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【イラスト】良い道に進むためのあきらめ戦法【読書】

「あきらめる」という言葉を聞くと、皆さんはどう捉えますでしょうか?
多くの人は後ろ向きな意味合いで受け取るのではないでしょうか。私も例に漏れずその中の一人でした。

■実はすぐに心が折れていた

半年前、noteの初投稿でクリエイティブ業に就きたいと明言してたのですが、ここで正直に言うと、日が経つにつれてあきらめモードに入っていました。

イラスト描いても上手くならない、改善の仕方がわからない、モチベがあがらない。単純に頭が悪すぎるのです。

努力すればいいじゃん!という話になりますが、SNSやリアルで色々話を聞くと、到底その業界には入れないと確信しました。もともとプロの先駆者がいる上に、若い人たちがものすごいスピードで技術を身につける。引退なんてものは無いに等しいので、レッドオーシャンどころではないのは明白です。

何回か公言しましたが、私が目指したクリエイティブ業というのは、アニメやゲーム、Vtuberのサブカルチャー系でした。更に細く言うと、キャラクターなどのイラスト関連であり、職種で言えばイラストレーターが近いところでしょうか。

サブカルチャー系のイラストレーターさんたちが創る作品は本当に魅力的で、自分も大きく影響されました。これを仕事にできたら楽しいだろうなぁといつも想像を巡らせていました。

でも現実は甘くないですよね。

仕事にするということは、相手の求めるものを提供し続けなければいけません。たとえ趣味だとしても、相手の心に響くイラストを描けなければお話になりません。ツイッターやピクシブは数字でリアルに突きつけてきますよね。私はいつまで経ってもその域には達せませんでした。

次第に自己満足のイラストも描けなくなりました。ネットでよく見る光景ですが、筆を折る寸前の状態でした。


■救いは「あきらめる本」

どんな時でも本を読むのをやめるなという教えがあったので、心が沈んでもそれだけは実践していました。ある日書店で1冊の本を見つけました。


人生は「あきらめる」ほうがうまくいく!(著:午堂登紀雄)

まさに現状、クリエイティブ業に就く目標をあきらめたかったので、速攻でレジに持っていき読んでみました。

詳しい内容は割愛しますが、自分なりに要約すると、

追い続けてもダメならあきらめて道を変えろ

という感じでした。

私はソシャゲやマンガのような、細かい表現が多いイラストが大好きで、今まで描いてたイラストもどちらかと言うとそのような絵柄寄りでした。でもいつまで経っても上達できないので、それならいっそのこと180度逆を向いて、デフォルメチックでかわいい感じの表現でいこうと考えました。


私は大好きな絵柄をあきらめました。


■好きをあきらめて得意へ

今はデジタルハリウッドという専門スクールで、Webデザイナーの勉強をしています。同じクリエイティブ業でもやることは全然違います。創るのはキャラクターではなくガッツリWebです。

Webデザイナーはロゴデザインなどを製作するので、アドビ社のソフト、illustrator(イラレ)をよく使用します。ここで細かい話なのですが、イラレを使用するにしても、サブカルチャー系のキャラクターイラストを描く人はほとんどいないらしいのです。イラレはシンプルなデザイン向けのソフトですので、情報量の多いキャラクターを描くときは断然SAIやクリスタ、メディパンになると思います。

私はあえてイラレでキャラクターイラストを描く路線を目指しました。

前記事にも上げましたが、イラレでオリキャラを描いた時、スクールの講師からは好評でした。

さらに今日、またひとつ完成することができました。
これも前回と同じで、以前クリスタで描いてたオリキャラをイラレにてデフォルメに落とし込んでみました。

↓イラレ絵

カエル


↓クリスタ絵

2021年7月①


デジタルハリウッドのスタッフさんが推してくれたのもあり、前回とは別の講師の方にイラストを見てもらいました。幸いにも嬉しい言葉をもらえたので良かったです。

作品を見せた直後、スタッフさんとその講師の人が色々話していたのですが、「卒業した後は講師業の手伝いを頼めそうだ」というのを小耳に挟みました。その講師の人は、様々な企業でイラレやフォトショの使い方を教えているようで、イラレでこのようなイラストを描ける技術は貴重だと言っていました。

私はどちらかというと、デフォルメのような簡略されたイラストが得意のようです。実は小学生時代、マンガ雑誌のコロコロコミックの影響で、簡単なオリキャラを創って描いてた時期もありました。まさかの原点回帰です。

あきらめる。

これもまた人生で大切な考えかもしれません。


ちなみにですが、デフォルメのようなかわいいイラストもいける口です。
たれぱんだ、お茶犬、ポムポムプリン、すみっこぐらしとかのマスコット系は結構追ってます。


■あきらめる

私は自分の能力と現実を見てあきらめました。

あきらめて路線を変えてみました。

するとどうでしょう。少しだけ希望が見えてきました。

あきらめるのは良くないと思われがちです。しかし見切りをつけてあきらめないとただ歳だけを喰って手遅れになります。

ギャンブルや株も同じですね。損続きならどこかであきらめないとドンドン手持ちがなくなります。

やりたかったことをあきらめるのは想像以上に大変です。でもいい方向に進めるのなら、あきらめた方が得策な場合もたくさんあると思います。

もし何か行きづまりがあれば、一度あきらめて別の道を探してみるのいいかもしれません。

レッツあきらめ!

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