臨場感は何で出来ている?

今日は臨場感について考えます。

臨場感を辞書で調べると、
「実際その場に身を置いているかのような感じ。」
と記載があります。

ではどうすれば臨場感は高くなるのでしょうか?

一つ言えることは、

「経験」は私たちの臨場感を高くします。


一度経験すると、多くの人は出来ると
いう感覚を得て、次に同じような機会が
あれば同じような行動を起こそうとします。

そこで、経験をもとに高まった臨場感について
さらに深めて考えると、
私たちの視野を狭めるものも「経験」と言えます。

経験によって臨場感が上がると
「過去に経験したから、次もきっと同じになる。」
という風に考え、思考力を奪い取っています。

ということは、

「俺は経験豊富な人間だから何でも聞いてくれ!」

という人も中にはいると思うのですが、

「自分は思考力がなくて過去の経験からしか
 あなたに気付きを与えられない、
 どうしようもない知識をさらけ出す人間なんです。」

と言っていることと同じということです。

私の周りの思考力の高い方々は、
質問に対して自身の成功体験を回答にする人はいません。
また、経験豊富などと自分を価値上げしたりもしません。

実績は信用を生みますが、
実績が答えになることはないということです。

一方で、経験が無ければ臨場感が湧かないのか?

私たちの世界は言葉で出来ており、
全ての価値観も言葉で出来ています。

あたかも経験していると思えるほど、
明確に言語化しつくせば、
臨場感を得られるようになります。

言葉で積み上げた臨場感は応用が利きます。
言葉は経験よりも融通が利くということです。


言葉で経験よりも高い臨場感を持てる程の
演繹的な思考力を身につけることが出来れば、
かなり感覚的になりますが、ビジネスは
3分の1くらい成功したと言えるでしょう。

あとの3分の2はまたおいおい書き残したいと思います。

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