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大学教員公募戦士:「教育の抱負」の書き方

コメントにて抱負の書き方にについて、お問い合わせがございました。ありがとうございます。本当にうれしいです。そして退役軍人となることをお祈り申し上げます。


公募で求められる抱負

おおよそ、研究の抱負と教育の抱負の2種類が求められることが多いように感じます。あとは社会貢献への抱負がありますでしょうか。そのうち研究の抱負については、以下にまとめてあります。

「教育の抱負」は何を書くのか

応募する大学のレベルや、専門によって大きく左右されるはずですので、「これ」といったフォーマットのようなものはないとしかお答えできず、本当に申しわけございません。

退役軍人会がやった(やっている)こと

まず自分がおそらく他の応募者に負けないと思われる教育に関するなにがしを選び、学部学科の3つのポリシーと合致するように書いています。俺が俺が! ではなく、相手に合わせてください

3つのポリシーはこの5年位で文科省の強い指導もあり設定が求められています。このポリシーは学部・学科を縛ってしまうものではありますが、採用するときに例えば教授会や理事会などなど「上」の段階に説明するときの、妥当性を担保するものとなる気がしています。

「研究の抱負」と異なる「教育の抱負」

研究の抱負の方は、なぜか大学では結構重みがあります。その証拠(?)に、職位は論文の数(量)と質(掲載誌など)でほぼほぼ決定されます。研究者ですから当たり前ではあるのですが。研究に関しては、結構定量的な評価が可能ですので、研究の抱負に関しては「研究計画」を書けばよいことが伺えます。

しかし、「教育の抱負」はなにをもってその内容を保証できるのかが分かりません。前述のポリシーに合致していることは分かりやすい例でありますが、その他退役軍人会がこれまで入れ込んでみたことを紹介します。

1. 図解する

論文でも、科研費の申請でも、図表があったほうがなぜか理解が進みますよね。というわけで、教育の抱負にも自分が取り組みたい教育の内容について特に図を入れ込みます。

応募者数は多いと100を余裕で越えてきます。さすがの採用人事担当の先生方も、文字のみを追いかけると誰が何を言っていたのかごっちゃりしてしまうのではないかと思っています。

2. 必ず1ページにおさめる

教育の抱負の文字数として、おおよそ1000文字程度が求められているのではないでしょうか。1000字≒A4 1枚です。
書きたいことがたくさんあるのはとてもよく分かります。しかし、紙をまたいだり、裏返しにしながら採用担当の先生が読んだり、他の応募者のものと並べて評価したりするシーンを想定すると、規定通りの文字数で表面のみにバシっとすべてが入っているた方が、なにかに引っかかるきっかけになる気がしています。

もちろん文字数として2000や、退役軍人会が要求された最大文字数3000ということもありますが、これらはどちらかというとイレギュラーかもしれません。

3. 小見出しをつける

1000字程度なら、さらっと先生方は書けてしまうと思いますが、大量の「1000字」を読まされる立場を考えますと、ぱっと目に入る小見出しがあると超便利だと思いませんか。ただし、「はじめに」「まとめ」という、どうしようもない見出しは意味がありません。書いた内容を15文字程度でまとめた体言止めの見出しがつけられると、抜群に読みやすくなります。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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