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アペリティフ で何を飲むの?vol.2

じゃあ、実際のところ、
フランス人はアペリティフ で何を飲んでいるのか?

今日は、前回の記事の続きです。
https://note.com/tahon_yuko/n/n47ae93d743fc

3、カクテル

フランスでカクテル?
フランス人もカクテル飲むの??

フランスに住み始めたとき、こう思ったのが私の率直な感想。

日本人とフランス人の友達と一緒に集まったパーティー
(フランス語では、fête フェットといいます)の時のこと。

確かその時、日本人の友人がサングリア風に
白ワインと何かフルーツを混ぜて飲んだら、

「え?!ワインに混ぜちゃうの?!」

と驚愕の顔して驚かれたことがあって、
フランス人は混ぜた飲み物を飲まない人たちなんだなー
と思い込んでいたからなんです。

でもね、フランスで一番有名で人気なカクテルといえば!

「キール!!」

ビールじゃないよ、キール。笑
ブルゴーニュワインで有名なディジョンという町発祥の
カシスリキュールというのがあって、
白ワインとこのリキュールを混ぜたのがキールです。

カシスリキュールは、クロスグリが原料でいわゆるカシス。
果実酒としてそのままでも飲めるリキュールで、
日本でいう梅酒とか杏酒みたいな感じだと思います。

アペリティフ によく飲まれるカクテルの代表で、
キリッと冷えた白ワインとこのカシスリキュールの
甘酸っぱい酸味がなんとも合う!

カシスは、ビタミンCやアントシアニンが豊富なので、
美容と健康を気にする方に最適です ^ ^

あとは、友人同士で集まるホームパーティーでは、
ラムベースの「モヒート」が意外と大人気!
個人的には、ミントを使ったフレッシュな味と
程よい甘さがフランス人を虜にするのかなぁ、と思います。

フランスが誇るシャンパンとオレンジを合わせた「ミモザ」。
日本では結構知っている方多いかな?
大人な感じで、友人と外出した時にたまに飲んでいましたが、
フランスでは実は思っているほど出番ないですね。苦笑
そのままシャンパンのみでいただく方が、フレンチスタイル。

4、ノンアルコール

まず最初は、ノンアルコールで!
または、アルコールほとんど飲めません!
という方がチョイスされますね。

アペリティフ =食前酒なので、
よく「お酒飲めないとダメですか?」
と聞かれることも少なくないのですが、
ノンアルコールでも、全く問題ありません!^ ^

スパークリングウォーター、アップルジュース、
オレンジジュース、炭酸飲料、なんでもOK!

ホームパーティーでは、一通り、
ノンアルコール系の飲み物も用意します。

フランスならでは!という感じですが、
ワインの手法で作られた
ノンアルコール・シャンパン、
ノンアルコール・ワイン、
ノンアルコールのシードル(=アップルジュース)、
などもあります。

私も妊娠中、ノンアルコール・シャンパン(ワイン)
を買って飲んでました。普通のシャンパン(ワイン)
に比べるとだいぶ甘いんですけど、
専用のシャンパングラス(ワイングラス)に入れて飲むと、
飲んでいる気分に浸れたのでよかったです。

日本でもお馴染みですが、フランスのカフェやバーでも、
ノンアルコール・カクテルの種類が豊富にあります。

5、シャンパン・スパークリングワイン

そして、最後はやっぱり、シャンパン!!
特にお祝いの場では、
ピンクのロゼ・シャンパンを飲んだりします。

「シャンパンブランド」を守るためでもありますが、
実は「シャンパン」と名乗れるのは、フランスのシャンパーニュ地方で
育てられた特定の品種のブドウのみを用いて、
シャンパーニュの醸造所で厳しく定められた、
いわゆるシャンパン製法で造られたものだけのことを指します。

それ以外は、シャンパンと名乗ることができないので、
同様の手法であっても、スパークリングワインです。

シャンパンかスパークリングワインを購入する時、
ラベルをチェックしてみてくださいね。

有名なシャンパンメゾン(=シャンパン製造会社)は、
モエ・エ・シャンドン、ヴーヴ・クリコ、
ドン・ペリニョンなどがあります。

では、何社くらいのシャンパンメゾンが存在すると思いますか?

パリから東に120km ほど離れたところに
ランスとエペルネーという地域があり、
その小さなエリアになんと・・・!!

約5,000社!!!

もひしめいているのです。

シャンパンと一言で言っても奥深いですし、
メゾンによってもこだわりが違いますし、それぞれ味も違います。

大手メゾンのシャンパンや、家族経営のシャンパンメゾンなど、
色々試してご自身のお気に入りをぜひ見つけてみてくださいね!





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