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365日#Tシャツ起業家

※本note中の抜粋内容は、コンパクトにするために一部表現などを改変しています。

先日、ECサイト「食べチョク」を運営する、ビビッドガーデン社長 秋元さんの著書を読みました。
発売日に購入したものの、なかなか読めずにいましたが、カラーの写真も合ったのでkindleではなく書籍で購入してよかったなと思います。
僕自身、「セブンルール」というテレビ番組で初めて「食べチョク」というサービスの存在を知りました。
秋元さんは、僕が転職を決めた際に、一番はじめに「一緒に働いてみたい!」と強く思った人物です。


ブレない姿勢に人はついていきたいと感じる


過去のnoteでも書いていますが、創業時からまったくブレず、むしろ強くなっていると感じるほどまでの情熱と思いには、心惹かれるものがありました。
また、関わる人すべてが幸せになれるサービスの形は、理想系だなと感じます。そういった前知識がある中で、読んでみると、改めて秋元さんの情熱と芯の強さ、そして人から愛されている理由を感じることができました。

「食べチョク」Tシャツを着ている背景やその理由を読むだけでも、簡単には真似できないなと思います。
印象や気持ちが先行しているように見えるような行動にもすべて理由があり、考えた上で実践されていることだと思うと本当に徹底しているなと思います。

メリットを求めて近づこうとすると、相手もそれを察する。「損得勘定」だけで動く人や、「欲しがるだけ」の人も嫌われがちである。何事もギブアンドテイク。「この人に近づけば得がありそう」という損得勘定は捨てて、相手に興味を持ち、自分はその人に何を提供できるのかを考える。人脈はそこから広がっていく。

一つ一つの行動に責任を感じながら、考えて行動しているからこそ、その思いに動かされる人たちが存在し、単なるファンというより同志のような濃い繋がりを作っていけているのだと思いました。


陥りがちだが、致命傷になりうる誤解

人はどうしても他者の発言に惑わされてしまう生き物である。そこで意識すべきなのが、相手の肩書や立場と、発言とを切り離して考えること。相手の答えそのものよりも、その答えに至った背景に価値がある。「なんでそう思うのか」「こういうパターンだったらどうするか」など背景を探る質問が良い。

これを抜粋したのは、僕自身、このことに陥りがちだったからです。
自分のキャリアや学歴にコンプレックスがあり、ある種の劣等感を感じているのにも関わらず、相手をその目線で無意識に評価してしまっていました。

僕だけに関わらず、まだまだ学歴社会と言われる日本では、こういった見方をしてしまうのは少なくないと思います。SNSが発展したことで、一般人の言葉にも重みがついてきているとはいっても、著名人や力のある起業家の言葉には「確かに、そうなのかな」と疑問を抱かず受け入れてしまうところがあります。
しかし、それは同時に自分の首も絞め続けているんだと思いました。

「生産者さんたちを救いたい」
表面的な綺麗事は誰にでも言えると思います。でも、農家の娘に生まれ、農業を愛し、親からの言葉に少しの不安を覚える中で感じた一次産業の現状。こうした背景があるからこそ、秋元さんの言葉には説得力があります。
著書の中であったように「何を言っているのか」と「どうしてそう思うのか」を自分にも相手にも大事にすることが、信頼される人と付き合っていく上で大切になってくると感じました。


最後に

『上場できる規模にならなければ、わたしたち達の存在意義はない』

この言葉に一番、秋元さんの覚悟が現れていると思いました。

そして、この言葉が、単なる格好だけのものではなく、
「この人はまじで言っている」「この人にならついていきたい」と思わせるのが、秋元さんの魅力だと感じました。

地味なこと、まわりがやらないことをどれだけできるか。
相手のことを思い、それを行動に変えられるか。
そういったちょっとしたことの積み重ねが、人をひきつけ巻き込むような大きな力を生むと感じました。

改めて身が引き締まった思いです。
何度も読み返したくなるような、そんな本でした。

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