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大学教員公募戦士:百鬼夜行な「公募」の扱われ方

X(Twitter)では、教員公募とはこういうもの! 的な情報が目につきます。主に理系の方だと思われる内容ですが、退役軍人会の経験などなど踏まえて読解してみます。

もちろんこれがすべてではないとは思いますが……

研究メインか、教育メインかで異なる

「着任後の抱負」はほぼ読まないに分類されていますが、案外読まれている気がしています。特に、大学・学部・学科のポリシーと合致しているのかが確認されたりします。

「推薦状」は辞退者を減らすために機能するのですね。これは本当かもしれません。自分以外の第三者(しかもおそらく偉い人)も巻き込んだ人事となるわけですから、推薦状があるだけでハードルはあがります。

「主要業績・業績一覧」は研究大学ではバリバリみられるところです。それは仕方ありません。では教育メインの大学ではどうかともうしますと、案外みられるものです。これにはいくつかのステップがあるように思います。
1) そもそも論文書いているの?(査読ないのばかりではちょっと)
2) 内容が意味わからん(それは論文とはいわない)
3) 書籍が送られてくる(応募書類は返さないというのに、返送を求めてくる)
などなど、見るべき点は内容以外にもあるものです。

「抜き刷り・要約」は、メインの採用人事委員会の先生方以外が読んでいる印象があります。面接にたどり着いたとき本文ではなく、特に要約からの質問がでることがあります。

大学教員って結局なんだ?

採用にあたり、さまざまな提出物を求められますが、上記のKan KUMURAさんのおっしゃるとおり「同僚として機能しないであろう人」を雇う事はどの大学でもないに帰結すると思います。

同僚としての機能は、日本人的な感じがするかもしれませんが、研究チームとかラボとかそういうレベルではなく、大学・研究科・学部・学科レベルのもう少し大きな範囲での良いふるまいが求められます。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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