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「噛めば噛むほど味が出る」予実管理SaaSの魅力について

こんな方の参考になれば

  • DIGGLEのプロダクト領域に興味がある方

  • プロダクトマネジメントの仕事に興味がある方

  • toB SaaSのPdMに興味のある方

はじめに

はじめまして、DIGGLEでPdM(プロダクトマネージャー)をやっている本田です。
DIGGLEには2022年8月に入社し、1年間が経ちました。DIGGLEでは2022年4月頃よりプロダクトマネージメントチームが立ち上がっており現在3名で日々推進しています。
DIGGLEの事業領域である「予実管理」は人によってはまったく関わらないものかと思います。(私も入社するまでそうでした)
予実管理SaaSという領域は実はめちゃめちゃ奥が深く、とても面白い領域です。今回はPdM視点でその魅力を伝えられたらと思います。

DIGGLEとは?

初めにDIGGLEについて紹介させてください。
DIGGLEは「Dig the Potential テクノロジーで、企業の成長可能性を掘り起こす。」ということをミッションに、「予実管理SaaS」を提供するサービスを行なっています。

トレンド的な部分でいくと、いわゆる「DX」という領域のサービスでもあり、まさに今「激アツ」な市場になっています。

そもそも予実管理とは?

予実管理SaaSのについてお話しする前に、予実管理について説明します。

予実管理というのは、一般的に管理会計の中の一つの手法として用いられているものです。
一文でまとめると
「会社の予算(目標)と実績をなるべく近づけるための管理」
と言えると思います。
もう少し詳細に書くと事前に目標として決められた会社の利益(売上-原価)である「予算」を「実績」として達成するために行う管理手法です。

少し安直ですが、家計簿アプリの企業版と考えていただくとわかりやすいかもしれません。
家計簿をつけたことのある人であれば、「家計簿なんてわざわざSaaSでやらなくてもいいじゃないか」というように見られる方もいると思います。

しかし、上場企業や、会社規模が100人以上1万人以上になってくると、同じ財布を管理することになるとさまざまな課題が出てきます。

予実管理の一般的な課題としては以下のような例が挙げられます。

<一般的な予実管理の課題例>
1. エクセルのバケツリレー:
多くの大企業では、予実管理のデータをExcelで扱っています。しかし、部署間でデータをやり取りする際に、情報が断片化したり、誤りが入り込む可能性が高まります。このような「バケツリレー」状態は、正確な分析や迅速な意思決定を妨げる場合があります。
2. データの遅延:
大企業では多くの部署やプロジェクトがあり、それぞれからのデータを集めるのに時間がかかることが多い。これが予実管理の精度を下げる要因となります。
3. 複雑な組織構造:
多層にわたる組織構造での情報共有は困難であり、それが予実管理の効率を落とす場合があります。
4. 変化への対応:
市場環境や内部環境が急速に変わる場合、予め立てた計画(予算)がすぐに古くなってしまうことがあります。そのような状況下での柔軟な予実管理は一層の課題となります。
5. コミュニケーションの障壁:
部門を跨いだ予実管理を行う場合、異なる部署やチーム間でのコミュニケーションが不足すると、全体としての効率が悪くなる可能性があります。

Chatgptより生成したものを編集

会社が大きくなればなるほど、以上のような課題がヒットする可能性は高い一方予実管理を会社として、適切に行うと「経営の意思決定」にダイレクトに好影響を与えることができます。

踏まえた上で、DIGGLEの面白さとは?

1/「予実管理/管理会計」というドメインの面白さ

ビジネスモデル、組織体制によってベストな予実管理が異なる

予実管理領域には、財務会計と違い法律等規制によってやり方が決められているものはほとんどありません。
よって、各社が独自方法で予実管理を展開している形になっています。

各社の予実管理はビジネスモデル(例.収益とコストの関連性、投資モデル)や組織体制(例. 事業部型、職能型)あるいは会社のカルチャーによって変化します。それに伴い、予実管理の業務フローもそれに最適化する形で企業独自で発展している形になっています。

各企業のベストな予実管理を実現するためには、ビジネスモデルや組織構造を俯瞰して分析を行い、「経営の成長に寄与するドライバーはどこか」を探し、組織内に実行をさせていく必要があると言えます。

予実管理と向き合っていくことは、世の中にある様々なビジネスと正面から向き合うことだと思っており、特に経営などに興味のある方にとっては奥深い世界だと思います。


2/「DIGGLE」というプロダクトの面白さ

予実管理というカスタマイズ性の高い領域で、SaaSの形で汎用性のあるプロダクトに落とす

先ほどの内容で「予実管理の業務フローもそれに最適化する形で企業独自で発展している」と書きました
これを踏まえると、「DIGGLE」というプロダクトは予実管理というカスタマイズ性の高いドメインをどのような企業でも汎用的に使えるようにプロダクトの体験に落とすことが重要なポイントになります。

この性質が「DIGGLE」というプロダクトの特性的な難しさであり、プロダクトマネージャーとしての面白さになっていると思います。

実際の現場でも、Aというお客さまの運用だけに合わせた体験を作りにいくと、Bというお客さまの運用にまったく合わないというケースはよく見られます。

このようなケースでは、「欲しい機能を明らかにするのではなく、解決したいペインを明らかにする」ことを実践することでなるべく「最大公約数」を見つけ出せるようなソリューション提供を考える必要があります。

上記を正しく実践することは非常に難しく、まだまだ力不足を感じることも多いのですが、「噛めば噛むほど味が出る」ような面白さを感じています。

ノーコードデータベース x バージョン管理 x ETL x BI が掛け合わさったパワフルなプロダクト

「DIGGLE」の単体プロダクトの中は実は複数の細かいプロダクトに分けることができると思っています。

ノーコードデータベース
- 予実をUI上で管理し、社内でコラボレーションできるプロダクト
バージョン管理
- 複数の予実シートを同時に管理できるプロダクト
ETL
- 外部のデータ(例.会計ソフト,Excel)をデータベース上に反映するために変換するプロダクト
BI
- 大規模なデータを高速であらゆる軸で可視化をするプロダクト

このように「DIGGLE」では「機能」として置かれていますが実は小さなプロダクトの集合体が「DIGGLE」であるという様にも見れると思います。

各機能は、それぞれ「大事にするべきこと」が異なります。そのため、仕様などの検討においても考慮する点が変わってきたりします。
例えば、ノーコードデータベースの性質を持つ機能では「企業のあらゆる種類のデータを格納しやすい」といった点が重要になります。
一方で、BIの性質を持つ機能では「高速で表示させるための、データの持ち方」が重要になり、データの拡張性とデータの表示最適化をプロダクト内で両立させていくようなプロダクト作りが必要になります。

これらの性質の異なるプロダクトをそれぞれ成長させていけることが、「DIGGLE」のプロダクトの面白さであり、同時に難しさだと思います。

「DIGGLE」のプロダクトの今後について

今後についても少しだけお話ししたいと思います。
先ほども書いたように「DIGGLE」のサービス領域である予実管理というのはまだまだ確固たる手法が確立されていなく、カスタマイズ性の非常に高い領域になっています。

DIGGLEでは、このカスタマイズ性の高い領域で「これがベストな予実管理だ!」というもの、いわゆるデファクトスタンダードを作っていき、それを実現できるSaaSになりたいという理想を持っています。

これはまだまだ海外の先行しているSaaSでも実現しきれていない、高い目標だと思っています。
しかし、「Dig the Potential」というビジョンの通り企業の可能性を最大限に掘り起こすためには、達成しなければいけないことだと思っておりその実現に向けてやっていきたいと思っています。

最後に

人が足りません!!!(マジで)PdMもデザイナーもエンジニアもプロダクト全体で全力採用中です!!!

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