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コロナ禍でスポーツ指導者にコーチングをして感じたこと。

こんにちは。田原直弥です!

やむを得ずスポーツの大会が中止(または延期)になっています。

僕の住む鹿児島は2020年国体の開催地ですが、
選手と地域が安全であることを優先する方向であり、
おそらく今年の開催は中止になるだろうと話題が出ています。


前所属チームでは小学6年生の夏合宿(全国少年草サッカー大会清水カップ)が今年は中止になったという報告がありました。

チームとしては毎年大切にしている大会だっただけに、
再度今年度のスポーツ界が取り組む難しさを感じています。


僕は現在、前所属チームのスタッフと2週間に一度コーチングのセッションを行い活動のサポートをしています。

一昨日のセッションでは、やはり夏の大会が無くなったことが話題にあがり、今後のプランを再構築することがセッションのテーマになりました。


コントロールできることに目を向ける

ことをお互いの共通認識のもと話を進め、
チームとしては何ができるかを考えました。

・夏の大会(夏の合宿)がなくなったとしても、試合を組むことはできる。
・組む相手次第で、大会よりも充実度の高い機会を得ることができる
・対戦を組む順番をコントロールして、チームにとっての有効な成長過程を自らつくることができる。
・宿泊費が無くなったことで、簡単なイベントも開催できるかもしれない(社会の様子によっては)。など


話していく中で、重要な大会が無くなったとしても、意外とできることがあるなとスタッフと前向きに捉えることができました。


そこで次に結局「最後はこのチームをどうしたいんだっけ?」という話に。


今年で卒業を迎える6年生チームの担当スタッフは
どうしてこのサッカーの指導をしているのか立ち返っていました。


「サッカーで人生の仲間をつくってほしい。」


サッカーの指導をしている根底にはこんな思いがあったことを思い返したそうです。


終わりを意識してチームが卒業のときにどんな状態が理想なのか?
そして現状はどうなのか?
そのギャップをこの与えられた社会でどう埋めるのか?


そして、コントロールできることで卒業までにできることは?


ゆっくり二人で考えました。



結果、この状況下であっても悪くないぞ⁉
むしろ今までにないことがたくさんできる。
新しいことを生み出すチームになれそうだと具体的な行動までいろいろ出すことができました。


話は少し変わりますが、

以前、昨年度高校サッカー選手権大会全国大会に出場したチームのコーチ(僕の同級生)と久しぶりに話す機会があったのでそのことを少し書くと、


「いろいろ状況が変わる中でどうなるかわからないけど、
今でも選手権出場の夢に向けてやっている。」

「選手たちも”今年も!”という思いで今を過ごして日々積み重ねている」

「選手たちがもがいている中で、指導者が行動を起こさないでどうすんだ」


そんな話を聞いて、
選手たちのことを一番に思い、先行きを示す強い志に感銘を受けました。



指導者とは「指し示し、導く者」だなと改めて実感する毎日でいます。


コロナで影響はありますが、
「何か選手の為にしてあげたい。」

その思いがチームの発展に必ず繋る。
そう感じるこの頃です。



(にしても早くのびのびとスポーツができる環境になれたらと思っています…。笑)


では!!





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