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【人道支援パレスチナ】壁なんか作ってないでメシ作れ~回想~

割引あり

みなさんこんにちは
人道支援家のTaichiroSatoです

今回は短い投稿になりそうです。

昨日、ふと冷蔵庫に貼ってあるマグネットが目に留まりました。

タイトル画になっているこの写真は、2021年僕がパレスチナで活動していた時、イスラエルを訪れた際に撮影したもの。
「Make Hummus Not Walls」これは、僕がパレスチナで活動していた時のガザ地区の壁で有名なペイントの一つです。


ガザ地区の壁とは
皆さんもイスラエルーパレスチナの歴史的に続く隔たりについてご存じの方も多いかと思います。
中でも代表的なのが、ガザ地区を取り囲む「壁の存在」です。

オスロ合意(1993年)
イスラエルの建国から続いていた、イスラエルとパレスチナの紛争。これを終わらせるために、アメリカとノルウェーの仲介によって、ノルウェーの首都オスロで結ばれたのがオスロ合意です。イスラエル軍はガザとヨルダン川西岸の両地区から撤退し、パレスチナ側は自治を行うことなどが定められました。これ以降、パレスチナ自治区ではパレスチナ人による自治が行われています。

イスラム組織「ハマス」
オスロ合意後、パレスチナ自治区のトップとしてまとめていったのがアラファト議長でした。しかし、2004年にアラファト議長が亡くなると、後継のアッバス議長には過激派をおさえるような力がなく、イスラム組織「ハマス」が台頭するようになります。

天井のない監獄
イスラエルは2007年に、テロ防止やイスラエル側の安全のために、ガザ地区に壁を建設しました。ガザ地区は、これまで16年もの間、壁やフェンスに囲まれた封鎖状態にあります。人とモノの出入りすら制限され、その異様な状況から「天井のない監獄」とも言われています。

これによってイスラエルーパレスチナの溝はより一層深まり、世代を超えた対立へとなっていきました。

「映画クレッシェンド」はイスラエルーパレスチナ問題を乗り越えようとしながらもなかなか埋まらない溝を音楽の視点から描いた実話で、僕もパレスチナで活動した後に見ました。
その時の感想を書いているので感想を読んで興味がわいた方はぜひ見てみて下さい。


僕の座右の銘

僕の座右の銘は「人事尽くして天命を待つ」
自分に出来ることを全力でやる。そこの先にあるものは、僕の力ではどうにもならない。あとはその先に起こることのすべてをありのままに受け入れるというスタンス。
期待しないから何があってもがっかりしない。でも自分自身でコントロールできることには、とことんやりぬくこと。
そんな力をこの言葉からもらっている気がします。

そして、座右の銘と同じくらい大好きな言葉はこれ。
”Make Hummus Not Wall” 壁なんか作ってないでメシ作れ。
これは意訳ですが、この言葉からは力強い決意とちょっとしたユーモアを感じることが出来ます。

イスラエルとパレスチナの間にある歴史的、そして現在進行形の深い壁。
そうかもしれないけど、心の壁も、社会的な壁も、物理的な壁も、そんなもん作ってる時間と労力があるのなら、
美味しいメシでも作って、一緒に食ったらどうだ?
それでみんな笑顔になれるじゃないか。

そんな言霊が僕に訴えかけてくるような気がします。

余談ですが、Hummusは、「ホンモス」と読み、ひよこ豆をペーストしたパレスチナの代表的な料理です。(Wikiペディア参照
それをみんなで食べるのが習慣で、おいしい物をみんなで食べておなかも満たされて笑顔になる。それでいいじゃないか。そのために人生の時間を使おうじゃないか。

僕自身もそう願って止みません。

上手くいかないこと、
納得いかないこと、
ちょっとした対立やすれ違い

日々の生活の中でいろんなこととがあるでしょうが
「壁なんて作ってないで、メシ作れ!」

この言葉が、僕の背中を押してくれるように
皆さんの背中もそっと後押ししてくれるきっかけとなったら嬉しく思います。

僕らの生きる時間の中に
グッとくる生きた言葉とちょっとしたユーモアを。

Best,
Tai

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