臨床心理学について①
臨床心理学の説明についてのお話です。授業をまとめるために行ってますので、多少のずれがあると思いますのでご了承ください。臨床心理学の大事な部分は記されていると思います。
臨床心理学とは
心理的問題を抱える人(クライエント)に対する心理学的援助(心理療法)を、理論的・実施的に行う学問。
心理的問題を抱えてない人はほとんどいないと思います。なので、この学問は老若男女問わず学んでいて損はないと思います。
不安感の解消につながる学問です。
精神分析理論
フロイトさんが考えた理論。
心を分析して生まれた理論。
心の考え方の概念的なものだと思って良いと思います。
考え方が主に2つあります。
「局所論」と「構造論」。
局所論
心の領域「意識」「前意識」「無意識」に分ける。
「意識」
自分自身が知覚・意識することが可能。
「前意識」
意識と無意識の間にある領域。
普段は意識に及ばないが、注意を向ければ思い出せる。なんとなく覚えているもの。
「無意識」
思い出そうとしても思い出せない。意識されていないものだけでなく、意識に受け入れると精神の安定が脅かされるため、抑圧されている領域。
構造論
心の機能を「イド(エス)」「自我」「超自我」に分ける。
「イド(エス)」
無意識の中にある。
原始的・本能的エネルギー(リヒドー)。
欲望を満足させ、快楽を得ることを目的とする。
「超自我」
無意識の中にある。成長過程において身につけた価値観や道徳観を形成している。イドの欲望・衝動を形成している。イドの欲望・衝動を禁止する。
「自我」
イドと超自我を調整し、現実世界での振る舞いを決定する。
例
「イド」
目の前の上司の言っていることがムカつく。
「超自我」
けれど、ここで言ったら会社で働かせてもらえなくなるかも。
「自我」
だから今反発するのはやめておこう。
防衛規制
危機に晒された時自我を守るために無意識のうちに起こる心の働き。
これは心の中の葛藤や不満などに対処する方法。
失敗すると不安感がより増す。新たな防衛規制を過度に働かせる。
例
強引な理屈づけ、不安を生じさせる事柄に関して知識を入れて感情の生起をコントロールする。
後者はまさに読者も筆者もそうだと思います。
詳しくはこちらに丁寧に書かれています。
「あ、自分これよくやってるな」と思うことがたくさん書かれているのでぜひご一読ください。
これらの使用頻度が高いと現実適応が難しくなるそうです。
精神分析療法
心の中で起きていることを長い時間をかけ、継続的に分析する療法。
自由連想法
頭に思い浮かんだことをそのまま言葉にしていく。
つまりは意識的なコントロールを行わないようにすること。
治療者の手腕の影響が大きい。
治療者の解釈により、自分の心を意識(洞察)できるか、自分自身を理解できるかどうかがカギになる。
簡単にいうと、自分が思ったことをそのまま言って、そこから出た会話の中から自由に連想していって、本当の思っていることを知っていくという流れだと思います。
詳しくはこちらに書かれています。
今回はここまでです。次回も心理学の人間性心理学や認知行動療法などについてまとめたいと思います。
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