｢夕凪｣

胸を打つ言葉を
君は隠している
どんな優しさで 僕を
切り裂こうとしているの

ガードレール 腰かけて
たぐりよせた 白い肩

姑息な手を使うほど
今は余裕ないんだよ

煌めく夕凪が
ah甘やかに
ah流れこむ
ah黙りこむ


自販機のドリンク
渇ききった喉に
刺さるほどに冷たいよ
逃げる君の頬は どう？

馬鹿なふりをしていても
心がもつれてくるよ

たとえ 作り笑顔でも
嫌いになれないんだよ

二人を夕凪が
ah連れ去った
ahあの日から
ahいつの間に
時は過ぎたの