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毎日を豊かにしてくれる、大好きなコーヒー器具たち

こんにちは。

コーヒーが昔から大好きで、道具を集めていたのですが、気づいたらかなり増えていました。
今回は、愛用しているコーヒー器具をすべて紹介しようと思います(10月1日はコーヒーの日みたいですし)。

僕がコーヒー器具を選ぶ上で基準にしていることは、デザインがシンプルで機能性が高く、長く気に入って使えること。
またこだわりとしては、できるだけプラスチック製品を買わないようにしています。

今までいろいろな器具を購入してきましたが、基本的にはそのような基準で、気に入っているものだけを手元には残すようにしています。選定基準を明確にしたことで、最近は物を捨てることも減ってきました。
今回はちょっと数が多くなりそうですが(全部で28個!)、今愛用している器具を紹介しますので、コーヒー器具に興味のある方は参考にしてみてください。


グラインダー

COMANDANTE C40 MK4

まずはグラインダーの紹介。
ドイツ製のマニュアルグラインダーの、コマンダンテC40を愛用しています。
コーヒーをハンドドリップするときは、コマンダンテが好きでほぼ毎日使っています。

手挽きミルは挽くのが面倒くさいので、あまり昔は好きではなかったのですが、コマンダンテは刃が鋭くてハンドルを回しやすいので、サクサク豆を挽くことができるところが気に入っています。
しかも下手な電動グラインダーを使うよりも均一に豆を挽けますし、お気に入りの道具なので挽いている時間自体が楽しいんですよね。

機能性だけでなく、木とステンレスを基調としたデザインや細部の質感もとても気に入っていて、それまで使っていた電動ミルは思わず手放してしまったぐらい好きな道具です。

LAGOM P64

次は愛用中のもう一つのグラインダーの紹介。
最近仲間に加わった、LAGOM P64という電動グラインダーです。
細挽きから粗挽きまで、粒度を細かく微調整できますが、僕はこのグラインダーをエスプレッソ用に豆を挽くとき専用として使っています。

すごく音が静かなグラインダーで、見ての通りデザインもスタイリッシュ。
何よりLAGOM P64で挽いた豆で淹れたエスプレッソは驚くほど美味しいので、こちらもほぼ毎日使っています。本当に家がカフェになります。
構造がシンプルなので、電動グラインダーなのに内部の掃除もしやすく、日常的に使っていて全くストレスを感じないです。

基本的に僕は一日にコーヒーを二杯飲むのですが、朝はコマンダンテで豆を挽いてハンドドリップしたコーヒーを飲み、午後はLAGOM P64で豆を挽いてエスプレッソやラテを飲む事が多いです。
このグラインダーを買ってから毎日楽しくてしょうがないので、引きこもりが加速しています。

値段もかなり高かったので買うときは思いきりましたし、コロナの影響でオーストラリアから届くまでに半年以上の期間がかかりましたが、それだけに本当に気に入っているグラインダーです。

コーヒードリッパー

次はドリッパーの紹介。
やっぱり個人的にはペーパーフィルターで淹れたコーヒーが一番好きなので、ドリッパーは何種類か持っていますが、過剰に買いすぎないようにしています。

こだわっているポイントとしては、プラスチック製のドリッパーはもう一切使っておらず、基本的にセラミックか金属のものを使っているということです。
現在持っているものは、すべて一杯用のペーパーフィルター用ドリッパーです。

HARIO V60

一番よく使うドリッパーは、真っ白なHARIO V60です。

一番よく使われているスタンダードな定番のドリッパーだと思いますが、究極のドリッパーでもあるなと思います。
他のドリッパーをいろいろ試したくなるものの、結局最終的にはこのドリッパーに戻ってくる感じすらあります。

僕が持っているのは有田焼のホワイトのドリッパーなのですが、白色がきれいで質感も好きなので、頻繁に使います。
どんな焙煎度のコーヒーでも使うことができて、美味しく淹れられますし、円錐形のドリッパーなので、お湯を注ぐ量や速度を調節することで微妙に味を調整したりすることも可能です。

昔から使っているスタンダードなドリッパーですが、一番気に入っているドリッパーです。

Kalita ウェーブドリッパー

カリタウェーブは二番目によく使うドリッパーです。

台形型のドリッパーで成分をしっかり抽出できるので、ライトローストのコーヒーをドリップするときにこれを使うと、誰でも美味しいコーヒーを作ることができます。
最近は特にカフェなどでもよく使われているのを見かけます。

僕が持っているものは、素材がステンレス製なので抽出時の温度も下がりにくいです。
プロダクトとしてのクオリティも高いので、長く使えるドリッパーだと思います。

いつでも同じ味を安定的に出して、美味しいコーヒーを飲みたいときは、このドリッパーは一番おすすめできます。

Kalita 101(カリタ式ドリッパー)

最近はほとんど使っていないですが、カリタの三つ穴の陶器製ドリッパーも持っています。

このカリタ式ドリッパーは、ダークローストのコーヒーを淹れるときに美味しく淹れられるのでたまに使います。ただ最近あまり深煎りのドリップコーヒーを飲む機会がないので出番が減っています。

デザインが個人的に気に入っていて、ちょっとレトロな感じがあります。
喫茶店のような雰囲気のある、かわいい見た目が好きなドリッパーです。

TORCH マウンテンドリッパー

TORCHのマウンテンドリッパーも持っています。
これも最近はほぼ使っていないのですが、見た目が黒くて本当にかっこいいので好きです。

このドリッパーは、底面の穴は大きくてたくさん空いているのですが、ドリッパーの側面の形状的にお湯が流れやすい形になっていないので、意外と抽出速度が遅くてスッキリとクリーンカップに淹れることが難しいです。
なのでライトローストのコーヒーを淹れる際には使っていないのですが、深煎りのコーヒーを飲むときには、美味しく淹れられます。

専用のホルダーにセットしてドリップするのですが、木のホルダーはシンプルで木の変な匂いもないので、気に入っています。

ORIGAMIドリッパー

セラミック製のオリガミドリッパーもお気に入り。
美濃焼の質感がよく、見た目がかわいいので、定期的に使いたくなるドリッパーです。

円錐形でお湯の抜けが速いので、浅煎りのコーヒーをスッキリとクリーンカップに淹れたいときは、かなりおすすめなドリッパーです。

ドリッパーをセットするための、専用のアカシアの木のホルダーも持っています。
ただ、このホルダーはお湯を注いでいると温まって木の独特の匂いがしてきて、コーヒーの香りと混ざり合ってしまうので、正直に言うとあまり好みではないので使っていないです。
そのため、代わりに先程紹介したTORCHのホルダーを、オリガミドリッパーでコーヒーを淹れるときもセットして使っています。

ケトル

タカヒロ コーヒードリップポット

ケトルは、タカヒロのミドルサイズのものを使っています。
昔に大阪の道具屋で買ったのですが、お店の方といろいろ交渉して少し値切って購入した、個人的に思い出深いドリップケトルです。

見た目もぽってりしていてかわいいですが、とにかく注ぎやすくて全くストレスを感じないので気に入ってずっと使っています。

ちなみに僕は未だに電気式のドリップケトルを持っておらず、一応こだわってこのケトルを使っています。
個人的には消耗品の電気式ケトルは、数年経ったら買い換えないといけないものだと思うので、短いサイクルで物を買い換えるのをできるだけ避けています。

コーヒー道具は特にですが、長く愛着を持って使っていきたいと思うので、このタカヒロのケトルをもう少し使っていきたいと思います。

FUTAGAMI 真鍮鍋敷き(月)

FUTAGAMIの鍋敷きは、ケトルを置いておく用に使っています。

この鍋敷きはタカヒロのケトルにピッタリのサイズで、デザインが美しいので気に入っています。
月をイメージしたデザインで、かわいくて良いですよね。

使っていくうちに素材の真鍮が経年変化して味が出てくると思うので、今後も長く使っていくのが楽しみです。

エスプレッソ用器具

Flair58x

次はエスプレッソ用の器具を紹介しようと思います。
まずはマニュアルエスプレッソマシンのFlair58xです。

電気を一切使わない完全マニュアル型のレバー式マシンで、すごくシンプルな構造ですが、とても美味しいエスプレッソを作ることができるので気に入っています。
電気式の業務用エスプレッソマシンと比べると、場所も取らないですし、準備や後片付けも簡単なので、割と誰にでもおすすめできます。

Flair58xを初めて使ったとき、「こんなに本格的なエスプレッソが家でも作れるんだ!」と思って、美味しいエスプレッソはカフェでしか飲めないものという概念が自分の中で変わったのを覚えています。
また、特にグラインダーのLAGOM P64を購入してからはエスプレッソが楽しくなってきて、最近はこのマシンで作ったエスプレッソやカフェラテをほぼ毎日飲んでいます。

注意点としては、Flair58xは特にライトローストのエスプレッソを淹れるのが結構難しいです。
またミルクのスチーム機能が付いていないので、ラテなどのミルク系のメニューを作りたい人は別途スチーマーが必要になってきます。

Saint Anthony Industries タンパー / ディストリビューター

タンパーとディストリビューターはSaint Anthony Industriesのものを使っています。

木の部分はウォルナットでできていて質感がよく、特にタンパーは持ちやすいので気に入っています。
シンプルでかっこいいですし、人間工学に基づいて設計されているらしいので、使用感についてもかなりおすすめできます。

Option-O WDTツール

WDTツールはLAGOM P64購入時についてきたものを使っています。

ダンピング前にこれを使ってポルタフィルターの中に入れた粉をかき混ぜると、粉が均一になってチャネリングが起こりにくくなり、粉全体から均等に成分が抽出されやすくなります。
そのため、雑味などが少ない美味しいエスプレッソを淹れられるので、使っています。実際、WDTツールを使うようになってから抽出のブレが少なくなったと感じます。

ニードルの本数が4本と最小限であまり密集していないので、使う際に粉を混ぜやすくて気に入っています。

Saint Anthony Industries The Bloc

ノックボックスは、Saint Anthony IndustriesのThe Blocを使っています。

エスプレッソを抽出し終わった後に、真ん中のゴムの部分にポルタフィルターを叩きつけると、抽出し終わったコーヒーパックが外れて容器の中に落ちます。

ノックボックスとしての機能以外にも地味に便利で、この上にポルタフィルターを置いてディストリビューターを使うと、粉がこぼれても自動的に金属容器の中に落ちるので、机が汚れないのが良いなと思っています。
少しやりづらいですが、The Blocの上でタンピングも済ますことができます。

小物類

Option-O 計量カップ / スプレー容器

LAGOM P64購入時に付いてきた、豆を計量する際に使うカップとスプレー容器も使っています。

カップで豆を計量して、豆を挽く前にスプレーで水を一吹きすると、豆を挽いたときに静電気で粉が飛び散るのを防ぐことができます。
粉を無駄にすることがなくなるので、快適です。

Option-O ドージングファネル

こちらはLAGOM P64についてきた、ポルタフィルターにつけるドージングファネル。

ファネルを付けると、豆をグラインダーで挽いたときに周りにこぼれず、直接ポルタフィルターで受けることができます。
またファネルをつけたままWDTツールを使えば、豆が周りに溢れずに済みます。
マグネットが付いているので、ずれることなくポルタフィルターに安定して乗せることができて便利ですし、プロダクトとしての質感も好きなので使っています。

木の切れ端

この木の切れ端の上にポルタフィルターを置くと丁度ほぼ水平になるので、この上でWDTツールを使ったりタンピングをすると、かなりやりやすくて気に入っています。

適当に山で落ちていた木材を拾ってきて、表面をヤスリがけしてきれいにしたものなのですが、めちゃくちゃ便利です。

Weber Workshops ブラインドシェイカー

最近はあまり使っていませんが、Weber Workshopsのブラインドシェイカーも使っています。

これは粉をポルタフィルターに入れるときに均一にすることができるので便利なのですが、使っているうちにいくつか不満が出てきたので、最近は先程紹介したWDTツールを使っています。

便利なのですが、ブラインドシェイカーを使っても、コーヒーの粉のダマがなくならないことが多々あります。
またブラインドシェイカーからポルタフィルターに粉を移したときに、ブラインドシェイカーの表面にこびりついて残ってしまう粉が結構たくさんあるので、粉がもったいないなと思って最近はちょっと出番が少ないです。

デザインはすごくかっこいいので、もう少し使ってみて研究したいなと思っています。

小西光裕さんのコーヒーメジャー

コーヒーメジャーは二つ持っていますが、一つ目は作家の小西光裕さんのコーヒーメジャーです。

一杯でだいたい10gちょっとの豆を入れられるので、二杯ほどすくえば、エスプレッソ用の豆をほぼ丁度量ることができて便利です。
何より見た目と質感が美しすぎて、毎回使うのが楽しみになります。

HARIO コーヒーメジャー

もう一つはHARIOのステンレス製の黒いコーヒーメジャーです。

一杯で13gほどの豆を量ることができるので、一回すくえばドリップコーヒー用の豆の計量がほぼできます。
短いので持ちやすく、かなりすくいやすいコーヒーメジャーなのでおすすめです。

HARIO ドリップスケール

スケールは未だにHARIOのドリップスケールを使っています。
重さと時間を同時に測ることができるスケールです。

このスケールは反応が遅いので、少しストレスを感じることもあるのですが、耐久性が非常に高く、電池持ちも良いので長く使えています。
長年このスケールを使ってきたのですが、今までこの上でコーヒーなどの液体をたくさんこぼしてきたにも関わらず、全く壊れることなく使うことができています。

コーヒーを淹れるときだけでなく、料理で重さを量る際にも頻繁に使っていますが、数回しか電池を変えたことないので、電池持ちもかなり良いスケールだと思っています。

秤としての精度はそんなに良いわけではない気がするので、本当に緻密に注いだ湯量を量りたいという人にはおすすめしないですが、家で気軽にコーヒーを淹れるために使うぐらいだったら、個人的には十分だと思います。

昔に比べて値上がりしているようですが、そこまで高級なスケールではないですし、このようなスケールはコーヒーを淹れる際には必須のアイテムかなと思うのでおすすめです。

Weber Workshops コーヒーブラシ

コーヒーブラシはWeber Workshopsのものを使っています。

このブラシは毛の硬さが硬すぎず柔らかすぎず、本当に丁度良い適度な硬さなので、グラインダーの刃を掃除する際に刃を傷つけず汚れをきれいに落とすことができます。
狭い隙間に詰まってしまったコーヒーの粉も、落としやすいので便利です。

また柄の部分が短くてコンパクトなので場所を取らないですし、デザインもかっこいいので気に入っています。
ブラシにしては少し価格が高く在庫が安定していないことが多いので、そこがネックではありますが、おすすめのブラシです。

サーバー

KINTO コーヒーサーバー

コーヒーサーバーは二種類持っています。

KINTOのサーバーは小さめなので、一人分のコーヒー用です。
アイスコーヒーを作るときに、氷を入れたこのサーバーにコーヒーを一度落としてからグラスに注ぐので、その際に使います。

HARIO コーヒーサーバー

HARIOのサーバーは昔から使っています。

600mLほどの容量があるので、お客さんが来たときなど、多めにコーヒーを淹れる際に使います。
こういったサーバーがなくてもコーヒー自体は飲めますが、あると便利な場面も意外とあるので、持っています。

アウトドア用コーヒー器具

Timemore Nano

普段は家では使わないですが、アウトドアでもコーヒーを淹れたいときがあります。

そんな時は、TimemoreのNanoという手挽きミルを使います。
ポケットに入るほど小さくてハンドルも折りたたむことができるので、荷物にならないのが気に入っています。

小さいですが性能は良く、刃はステンレス製のコニカルバーなので切れ味が良いです。コマンダンテほどではないですが、かなり均一に豆を挽くことができます。

一回で15g程度までの量の豆を挽くことができるので、出先でちょうど一杯分のコーヒーを淹れるときは特に便利です。

KINTO プアオーバーケトル

アウトドア用に使っているケトルはKINTOのプアオーバーケトルです。

430mLほどの量のお湯が入り、蓋も付いていないミニマルなデザインなのでとても好みです。
注ぎ口は細く、湯量のコントロールがしやすいので、不安定な外の環境でも安定的にドリップすることができます。

カラーはマット加工のシルバー。
直火もOKなので、アウトドアにぴったりなおすすめケトルです。もちろん家での使用にも十分使えます。

Munieq テトラドリップ

アウトドア用のドリッパーはMunieqのテトラドリップです。

三枚のプレートで構成されているので、普段はカードのように荷物にならずに持ち運ぶことができます。
使うときは簡単に組み立てられ、三角形のドリッパーとして使えます。

三角形のドリッパーって使いにくいんじゃないかなと、使う前は思っていたのですが、実際に使ってみるとかなり使いやすく、普通に美味しいコーヒーを淹れることができます。
ミニマルを極めたおすすめのドリッパーです。


そんな感じで、今回は家にあるコーヒー器具について紹介しました!

コーヒーが好きすぎてエスプレッソマシンはいつか電気式のものがほしいなと思ってますが、今のセットアップも気に入っているので、これからも使っていきたいと思います。

コーヒーを飲むためのカップも何個か持っていますが、カップについては過去の記事で紹介していますので、もし興味がありましたらご覧ください。

皆さんのおすすめのコーヒー器具もぜひ教えてください。

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