作り置きおかずを始めて1ヶ月。自粛の中でも僕が包丁を握る理由
僕の本業であるケータリングは、他の飲食業より影響を受けるのが早く、2月半ばには3月の売上が激減するのは明らかでした。
初めは日頃ゆっくり読めない本を読んで過ごそう、などと考えていたのですが、予想以上のキャンセルに危機感を感じ、何かできることをと動き始めたのが2月末。食事を食べてもらいながら、整体も体験してもらえる企画を始めました。
ただ、送別会、年度末の納会など、書き入れ時が白紙になった分を補えるはずもなく。この頃はまだ補償の話はおろか融資枠も限定されていたのでいよいよ運転資金の底が見えてきました。
そんな中始めたおかずの作り置き。きっかけは家庭へ伺い、冷蔵庫にある食材を使って作り置きのおかずを作る、というものでした。
僕のケータリングのお客様は早い段階でリモートワークに切り替わる方が多く、業務の傍らで子育て・調理の同時進行が大変という声から、クール便で配送して温めるだけで食べられる料理というのは喜んでもらえるのではないか?と思い、3月20日に第一便を発送しました(その時の話はこちら)。
初めは金曜発送でしたが、在宅勤務でいつでも受け取ってもらえるので、今では月・水・金曜に発送しています。
今、自分にできることを考える。
3月下旬になると、フードロス削減に向けた活動をしているのもあり、生産者さんや仕入れ業者から、期限切れになりそうな食材の話が急増しました。
少しでも僕にできることを。
期限切れになりそうな食材を買い取って、その時集まる食材でメニューを組んで調理する。フーディストリンクの作り置きセットにはサルベージ・パーティのアイデアが活かされています。
自粛・休業することもできることの一つですが、今動いていない食材を少しでも購入して、すぐに食べられる食事を必要としている人に届ける。
正直、原価は6割近くなり、一品一品詰めるので人件費も時間もかかります。
それでも、柔軟に動ける小さな会社だからこそ、できることを続けていきます。
今日は南三陸から塩蔵ワカメと
オーストラリアからのチルド輸入の羊肉が届きました。
自炊にハマって仕事にしたくらいなので、僕はもちろん自炊推奨なのですが、
その時間を毎回取るのは大変だという方、ぜひフーディストリンクの作り置きセットをご検討ください。
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