見出し画像

パタゴニア旅行記その⑤トーレスデルパイネ国立公園THE W 1日目

こんばんは、タイチです。

パタゴニア旅行の最後を飾る目的地、世界中のハイカーが憧れるコース「THE W」を歩いてきました。

トーレスデルパイネ国立公園にあるサーキットで、Wの形のように歩くことからそう呼ばれています。4-5日間で70km、1日の間に四季があるとも言われ、文字通り世界中からハイカーが集まっていました。

拠点であるプエルトナタレスを夜が明ける前の7時に出発し、2時間ほどで国立公園の入口に着きました。事前にwebチェックインできたみたいですが、していなかったので受付で支払い。なんと外国人で3日以上の滞在は40000ペソ、手数料も嵩んで8000円くらいの出費でした。まあ仕方ない。払っている途中でバスが出発、あれ、私ザック取り出してないよ?

どうやら先に荷物を取り出さないといけなかったらしく、バスは街へ戻ってしまいました。ええ...どうするんだ。キャンプグッズも食料も全てザックの中。スタッフになんとか頼み込んで午後の便で送ってもらうことに。初日泊まるキャンプサイト「チレーノ」からは5.5km離れたエントランスですが、まあ仕方ない。

初日の目的地はトーレスデルパイネの展望スポット。展望スポットをミラドールというらしい。プエルトナタレスのゲストハウスで一緒だったドイツ人のソフィーとバスで一緒だったフランス人のエイミーと出発。2人とも喋る喋る。スペイン語も達者らしく、わいわいと登りました。

壮大な景色が絶えず広がっていて、荒々しく聳え立つ岩山、コバルトブルーの湖、無数の滝や川が次から次へと姿を見せます。なんかね、叫びたくなるような。こういう時外国人ってすごいなあって思います。大声でアメイジーーーング!!って言うもんね。私も負けじと叫んでました。

いろんな国からの訪問者で溢れており、気づけばパーティーが増え、チリ人のナティ、フランス人のサム、ドイツ人のモルガンとトーマスを含めた7名グループに。コミュニケーション能力高え。なんとか拙い英語で喋ります。ヨーロッパ系が多い印象です。もちろん現地のラテン系も。ついで欧米、アジア人は少なめ、日本人には最後まで会いませんでした。

みんなでミラドールまで着いた時の感動といったら、それはそれは最高で。標高1000m程に過ぎない、山頂でもない場所ですが、みんなで抱き合って喜びを分かち合いました。湖と、公園の由来にもなっている3つの突き出した花崗岩。みんなで何枚も写真を撮りました。誰も降りようとしないので、荷物のピックアップが必要な私は先に下山。入口まで10km、往復20kmを歩いて無事にザックを回収。スタッフさんありがとうございました。

20kg、4日間必要な全ての荷物を背負って再び山登りへ。1時間ほど歩くと下山してきた仲間と会いました。たった1日、むしろ半日一緒にいただけだったのに。ハグして別れを惜しみます。日本に来た時は必ず案内するからね。

チレーノに着いた時は薄暗くなった7時くらいでした。急いでテントを組み立て、日本から大事に持ってきた棒ラーメンを啜り就寝。翌日5時出発して朝日を見に行こう、とアメリカ人夫婦と約束をして。

First day 26km
Entrance-Chileno-Mirador Torres del Paine-Entrance-Chileno

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?