見出し画像

奈良「室生寺」参詣録【奈良県・宇陀市】

23年秋の紅葉シーズンを迎える奈良。古くから女人参拝が認められた「女人高野」とも呼ばれる「室生寺」は室生川の上流に位置し、シャクナゲの名所ですが、紅葉もステキなお寺です。室生川沿いや太鼓橋から仁王門本堂にかけて色づき始めた紅葉を楽しみつつ、国宝の堂塔が並ぶ厳かな雰囲気の境内を散策して来ました。その参詣録です。🙂



室生寺

室生寺は、奈良県宇陀市室生にある真言宗のお寺です。真言宗の拠点である高野山は女人禁制でしたが、室生寺には、女人の参詣が許されたことから、「女人高野」とも呼ばれています。奈良時代末期に創建され、平安・鎌倉時代の国宝・重要文化財の建築物が建ち並び、また、国宝級の仏像も有しているため、「仏教美術の宝庫」としても名高いお寺です。境内はシャクナゲの名所(シャクナゲ祭り(4月中旬~5月上旬))としても有名ですが、秋の「紅葉まつり」(10月上旬~12月上旬)にも綺麗な紅葉が楽しめます。🤓


室生寺へのアクセス

電車/バス
 近鉄室生口大野」駅から奈良交通バス「室生口大野駅」~「室生寺前」バス停下車 徒歩5分 / バス運賃:440円(室生口大野駅~室生寺)

「室生寺の所在地」


境内マップ

境内の散策には境内地図が便利です。「室生寺」の公式HPの「伽藍と境内」→「境内のご案内」から参照できます。
また、境内散策ルートについては、奈良県が発行している下記の境内マップ(PDF)が便利です。😉👌

「室生寺・境内マップ」


境内散策(太鼓橋~仁王門~鎧坂)

入山料は、大人:600円です。境内散策は「太鼓橋」からスタート。(大体は奈良県発行の境内マップのルートで回りましたが、一部追加しています)


太鼓橋/室生川に架かる橋です。橋を渡ると室生寺境内になります。」
「室生川沿いの紅葉(手前側)」
「室生川沿いの紅葉(対面側)」
「太鼓橋の先に見える表門
「女人高野 室生寺・表門
三宝杉/実は3本のうちの1本が2022年6月に倒木しています・・・😱」
太鼓橋~表門~受付所へ」
仁王門
仁王門(ワイド)」
仁王門の仁王像
仁王門とバン字池
バン字池/池の形が梵字のバンの形をした池」
弁財天の祠(ほこら)/バン字池にはこの祠に収められた河川の神・弁財天が祀られています」
鎧坂(よろいざか)/夜間ライトアップ用の蝋燭が並んでいます(頂きに見えるのが金堂)」


境内散策(弥勒堂~金堂~本堂付近)

弥勒堂は重要文化財。金堂、本堂は国宝に指定されています。

「趣きある弥勒堂の表札」
弥勒堂/鎌倉時代の建築で、堂内には弥勒菩薩像が安置されています」
金堂/平安時代に建築されましたが、全面の懸造りの高床部分は江戸時代に建増しされました」
本堂/鎌倉時代の建築物で和様[神社向け]と大仏様(天竺様)[寺院向け]の折衷建築です🤓」
軍荼利明王石仏(左)・天神社拝殿(右)」
軍荼利明王石仏の拡大図(ピンボケですみません😓)」
「伝北畠親房の墓・石碑」
「伝北畠親房の墓/北畠親房と室生寺との関係はだとか・・・🤔」


境内散策(五重塔~奥の院)

五重塔は国宝です。奥の院は重要文化財に指定されています。

五重塔と本堂
五重塔/平安時代の建築で屋外にある国宝の五重塔としては国内最小(16.1m)、法隆寺の五重塔に次ぐ古塔です🤓」
五重塔の左奥の石段から奥の院へ」
「振り返ると五重塔が小さく見えます」
「あの赤い橋(無明橋)が中間地点かな?🤔」
「いえいえ、ここから更に400段もありました😱」
「しかもこんな石段・・・」
「でも、石段脇の景色はきれいでした・・・」
「木とか山肌に斜めに立ってるし・・・」
「大分登って来たなぁ・・・🫡」
「おぉ、奥の院までもーちょっとだ!😀」
「わー、清水寺みたいな懸造り😮・・・あと僅かでゴール🙂」
常燈堂(位牌堂)/ゴールも束の間、お堂に見るもおぞましい絵図が掛けられていました😱」
常燈堂からの眺め💛」
七重石塔/平安時代後期の作で 安山岩で造られているそうです」
御影堂(左)/鎌倉時代の建築で弘法大師空海像が祀られています(大師堂としては日本最古のお堂)。(右は御供所)」

奥の院、登り切った時の達成感は最高です。😆お堂から見る景色も絶景で、しばし放心状態で眺めていました。あれだけ苦しんで登って来たものの、辺りを見ると 普通に女性や子供(小学生?)がいるのでビックリ。😮時間の制約で長居もできず、都合10分程で帰路につきました・・・帰りの700段は辛かった😵


感想

参詣当日(11/18)は 雨や雪も降り気温も大分下がりましたが、紅葉が十分に色付くにはまだ早かったようです。それでも、太鼓橋~仁王門辺りでは色鮮やかな紅葉も観られ、秋の雰囲気を味わえました。堂内全て撮影禁止のため、画像アップできませんが、仏像も素晴らしいものがありました。でも、ここで最も強烈なインパクトを受けたのが、奥の院までの石段の上り下りです。五重塔の横からでも500段、一番下からでも700段以上の石段があり、これはきつかった(実は当日に別の神社でも400段の上り下りがあったので・・・)🥴でも、室生寺へ訪れたなら、奥の院には是非チャレンジしてみて下さい。お堂からの眺めは最高ですよ。🙂👍

最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

「今回の散策ルート」


おまけ

この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?