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「ひとはどんなとき、ジムに通い続けられるのか?」「何かを続けるのに、『意志の強さ』は不要なのではないか?」「奢る人と奢らされる人では、いったい何が違うのか?」

「意志を使ってすげえことをする」ということと、「継続する」ということの違いとか、あとは「奢っている人は、じつは奢らされている」ということとか、あとは「やめて」って言いながら腰を浮かせる女の話とかをしました。 あとがき終わり

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ひとはいつジムに行くのだろうか。

ひとには「意志」というものが存在すると信じられている。意志とは、「やりたくないことを頑張ってやる」ことであったり、あるいは「やりたいことをやるために頑張ること」だったりする力だそうだ。

となると、おそらく「ひとはいつジムに行くのか」という問いの答えは、「ジムに行きたくない自分V.S.ジムに行かせたい自分」の勝者が後者になった場合だ、と言えそうだ。

だがしかし、ほんとうにそうなのだろうか。たしかに、瞬間的にはそうなのかもしれない。それは「綱引き」であるから、より力の強いほうが勝つに決まっているし、勝った方の手に「綱」が渡ることもわかる。そして、その「綱を引く力」こそが「意志」と呼ばれるものなのだろう。

もうすこし、問いをアップデートしてみたい。

ひとはどんなときにジムに行き続けるのだろうか。

ただ「行く」のではない。「行き続ける」のだ。そりゃあそうである。ジムとは(あるいは、ジムにかぎらずとも)、いちど行くことには価値がない。行き続けることに価値がある。となれば、「意志の綱引き理論」は通用しないかもしれない。マッチョは燃費がわるい。強い者ほど、よく疲れるものだ。さて、ひとはどんなときにジムに行き続けるのだろうか?


思うに、「綱引き」ではいけない。

そして、「やる人」と「やらされる人」では、かならずしも「綱引き」にはならないのだ。

奢る人と奢られる人

たとえば、ぼくは「奢られる人」であり、そこには「奢る人」がやってくる。けれども、それは同時に「奢らせる人」と「奢らされる人」としても存在しているのだ。

もちろん、そこにはお互いの「同意」が事前に交わされるわけではあるが、そもそも「プロ奢ラレヤー」がこんなにもしつこく活動して、広報をしていなければ「奢りたい」などと「思わされる」ことはなかったはずだ。かれらは「奢りたいと思っている」が、それは同時に「奢りたいと思わされている」ことでもある。

「やめて」と口では言いながら、腰を浮かせる女性にも似ている。または、格闘技で「相手を投げる人」と「相手に投げられる人」にも似ている。ここには「やる人」と「やらされる人」が存在するようで、じっさいにはどちらもどちらでもなく、どちらでもある。

投げられているようで、投げさせている。やられているようで、やらせている。これら「受け身」には、同時に能動性が内包されているのだ。

つまり、これらはすべて「綱引きのように見えるプロレス」なのである。そこには「合意」がある。「やるとやられる」。それは「やらされるとやらせる」でもある。

さて、ひとはどんなときにジムに行き続けるのだろうか?

ぼくは「プロレスになったとき」だとおもう。そこには「ジムに行かせる自分」と「ジムに行かされる自分」がいる。それが「綱引き」になっているとき、ひとは「ジムに行き続けられない」。

けれども、それが同時に「ジムに行かせさせられる自分」と「ジムに行かせさせる自分」であったら。それは密かなベクトルの一致。能動と受動の交わり。ここに「行き続ける自分」はいるのではないだろうか?

「水面下の合意形成」をせよ

強要は長続きしない。強いることは、いつか強いられることである。いまはまだ「つよいから」、強いられていないだけであって、その主導権を握るのは「つよいじぶん」ではなく、「つよさそのもの」である。打倒する者は、打倒されるのだ。

戦ってはいけない。ひっそりとすり寄って、ワイロを手渡す。ひそかな同意。そこにしか「継続」はない。強行は、いちどまでだ。続くものは強行しない。もっと地下深くの、合意を勝ち取る。ひとはどんなとき続けるのか?それは合意を得たとき。つまり「やる」と「やらされる」が、どちらでもあり、どちらでもなくなったときなのだ。

【ここからオマケ】いかにして、合意形成を行うか?


さて、ここからは月額マガジン会員限定ゾーンなわけだが、今回は「スラム民による『やるとやらされるの合意形成』の手法の研究」を掲載したいとおもう。

つまりどういうことかと言うと、「スラム民がこの記事を読んで『考えついたこと』『思い出したこと』を、スラム内の #ぷろおごの部屋  で発言・議論し、『いかにして、”自分自身の”やるとやらされるの間に合意を形成すればいいのか』をまとめたもの」を、ここから先に掲載する。

よって、スラム民が「なにもしなければ」、ここから先の文章は完全に空欄となる。そうなると、「金を取っておいて、なにも書いてなかった!」と言った当然のクレームが大量発生して、このマガジンは廃刊に追い込まれてしまうかもしれない・・・。

さて、すきに「議論する」をしてほしい。ん?「議論させられる」のほうが正しいって?うるせ~すきにやれ~。強要はしない!ただ、廃刊になっちゃうかもしれないけど・・・。かなし~な~。かなし〜よ〜。


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