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けテぶれを導入するときの伝え方と保護者の方の反応

今回のテーマ

 今回は、自分が実践しているけテぶれについて書いていこうと思います。
内容は、「保護者の方にけテぶれを導入しますと伝えるときの伝え方と反応についてです。あくまでも私が行ったものなので、一つの例として捉えてもらえればと思います。また、導入は家庭学習からしました。これらを踏まえて読んでいただければと思います。

伝え方について

 私は2通りの方法で伝えました。
 一つ目は学級通信。(この時は学年で導入したので学年通信としての位置付で出しました)内容としては、「子ども達が自分で学ぶことの楽しさを味わいながら学習していけるようにしたい」という思いを伝え、具体的な取組としてけテぶれの説明をしました。 
 けテぶれとは何か?については以下の記事を参考にすると分かりやすいと思います。
 二つ目は、個別懇談。私の勤務校は、4~5月にかけて保護者との個別懇談が設定されているので、そこで私の思いとけテぶれについてお話をしました。もちろん時間は限られているので簡単ではありましたが、なるべく分かりやすく伝えようと努力しました。(「子ども達が自分で学べるってとても素敵なことですよね。」のようなことをお話しました。)

保護者の反応について

 反応については大きく分けて2つでした。
①本当にそれで学習が保証されるのか
②子ども達がどのように変化していくのか楽しみ
というような反応が返ってきました。②についてはポジティブな反応でしたので良いのですが、①については、保護者の不安感を丁寧に取り除いていく必要があるなと感じました。また、子ども達も、前年度は教師が提示したものを家庭学習でやるだけだったものから、自分で考える必要が出たので、戸惑いはあったように思いました。
 ここをどう乗り越えるかは導入してすぐの大事なところになるかなと思います。

乗り越え方

 ネガティブなイメージを変換していくには、「とにかく子ども達の姿を見てもらうしかない」と思いました。子ども達自身の不安感については、日々のフィードバックから少しずつ取り除いていくことはできますが、保護者の方々に毎日お話する時間はないので、どうしようかと考えました。
 方法として取ったのは、「家庭学習専用の通信を発行する」でした。けテぶれ通信と呼んでいます。ここには、子ども達の日々の家庭学習ノートの写真を掲載していきます。それと同時に、どのような学習をしているのか、それによってどのような力が身に付いているのかなどを伝えました。これにより、保護者の方からも、「通信のおかげで他の子の学習を参考にできます。」「子どもが友達の方法をマネして、自分から学習するようになりました。」などのポジティブな反応を頂くことが増えました。
 このようにして、少しずつ保護者の方に「子どもは自分で学ぶことができる」ということを伝えていくことができました。結果として、現在では前向きな反応を多く頂けるようになってきました。

まとめ

 私は「とにかく子ども達の姿から伝えていく」ことを徹底し、少しずつ理解を得ようとしました。その結果として、多くの保護者の方に受け入れてもらえるようになってきたと感じています。

あとがき

 いかがだったでしょうか。今回は、けテぶれ導入初期に起こり得ることとそれの乗り越え方をまとめました。今回の記事が少しでも多くの方の役に立てると嬉しいです。


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