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ぼくたちの夏休み2023@東北 初日②:仙台だから牛タン?仙台だから、牛タン。

会社から遅めの夏休みをもらって、仙台→岩手(盛岡・花巻・平泉)→米沢と東北各地をぐるりと回ってきた。

こちらは前回記事。
初日はお昼から移動して夕方に仙台に着く半日コースなのに、仙台に着く前にだいぶ長く時間をかけてしまったので仙台の手前で一旦閉めることにした。
ということで初日の東北、仙台編をスタートさせる。

行ってきたぜ、東北。


SAラプソディ後編:安達太良

ここで運転手が妻→僕に再交代。
午後というか、夕方の手前に来るとさすがに名物「もものパン」は売り切れ。
ふわふわの食感に、ピーチソースやヨーグルトクリームの濃厚なうまみをぜひ妻にも味わって欲しかったけれど、それはまた次の機会になった。

東北道のイチオシグルメのひとつ・安達太良SAのもものパン。おやつタイムだと、もう間に合わない。
ウルトラマンティガが下り線でお出迎え。
グングンのとき、あるいはフォームチェンジの時の音が自販機でジュースを買うたびに響く。

夕食:仙台だから牛タン?仙台だから、牛タン。

冷やし中華発祥の地。
マーボーラーメン。
せり鍋。
仙台のグルメは上げればきりがないけれど、特別感があるものといえばやはり牛タンだろう。

仙台はやはりというか、ノスタルジーを沸き起こさせる街だ。
仕事のステージが変わり、その街にいるのは誰もが後輩になって、自分のチャレンジももちろんだけれど後輩たちのチャレンジを考えたり、サポートしたり、そして成功と失敗のたびに酒を飲み交わした街だ。

牛タンはおそらく、四半期に一回食べる程度の特別なものだった。
そして、当時の同僚たちと食べ比べた中で、僕たちの好みにストライクだったのは牛タン司だった。
たしか、ここには当時交際相手だった妻とも来た気がする。ただし、お店に行ってみても本人はいまいちピンと来ていなかったらしい。
ノスタルジーはなく、「仙台だから牛タン」と嬉しそうにしながら食べていた。
それだけで、お腹の上がいっぱいになった。

牛タン「司」(つかさ)、住んでいた時からここが好きだった。
駅の中の牛タンストリートに入っておらず、街中に出なくてはいけないのがむしろ良い。
仙台名物を背負って立つ逸品だ。面構え(?)が違う。

駐車事情と宿事情:仙台って、都会だね。

一晩の駐車料金で4桁持っていかれるというのは、正直想像していなかった出費だった。
前からこんなに取られたっけ?と思いつつ、そういえば仙台に住んでいた時は駅周辺で駐車したことがなかったことを思い出した。
この後に訪れた花巻や米沢は「地方都市」ではないし、宿に平地の駐車場がついていたので駐車料金はかからなかったのも納得。

駅といい、ペデストリアンデッキといい、開通時におそらくパッケージで開発したのだろう。
大宮駅とそっくりだなと来るたびに思う。これは宇都宮で降りた時にも感じた。

それにしても、一晩の駐車料金が1,000円超えるというのは、東京23区に限りなく近いうちの地域とそう変わらない。

駅周辺は出張で来るビジネスマンが多いためか、夫婦で泊まりやすい規模の部屋はあまり多くなかった。
もし家族で泊まりながら仙台を楽しもうという際は、秋保温泉や松島の方に足を伸ばした方が良いのかもしれない。
そういうことを、前に仙台に住んでいた時はまるで考えもしなかった。どこかへ泊まりにいく・旅をする時の主語がIからWeに変わったんだなあと、改めて実感する。

ここまでは、仙台まではある種の「確認」的な旅路だった。
ここからはそう慣れてはいない岩手へ向かう。
妻にとっては日本最北端の拡大、僕にとっても家族旅行で向かう場所としては最北端の拡大になる。
そんな岩手から雨雲が宮城へ向かって動きつつあったのは、僕らが眠りについた後のことだった。

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