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地方公務員、海外で働く!~生活編(引越荷物郵送)~

 海外で働く機会を得る地方公務員は数少ないですが、実際には世界中の様々な機関に出向しています。私自身もかなりレアですが、ヨーロッパと東南アジア、二度海外赴任を経験しています(ちなみに二度目は現在進行中)。海外赴任は決まったけれど、誰に聞いていいか分からない、どうしたらいいか分からない地方公務員が多いのではないでしょうか?そんな方々の助けになればと思い、このnoteを書きました。同じ地方公務員の方々がひとつでも参考になることがあれば幸いです。

 今回は海外に引越荷物をどのように送るかについて、私がどのようにしたかを書きます。私の場合はあくまで一例ですので、これを参考に自分に適した方法を選んでもらえればと思います。ちなみにこれはタイの場合になります。

1.まずは情報収集をして荷物の量などに合ったサービスを選ぶ
 私は約1ヶ月半前くらいから引越業者さんを探し始めました。赴任が7月だったので日本国内の引越シーズンと外れていたこともあり割とスムーズに予約ができました。もし3月末や4月に赴任だともっと早く準備して予約をした方がいいかもしれませんね。
 今はネットで色々検索できるので、情報収集が楽にできます。「海外 単身 引越」など関連する単語で調べるといくつか出てきます。輸送関係に携わっている知り合いの方にもお聞きしたのですが、海外に荷物を送る場合は引越をメインでやっている企業にお任せした方が安全だとアドバイスをいただきました。
 そういったこともあり、今回、私はクロネコヤマトさんの「海外引越単身プラン」を選びました。

 こちらを選んだ理由は以下のとおりです。
  ・手続きが楽。
  ・荷物が多くなかったため、最小限の量に抑えられる。
  ・値段もそんなに高くない(自分で荷造りするのでその分費用を抑えられる)。
  ・関税手続きもやってもらえる。
 それほど大きな理由ではなかったのですが、自分には合っているかと思いお願いをすることにしました。私の場合は単身でしたが、世帯の場合はまた選択肢が変わってくるかと思います(荷造りなどもやってもらえるコースなど)。

2.荷物を入れながら、リストを作成していく
 海外引越単身プランはWEBで申し込みをすると2~3日後に段ボール、ガムテープ、梱包材などの資材が届きます。結構な量です(笑)。
 ここから少しずつ荷物を段ボールに詰めていきます。私の場合は書籍・雑誌を多く送るつもりだったため、そこから始めました。
 その場合、どの段ボールに何を入れたかをリストに記入していきます。これは梱包明細書を作る際に使います。また、後から何を送ったか見直す際にも必要です。私の荷物は結局3ヶ月後に届きましたが、渡航後は何を送ったかあまり覚えていませんでした(笑)。リストを改めて見直し、足りないものを現地で調達したりしました(荷物の到着は当初2ヶ月後と聞いていましたが、コロナの関係で大分遅れましたけど)。荷物に入れてはいけないものも国・地域によって違うのできちんと調べておきましょう。
 荷造りは、ギリギリまで使うものは残しておき、そうでないものは段ボールに入れていきます。また、実家に引き取ってもらう荷物も併せて準備しました。
 おおよその目途が立ったところで梱包明細書を作成し、決済します。決済の際に荷物引取の希望日を決めます。希望日を決める際は引越業者さんのルールに則って決めましょう。
 ちなみに、荷物の送り先は、まだ引越先が決まっていないので勤務先の住所にしておきました。

3.荷物の引取日、粗大ごみ・資源ごみの日などを確認する
 私はアパートの引き払い日の2日前に荷物の引取をお願いしました。
 それは、粗大ごみや資源ごみの日なども色々チェックした上で決めました。
 引越業者さんから届く段ボールや梱包資材などは余った場合、自分で処理する必要があります。そうすると、資源ごみで出さなければなりません。住んでいた地区の資源ごみの回収日をチェックして、赴任する直前の資源ごみの日に出しました。
 また、布団など粗大ごみも早めにその地区の区役所や回収業者に予約をし、アパート引き払い日の前日&当日に出しました。特に粗大ごみは早く予約をしないと自分の希望日に引き取ってもらえない可能性もありますので、余裕を持って連絡しておきましょう。

4.荷物の輸送と入港
 荷物を引き取ってもらうととりあえず一安心です。何かあれば引越業者さんから連絡があります。
 送り先の住所は後から変更が可能です。荷物が入港する目途が立ったところで引越業者さん(現地支店)からメールが来ます。その際に新しい住所(荷物を送ってほしい住所)をお知らせすれば大丈夫です。タイの場合は関税等の手続でパスポート原本やワークパミットのコピーを渡さなければならないのでその準備もします。パスポートは約4〜5日間程手元にない状況になるので、コピーなど取っておいた方がベターです。また、税関検査料も別途お支払いします。
 その手続きが無事に終われば、あとは荷物が届くのを待つだけです。基本的に日本語でやり取りができるので安心です。

5.荷物の引取
 荷物を引き取る日を決めます。日本と違って、基本的に午前と午後しか指定ができません(笑)。私は半日夏休みを取って荷物を待ちました。
 引越業者さんには部屋まで運んでもらえるかも予め確認しておいた方がいいでしょう。国・地域によっては玄関先までしか運んでもらえない場合もあるかもしれません。アパートによってはエレベーターがない場合もあるので、最後の最後まで気が抜けません。
 荷物が届いたら荷ほどきです。殺風景な部屋が少し賑やかになると気持ちも明るくなりますし、日本語の本や雑誌を見るとホッとします。

 これでようやく引越が終わりです。
 引越って手間も時間もかかるので大変ですよね。でも、準備をすればあとはスムーズですので、なるべく早めに手を付けて余裕を持って進めていきましょう!

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