｢星の砂｣

海沿い 車停め 夜明けの砂浜を
腕を組んで歩いたよね

少し肌寒くて 包んでくれるよう
かけてくれた 黒いコート

何故 寂しくなるのかな
できるなら 愛と呼びたい

ねえ
あなたとなら このまま
星の砂にさらわれたい
この世に二人 誰もいらない

そう
この手だけは 離さない
さげすまれて構わない
信じられる 今だけを映す


言葉は裏腹に 冷たく遠ざけた
そんな日々もあったけれど

あなたをなくしては 何一つ 足りない
私じゃない私になる

初めからわかっていた
嘘のない 時を越えたい

ねえ
あなたとなら このまま
星の砂に溺れたいの
弱気になれば 抱きしめていて

もう
見つめ合えば 落ちてゆく
行き先などなくていい
何処へだって 素敵に思える