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大学教員公募戦士:案外地方もいいのでは?

首都圏、特に三大都市圏には大学も集積しています。びっくりするほど集積しています。しかし三大都市圏も案外広いもので、例えば八王子界隈の大学キャンパスは、すでに撤退し始めています。


地方の大学という選択

三大都市圏以外にも大学は数多く存在しています。聞いたこともない名前の大学もありますし、あまりにも小規模すぎてどこだか分からない大学もあります。あらためて調べてみますと、大学が700校もあるのですから、こういうこともあるのかなぁと思います。

地方の高校生には、なぞの地元志向があります。東大・京大の次に知っている大学が、もっとも身近にある国立大学で、次にはもう近隣の私立大学がやってくる状態です。MARCHとかよくわからんなあという感じです。

かつてのように、都市圏の大学に進学したいという生徒は間違いなくいます。しかし、20~30年前の状況とは異なります。

もしかして親の影響?

現在の高校生のご両親(保護者)の時代の大学進学率は、約25%でした。となると、案外高校生の選択も狭くなってしまっているのではないかと想像しています。

大学は魅力を打ち出しがちですが、単に近いというだけで選ばれてしまうわけです。地方の生徒の人数はびっくりするほど少なくなっています。すると、就職に強い=資格系の大学が選択されることとなります。

もちろん経済的な理由もあるでしょう。自宅から通えるか否かは、大学を選ぶうえで大きな「理由」となっています。これは生徒というよりも、スポンサーたる親の事情も関連することは明白です。

学問は三大都市圏の大学で!

大学が多く集積し、学生もまあまあ集まりやすい三大都市圏では、これまでどおり研究を進められてもいいでしょう。一方地方大学は教育メインで学生との距離感がずいぶん近い感じになると思います。

もしそのような環境が苦手でなければ、地方大学という選択もアリなのではないかと思います。地方の大学は学生確保も確かに大変です。なにせ若者人口が減る中、学生を取り合いしているのですから。

となると生徒が大学にもとめるものは、学問ではなく「資格」となります。資格を取らせるのであれば、それはそれで割り切れるのも地方大学の特徴と言えるのではないでしょうか。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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