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【人道支援パレスチナ】ミッション終焉。国境なき医師団が現地から離れる時~笑顔で渡したいバトン~

みなさんこんにちは
人道支援家のtaichirosatoです。

11月も下旬になり、本格的に寒くなってきました。
2021年1月から始まったここパレスチナでのコロナ集中治療のプロジェクト。国境なき医師団のサポートももうすぐ1年が経とうとしています。

現地の人たちの頑張りと、国境なき医師団チームのサポートの甲斐あってか、現地の病院施設の充実、スタッフのレベルアップと自立が安定し始め、現在はコロナの第3波も終焉を迎えました。

以前から長きに渡り議論されていた出口戦略も大詰めを迎え、今年度で今のコロナ集中治療のサポートを終了することとなりました。

現地の人たちが彼ら自身でコロナの次なる波を乗り切れる程自立した姿は勇ましく、今までの彼らの努力とこれからの彼らのパフォーマンスに期待し国境なき医師団としての役割を終えようとしています。

しかし、笑顔溢れるハッピーエンドばかりではありません。
情勢の安定しない地域での国境なき医師団の活動は、現地のスタッフ雇用を作り、彼らを育てます。
活動が終了になると同時に、国境なき医師団の雇用も終了することになり、彼らにとって団体の一員としての仕事も終了することとなります。
もちろん、彼らのスキルは素晴らしいですが、なかなか次の仕事が見つからないという人もいるのが現状です。彼ら自身で既に仕事を掛け持っているということもありますし、私達も次の仕事探しのサポートなど出来る限りの事はしますが簡単ではないようです。

コロナの情勢では、患者が急激に上昇し、医療需要が跳ね上がったと思ったら、波がすぎる。
人材の雇用や適切な人数の人事戦略は非常に難しいものです。

国境なき医師団が現地から離れる時。
現地の医療水準が上がり、喜びがあると同時に、彼らにとっては新たなスタート。
それは決して優しいものでは無いのかもしれません。

私達にとっても慣れ親しんだ土地や人たちの元を離れるのは、寂しいものです。

出会いと別れ。
サポートと自立。

これを繰り返し、次なる土地へと足を運びます。
訪れるその地でたくさんの人たちと繋がる
故郷が増える感覚
人々の温かさにふれ、その地に愛着が湧く
自分の投稿を通じて、読んでくださる皆さんが
故郷が増えるような、その地に興味が湧くような感覚になれたら嬉しく思います。

現地の彼らが、新しいスタートに一生懸命に。
時に、メールでお互いの近況を報告したりしながら、
自分自身も新たな土地で新たなチャレンジに立ち向かっていく。

未来は明るい。
彼らの顔を見てると、
いつも、そんな気がするんです。

そして、いつの日か彼らと連絡をとった時
投稿Top写真のビートルのように
たくさんの時間が流れパンクして動けなくなっても
その地に残る思い出は
いつまでも笑顔であってほしいものですね

※投稿内容は全て個人の見解です。
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また次回お会いしましょう。
Best,
Tai

いつも記事を読んでいただきありがとうございます!!記事にできる内容に限りはありますが、見えない世界を少しでも身近に感じてもらえるように、自分を通して見える世界をこれからも発信していきます☺これからも応援よろしくお願いします🙌