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あじあのおんがく

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2021年9月の記事一覧

アジアのポップス3曲紹介。ベトナム、ミャンマー、タイ

わたしが何度も聴いているアジアの音楽を紹介します〜! これらの曲を起点にゴリゴリ掘ろう。 FEVER - K-ICM FT. WREN EVANS (ベトナム) 2020年5月リリース。ベトナムの人気プロデューサーK-ICMが「新しいベトナムポップ」をコンセプトに作った楽曲「FEVER」。 K-ICM @kicmofficial ファンキーなトリッピンでかっこいいのですが、なかなか思ったように届かなかったようで、再生数はそんなに伸びていません。「英語圏以外で英語歌詞の

【元祖日本語ラップ?】美空ひばり / お祭りマンボの「3つの凄さ」

以前、このnoteでは洋楽邦楽において、いつからラップを取り入れ始めたのかという記事を2つ書きました。 その中で、 「ヒップホップはいつから始まったのか」という起源を書いてます。 1973年8月11日 ヒップホップの誕生日 1974年11月12日 ヒップホップの概念提唱 そして1979年に発売されたこの曲からメジャー・シーンでのリリースが出始めました。 なので、だいたいヒップホップの歴史って1979年から扱われます。 The Sugarhill Gang - Rappe

台湾的音楽 拍謝少年 Sorry Youth No Youthになっても感じるエモと音の深み

台湾のアーティストを紹介するシリーズ。 拍謝少年 Sorry Youth 台湾・高雄出身の3ピースバンドです。 オルタナロックと称されることが多く、エモな感じがとてもカッコいいなと思って聴いています。聴きながら飲みたいアルコールは、ビールだな。 「暗流」 2017年リリース 2nd アルバム『兄弟沒夢不應該)』(Brothers Shouldn’t Live Without Dreams) なんだか、侯孝賢監督の『冬冬の夏休み』のあの子どもたちが、もう少し大きくなったら

タイポップ(男声編)3曲を熱く語る

「ふぅ、汗かいちゃった。上着かけるところある?(ノースリーブボロン)」(熱さアピール) こんなこと書いてるの小学生の自分が見たら、絶望しかないですね。さて、昨日「タイポップ(女声編)3曲を熱く語る」なんてのを書いたのですが、夜中にちょっとだけお菓子食ったら食欲が爆発しちゃう、みたいな状態になっちゃいまして、さすがに3曲じゃ言い足りないなあということで、続編を書かせていただきます。今回は男性中心で、より趣味性が強くなっておりますのでご了承下さい。 เพื่อนรัก (De

タイポップ(女声編)3曲を熱く語る

あっつ!あっつ!(熱さアピール) えー、ご紹介にあずかりましたchueと申します。普段は勤め人をしながらですね、たまにDJの真似事などをさせていただいておる次第でございます。 えー皆さんは、タイポップというものを聴いたことがありますでしょうか。日本から南西に飛行機で6、7時間ほどのところにタイ王国という国がございましてですね、象とかガパオライスとかで有名かもしれないですね。その国のポップスを指すのがタイポップ、というわけでございます。 じゃあタイポップってどんな音楽なの

激動の中国~芸能界改革と成熟した市場へのテコ入れ~

 記事をまとめてみた後に思いましたが、たぶん言いたい結論は、中華圏の芸能人は強くなった大陸芸能人に取って代わる存在になれば捨てられてしまうということ、そして今回のその予兆は国家主義的行動を実行に移すだけの実力と自信があることの現れでは、という結論になりましたが、皆さん今回の件どう見られてますか?私の結論はあくまで私論で、杞憂であればよいなと思ってますけど、さぁどうなることやら。  それと今回の大粛清は中国っぽくておもしろいですね、自由に独自のルートを求め、成功した途端、バブ