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嫌なことへらす方法。マグロ論。

本文は最後まで無料です。オマケがあります。

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嫌なことがあると思う。

嫌で嫌で、しょうがないことがあると思う。

避けて生きていこうとは思うけれど、それがやってくるかもしれない恐怖で眠れない季節もあると思う。それは、やっぱり苦痛だ。

やっぱり、嫌なことは少ない方がいい。避けることはできるけれど、弾幕が多すぎてはどれを避けたらいいか分からなくなるし。

どうしたら「嫌なことをへらせる」だろう?

ぼくはそれを知っていて、かつ、実践してきたので、ここに共有してみようと思う。

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「マグロ」に学ぶ、精神の可食部。

突然だけど、今この瞬間に

「はい!これ今朝とれた本マグロ丸ごと一匹!(どん!)

お前にあげる!勝手に食え!」

と渡されたとしたら、それは「嫌なこと」だろうか?

きっと、ほとんどの人にとってはそうだと思う。迷惑すぎる。急にマグロを渡さないでほしい。

そう思うに違いない。

ところで、そんなきみはマグロの「可食部」をどれだけ知っているだろうか

それぞれどんな特徴を持つ部位で、どう捌いて、どう食べると美味しいのか。どれだけ知っているだろう?

大トロ、中トロに、赤身。このくらいなら、「はい!マグロ!勝手に食え!」と渡されても、どうにか食えるような気がしなくもない。

でも、それ以外の部位はどうだろうか。それが「きっと食えるんだろうな」と分かっていても、やはり「知らない」と、それは「邪魔なごみ」で「嫌なこと」になってしまいそうだ。生臭いし。どこに置いたらいいのよ。

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引用 https://uomaru.co.jp/word/maguro_bui.html

実際に「マグロの可食部」を調べてみると、あまり馴染みのない部位がたくさん出てくる。

「かま」は、焼くと美味いらしい。「テール」は、煮付け料理がたくさん出てくる。「ほほ肉」なら、ステーキ。なるほど。どうりで寿司屋では目にしないはずだ。もしかしたら、食べたことないかもしれない。



こうして「部位を知った」なら、今度は「捌き方」を見るのが楽しくなる。さっきまでは興味のなかった「マグロ捌き動画」が、とんだゴチソウにも思えてくる。

マグロへの理解を深めたことで、さっきまでは「嫌なこと」であった「マグロ捌き動画」が、ぼくの精神に取っての「可食部」になったのだ。楽しい。苦痛じゃない。


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「嫌なこと」は、知ればへる。


嫌なこと、全部やめても生きられるから、別に一旦は全部やめてしまってもいいのだけど。やはり余裕があるうちに、少しずつ「へらす」のが大事なことだと思う。やめるにも体力がいるし、それを避け続けるのはもっと疲れる。

そうした考えのもと、ぼくは「へらす」ようにしている。とは言っても、それはマッチョ的なアプローチよりも、「マグロの解体」である。

部位を知り、捌き方を知り、調理法を知り、そして味を知る

すると、これまでは「嫌なこと」であった「マグロ丸ごと一匹渡してくるおじさんとのエンカウント」も、ラッキーなイベントになる。嫌なことがひとつへるのだ。

マグロを一匹まるごと渡される。そんなシチュエーションはない!と思っているかも知れない。でも実は、「嫌なこと」ってだいたいそういうものなんじゃないだろうか。

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「マグロの解体ショー」としての凸歓迎ライブ。


ぼくは概念として「マグロの解体」を生業にしている、と言える。それはつまりどういうことかというと、

こういうことだ。

「これはマグロの解体ショーである」という認識を持ったうえでサムネイルを眺めてみると、「あっ、なるほど」となるんじゃないか。

マグロの解体ショーとは、「専門的な知識を持ったスペシャリストが、即興で、芸術的な手捌きで『マグロ』という対象物から『可食部』を派手に切り出して見せ、それを振る舞ったり、客に売りつけたりするもの」だ。

これはまさに、日常的にぼくがやっていることだ。  #奢ログ もそうだし、  #とある宇宙人との交信 シリーズもそう。

あるいは、普段から撮っているゴミの写真なんかもそうだし、ツイッターもマガジンも、だいたいそう。とにかくすべては「マグロ」から「可食部」を抜き出して、それを皆にも振る舞っているだけだ。

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「マグロ」が見えると、嫌なことはへる

「嫌なこと」を思い出して欲しい。それは「仕事」かも知れないし、「人間関係」かも知れない。あるいは、持病であったり、金欠であったり、だれかの愚痴であったりもするかも知れない。

でも、どうだろう。それをすべて「マグロ」と捉えてみると、それはまだ「食べられる部位を知らない」だけで、「捌き方を知らない」だけで、「美味しい食べ方を知らない」だけで、「味を知らない」だけで。

もしも「マグロを捌けるようになったら」、そう考えてみると、どうだろうか。どこか「嫌だ」という気持ちが薄くなるんじゃないだろうか。

それが「永久に嫌なことであり続ける」という感覚よりも、向き合い続けていたらどこかで「捌けるようになる」と思える方が、ずっと「嫌じゃない」のではないだろうか。

ぼくはできるだけ嫌なことは避けるようにして生きている。でもそれは、すべての「嫌なこと」から目を背けるためではない。むしろ、しっかりとひとつひとつ向き合うためだ。

明日も世界から嫌なことがへって、世界に食べられる部位が増えたらいいな、と思っている。世界のすべてが食べられるようになること。それがぼくにとって目指すべき「最強」の道なのだ。

※まだオマケがあるよ!!!


今日のTips

・嫌なことは『マグロ』と一緒。
・食べ方を知れば『マグロ』はうまい。
・知識と経験で『嫌なこと』はへらせる。

マガジン限定に、もう少し書く。↑の記事に補助線を引くような内容になっているので、ぜひこれを読んでから来てね。

このシリーズ、非常にクオリティの高いまとめになっているので、一消費者としておすすめ。まあ、読まれれば読まれるだけ損するんだけど。歩合制なので。。。(♡を押すとぼくの財布が薄くなるよ!)


ここからオマケ


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