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BUMP OF CHICKENと僕

最近、BUMPがライブ映像とたくさんのミュージックビデオをYouTubeに期間限定でアップしたことが話題だ。
BUMPだけではなく、新型コロナウイルスの影響でストレスが蔓延した世の中で暮らし、働く人々に少しでも力になろうと今多くのミュージシャンがミュージックビデオやライブ映像をアップしています。自分が好きなMr.Childrenや星野源なども!

最近、会社が辛すぎるのと、自分の将来が見えないのとでかなり落ち込んでいました。色んな楽しい事で誤魔化しながら日々生きてきましたが、はっきり言って限界の淵にいました。もうあと1滴絶望が注がれたら飛んでたと思っています。
そんな中、BUMPがYouTubeにアップしたMVを見て生きることに対する希望が湧いてきたのでした。そこで、今回はBUMPについて書いてみようと思います。

*希望をくれたMV-メロディーフラッグ

沈みきっていた自分を掬い上げたのは、「メロディーフラッグ」という曲のMVです。




元々好きな曲でしたが、MVな観たことがなく、存在していたのが衝撃でした笑。
MVの内容はBUMPのメンバーが地球を歩く映像や、色んな人の想いを乗せた人工衛星が地球を周り、宇宙へ翔いていく映像(人工衛星の旅路)が映されたものです。(もちろん本物ではなくCGです)

最初に人工衛星だと分かった時は嬉しくて驚きの声をあげました笑

人工衛星といっていますが、見た目はHTV(こうのとり)に似たかたちをしています。今月、こうのとりシリーズ最後の9号機が打ち上がる予定ですね!

※HTVの次は次世代のgateway(月や火星での有人宇宙開発を目指す国際計画)に向けたHTV-Xです。


土星や木星もMVに映っていますし、そう考えたら未来も感じられる作品です。
宇宙関連の仕事をしていることもあって、社会人になるまでと、なってからの今までが思い起こされて心が震えました。


曲の内容は、
人生を生きていく内に、身の回りの環境や自分を通して見える景色など様々なことが変わっていく中での、昔のあの頃の大切な日々や気持ちを、目印として立てた旗と見立てて歌ったものです。(個人的な解釈です)
この曲自体が、人生を振り返ったときの誰かにとっての目印=メロディーフラッグを表しているとも思います!


本当に全部の歌詞が好きですが、以下特に好きな部分です。

(Aメロ)
疲れたらちょっとさ そこに座って休もうか
いつだって僕らは 休む間もなくさまよった
目にも止まらない速度で世界は明日へと向かう
(Cメロ)
僕らは嫌でも明日を迎えて いつかは昨日を忘れる
そして今 君の手をつかむ為の メロディーフラッグ
そこで涙をこぼしても 景色は変わりそして消えてく
少しでもそばに来れるかい すぐに掴んでやる

色々変わっていったけど、大丈夫かい?この歌で助けるから。という藤くんの気持ちが強く伝わります。優しい歌い方が益々気持ちを伝わりやすくしています。


*BUMPとの出会い

そもそもなぜBUMPを好きになったのか。
おそらくほとんどの人と同じだと思いますが、きっかけは中学生の頃に聞いた「天体観測」でした。
宇宙が好きなこともあってタイトルからとてもワクワクしましたし、疾走感と真夜中の雰囲気が好きでした。
花の名」や「プラネタリウム」「メリークリスマス」など色々聞いていく内に気付けば好きになっていました。
特に高校の頃に出会った「宇宙飛行士への手紙」はBUMPの中で一番聞いた曲だと思います。
この曲を聞いて、自分には無理だと言われながらも宇宙飛行士を目指す自分と、
将来宇宙飛行士になった自分を思い浮かべながら(妄想・想像しながら)、
才能の低さと目標の高さに向き合い頑張ってきました。今だってそうです。

この宇宙で出会えた奇跡や、出会った後に別れが来てもどんなに離れてもその出会いが支えてくれること、言葉では伝わらないそれぞれの人生の出来事などについて歌っていると思います。

宇宙飛行士の野口さんはこの曲について、
「宇宙」という言葉が歌詞に1回も出てこずに、宇宙を歌っているのが伝わるというようなことをおっしゃっていました。


*BUMPの魅力

BUMPに限らず、自分の好きな人やもの、ことについてその理由を説明するのは難しいです。
それでも好きな理由を説明しないとなんで?なんで好きなの?って思われますもんね(笑)
そこで、自分がBUMPを好きな理由をいくつか考えて挙げてみました。


・(おそらく)モテを意識していない
・自分たちのファンを想っていることがわかる/気持ちに寄り添ってくれてるのが伝わる歌詞
・寄り添う姿勢
・優しい声
・世間一般的に見捨てられがちな声を聞き逃さない考え方


多くの人には、異性に気に入られたくて何かを始めることがあると思いますし、変な話ではないと思います。本能的に考えてもごく自然なことです。
自分が好きな歌手の中にも、モテたいという気持ちが伝わる人もいますが、
そんな中BUMP OF CHICKENー特に藤原基央という人からはそういう気持ちが感じられないのです。
歌いたいことがあるから歌っている。自分が大好きなMr.Childrenの桜井さんや星野源ももちろん歌いたいことがあるから歌っているのは同じですが、
やっぱり異性にはモテたいと言っているのを聞いたことがあります。
ですが、藤くんからはそんな気が全然しないのです、不思議なことに。
そこが自分が彼に惹かれる理由の大きな一つだと思います。

(ちなみにドラムの桝さんは中学の同級生の藤くんを誘ってバンドを始めようと思ったのはモテたいと思ったからだそうです笑)

そして、大勢ではなく、大勢の中にまぎれた一人に対して歌っているという印象も受けます。
ファンに対する気持ちや孤独な寂しい気持ちを抱えている人達に対する気持ちが強く表れている「流れ星の正体」からもそんな姿勢が伺えます。

(そもそも、この曲は10年続いた藤くんの連載が終わる時に、ファンを想いながら作られた曲です。)

雑誌『B-PASS』で連載していたコーナー「Fujiki」が2017年1月に最終回を迎えるにあたり制作された Wikipedia参照)

太陽が忘れた路地裏に
心を殺した教室の隅に
逃げ込んだ毛布の内側に
すべての力で輝け 流れ星

ちなみに、ボーカル・作詞作曲を行っている藤原基央さん本人は
SONGSのインタビューで、自分が作る歌について以下のように語っていました。

(久々に録画してたの見て、メモした!頑張った笑)

「詩に関しては時間がかかるんですよね。
その時に本当に自分が言いたい事って何かなぁって考えたりするんですけど
まぁ 一人の人間がねぇ もう本気でなんか心から言いたい事なんてのはそんなね 突き詰めるところまで突き詰めてしまったらそんなに種類はなくて
僕が作った曲振り返ってみるとだいたい全部同じようなこと歌ってるんですけど
生きることとか死ぬこととか
笑うこととか泣くこととか
お腹が減ったとか、そういうのばっか歌ってるんですけど
知ってる気持ちと経験したことのあること
自分が経験したことしか書けないと思います
でもずっと歌ってますよね
やっぱ何かこう伝えたいんでしょうね
ずっと歌ってますもんね」

とおっしゃっていました。


去年初めてBUMPのライブに会社の同期と参加してきました。(Aurora arc @メットライフドーム埼玉2日目)


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初めて見た印象は「本当に存在してるんだ!」という驚きが強かったです。
また、ライブが終わる前のMCで言っていた言葉が強く心に響きました。涙でぼろぼろでした。
詳しくは覚えていないので要約になりますが、


今までこのアルバムを出すまで色んな事があったし、皆もそうだったと思う。
これからも 毎日は悲しいことや辛いこともあると思うし、笑えない日もあると思うけど、
そんな時もおれたちの歌はずっと傍にいるから。残ってるから。
歌がそばにいるからいつでも思い出してほしい。
そしてまた会おう。


というようなことを言っていました。

こちらのサイトにMCのセリフのレポートが載っていましたので紹介しておきます。

https://kinomegumi21.com/archives/5264?amp=1#MC

言い回しが微妙に違うようです。
歌を通して、嘘のない心からの言葉なんだろうなということが伝わりました。


*今好きな曲


その時の状況や気持ちで好きな曲が変わっていくタイプなのですが、今は
・メロディーフラッグ
・ray
・supernova
・イノセント
・涙のふるさと
・新世界
あたりが特に好きです。
YouTubeに上がっている曲もあるので、是非聞いてみてください!

また、個人的な解釈ですが、

去年初めて星の王子さまを読んでから、

星の王子さまとBUMP OF CHICKENの繋がりに気付いたので、そちらについても記事を書きたいと思います!

(note書いてて思ったけど、昔の自分を振り返る時、中学校の頃まで一人称が「ぼく」だったのもあって、文章でもぼく使いがち笑)

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