載して、自分に言い聞かせるのだ。

自分にとって一番の鬼門は飲みに行くことだ、飲みに行くと高額な無駄使いをしてしまう。だから、日記に繰り返して自分に言い聞かせてきた。その結果、高額な飲み会(二次会など)は皆無になった。







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