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「要らないもの」を知る。
本文は最後まで無料です。オマケがあります。
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欲しいものがわからない人間は何も得ることができない。それと同じように、要らないものがわからない人間は何も捨てることができない。だから、ひとはどんどん「要らないもの」に囲まれて、栄養を奪われ、そして朽ちる。
ひとは「もしも~になったらどうしよう?」といった種類の不安感を、2倍、3倍と、過剰に大きく見積もってしまう習性がある。
そして、次第に「もしものための荷物」で旅行用リュックの中身はいっぱいになり、その重さに耐えかねて、本来の目的であったはずの旅行がおざなりになってしまう。
これはあくまで「例」のつもりだったが、少し昔の懐かしい画像が出てきた。これを見て欲しい。
20歳くらいの僕の装備※中身はオマケに
僕はこの当時、浮浪者中の浮浪者で、家がないどころではなく、なんと「1年間、滞在できる国」すらなかった。
国際的な事情で、1〜3ヶ月に一度は国境を渡らなければならない生活をしていた。その当時の「全荷物」がこれである。(中身が詳しく知りたいひとは、有料部分へジャンプ!)
注意して欲しいのは、これは文字通りに「全荷物」であって、これ以外には本当に何もない。家がないから、つまり「家の中の荷物」も合わせて、この小さなリュックに入っていることになる。
これは「パッキング」ではなく、つまり「家そのもの」だ。当時の僕は背中に家を背負っている。
これは単なるミニマリスト・マウントではない。というか、実は「ミニマリストなんだよね〜」と自認したことはない。ただ、進化、、、(?)の過程で、致し方なく、こうなっていった。
平均して月に1度は荷物をすべて持って国際線に乗るわけだ。荷物検査は面倒だし、LCCを利用するときにはさらにネックになる。だから、ただ必要不可欠なもの以外を持ち歩くことに、淘汰圧がかかった。だから、こうなった。それだけなのだ。
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もちろん、今の僕は文化人だし、国境を超える必要も無くなったから、家はあるし、このときよりは荷物も多い。ヒョウタンとかを持ち歩く余裕まである。
それでも、この経験から言えることがある。
「いらないもの」を知ること。つまり、それは「持っていてもいい」。ただ、経験として「これはいらないものだ」と感じられること。
「いらないけれど、あえて持っているんだ」という自覚を持てるということ。それが分かっているのと、そうでないのでは、本当に大きな違いがあるのだ。
「いらないけれど、持っている」。それはなんの矛盾でもない。ヒョウタンはどう考えてもいらない。でも、持っている。じゃあ、パソコンは?いらない。いらないけれど、持っている。
僕の「欲しいもの」は、さっきのリュックにすべて詰まっている。つまり、僕は「欲しいもの」を知っていて、そして「要らないもの」も知っている。だから、いざとなれば、得られるし、捨てられるのだ。
この違いは大きい。いつでも捨てられる。それを分かった上で、持っている。そうでないと、それは絶対的な重さになる。それが不安に転じる。そして、その人生は重たくなって、荷物を運ぶことに疲弊する。なくなる。
人生を浪費しないこと。自分にとって重要なことに使い続けること。
そのためには「リュックの中身」を何度もひっくり返して、「これは本当にいるのか?」「一度、捨ててみるか?」「ダメだったら、また買いなおせばいいよな」と、繰り返すこと。その先に、軽くて不安から解放された世界は見えてくるのだと今は思う。
ここから先のオマケでは、『20歳のぼくのリュックの中身』と、こんな浮浪者の話ではなくて、もっとスゲエやつの「似たようなエピソード」を紹介してみる。同じ話なんだけど、全く説得力が違う。本物の男って感じだ。
4000人に奢られた僕の統計では、
— プロ奢ラレヤー🍣DMしろ (@taichinakaj) August 22, 2021
「生きやすそなヤツ
だいたい荷物やたら少ない」
というデータがあります。
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