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大学教員公募戦士:Fラン(BF校)は必要ない?

Fラン(いわゆるBF校)は無駄だから要らない説はどうしても耳に入ってきます。本当にそうなのでしょうか。


Fラン大の存在意義

まずFラン大で働いている先生方をみてみようと思います。理系のFラン大学であっても、博士号をお持ちでない方はほぼいないのではないでしょうか。

Fラン大学は、都市部・地方部と問わず存在し、さらには募集停止となりはじめています。都市部はまだ多くの大学が存在していますからよいとしても、地方での知の喪失は案外大きな問題になりそうな気がします。

地方の知の喪失

地方にも国立大学があるから大丈夫という考えももちろんあるでしょう。しかしよく考えてください。教育学部の定員を、子どもの数も減るからと減らしたり、学部のそのものを廃止したりする例が後を絶ちません。

少子化対策しなくては! などなどで直接関係する分野の扱いですらこの惨状なわけで、国立大学があるから私立大学がなくても、さらにFラン大がなくてもよい、とは言いにくいと思っています。

Fラン大の教員を活かす方法を検討したほうがよいのでは

大学を無くす、経済的合理性にも基づいた整理をする前に、Fラン大に現在では塩漬けになっている教員に活躍する場を確保したほうがよいのではないでしょうか。

大学がなくなることは、教員もいなくなることを意味します。一度なくなった大学の復活、さらには学部・学科の復活は相当にハードルが高いものです。無理とはいいませんが、そのような例はお見掛けしません。

具体的にはどうするか→問題提起のみ

声を挙げるのはだれでもできるわけですが、組織がなくなるのに組織構成員を残すということを提案しているので、その困難さは退役軍人会も分かっております。

今回は問題提起のみとさせてください。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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