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大学教員公募戦士:常勤と非常勤

大学教員には大きく分けて、以下の二種があります。

  • 常勤

  • 非常勤

常勤は相当なことがなければ、ポストが保証されていますので、仕事は多岐にわたってもまだマシです。

一方、非常勤はそうもいきません! 基本的に単年契約(科目によっては半期契約)です。


プロ非常勤化は避けたい

この時期になりますと、様々なところより非常勤の話が舞い込んできます。お誘いする方も結構ギリギリのタイミングではあります。

すでに常勤のポストをお持ちであっても、指導教員(教官)の強い意向が働いたり、研究室で割当が何故か決まっていたりで非常勤コマを担当することがあります。

1コマのために交通の便が悪いところに行かなければならないこともあり、疎ましくさえ思うこともあります。

一法で、常勤ポストがなく、非常勤コマを鬼のように担当することで生活されている、プロ非常勤の先生もいらっしゃいます。

一つの大学のみで複数の科目を担当できればよいのですが、そうもいかないのが実状で、あちこちの大学を行ったり来たりすることになります。

非常勤は、教歴をつけるレベルが良いかと思います。

非常勤は本当にヤバい

月に4回くらい講義があったとして、バイト代は3万円程度です。1回ではありません。1ヶ月でです。

1コマ90分を1万円いかない適度で教えることとなります。講義にはもちろん準備が必要になりますが、その分は面倒をみてもらえません(もう報酬に入っているとも考えられる)。
また、成績もつけなければなりませんし、何より12月から2月あたりには、シラバスの作成も要求されます。

コマ単価ではかるべきではないか

時給だけで見れば、考えつくアルバイト先よりはマシなのかもしれませんが、連続した時間が担保されるわけではありません。また基本単年契約(半期で終わる場合もある)ですので、いつ契約打ち切りになってもおかしくはありません。

ですので、前向きになれる非常勤以外はなるべく引き受けるべきではないと退役軍人会は考えています。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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