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大学教員公募戦士:任期があるポストいろいろ

任期がある=非正規と考えてよいと思います。とはいえ、どのような理由で「任期あり」が設定されているかも検討する必要があります。

けっこう厳密に任期制採用?

これは公立大学によくみられる印象があるのですが、結構な職位にかかわらず必ず任期が設定されている場合があります(おおよそ5年)。テニュアそのものが存在しない男気溢れる雇用形態ではありますが、それは公立大だからできることともいえます。

公立大は大学経営に市や県など自治体の意向がもちろん反映されます(すべてではないようです)。役所というところは、首長が変われば力関係で部課長入れ替えが普通になされるようなところです。

Fランの経営が成り立つ・成り立たないというお金の話ではなく、力の関係に任期が巻き込まれたらと思うと、退役軍人会はなかなか公立大のそのようなポストへの応募を躊躇ってしまいます。

研究プロジェクトに紐づいた任期

プロジェクトに投下される予算で雇用されるポストは、その予算期間が終わった瞬間に用なしになる可能性が非常に高くなります。当たり前なのですが。

こればかりはどうしようもありません。
プロジェクト付きのポストを得る方法は、いわゆるコネである場合もあるでしょう。それでも次を見つけなければ、任期切れで宙ぶらりんになります。特に最終年度は本当に精神的にも追い詰められるのに、成果も求められるわけですので生きた心地はしないはずです。

テニュアトラック制での任期

いよいよテニュアトラック制が採用されることも増えてきました。試用期間が3年とか5年とかあるすごい制度としか思えません。研究・教育のスタートアップ期間と位置付けているので、そこそこ校務の割合が少ない場合もありますが、事実上それを望んではテニュアは望めないでしょう。

「テニュアの可能性がある」とはしながらも、するかしないかの判断が先送りされている、本来の目的以外の採用方法だと退役軍人会は考えています。

(ここからは投げ銭用の短文です)

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