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Summer Escape

「Summer Escape」を直訳すると

夏から逃げる

という意味だ。名詞的に訳すなら

避暑地

この言葉がお似合いだろう。


Summer Escapeは軽井沢にある紅茶屋さん限定で売っていた茶葉の名前である。軽井沢にとても相応しい。

その紅茶屋さんに入ってから、購入するまで1分だった。独特な印象に残りやすい名前と限定商品の2つの要素からほぼ即決した。


飲んでいる今はとっくにSummer Escapeできている。むしろSummer Come Backを願うくらいだ。ここ1週間で一気に寒くなった。

日本の季節から秋が消えてしまったと思う。夏の次は秋を経由して冬。そんなイメージだ。高校生のときはしっかり秋を感じていたはずだが、昨年あたりから秋のイメージが消えている。

日本も四季色とりどりな国から、三季色とりどりと数字が減る日が近づいている。季節の移り変わりは1月から順に

冬冬冬春夏夏夏夏夏夏冬冬

という感じではないか。


中学生までは秋が好きではなかった。温度変化や太陽が出るタイミングとか中途半端な季節だと感じていたからだ。また寒くなっていく雰囲気が理由なくマイナスイメージをもたらしていた。

学生時代、秋になると
・受験が近づく
・クリスマスが近づく
などと、持たざる者には理由なく悲しくなるイベントが多かった。だから秋にあまり良いイメージがないのかもしれない。


紅茶を買ったときはSummer Escapeを望んでいたのに、紅茶を飲むときにはSummer Come Backを望む。

そんな紅茶から思いついた季節の話でした。


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