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お金②

「年収1000万」


就活の時は誰しもが耳にするのではないでしょうか。
「○○歳までに1000万いくらしい」
「平均年収1000万超えてる」
「年収1000万は欲しい」
こんな会話を。
今日はこの魔法の言葉について話したいと思います。

初めに伝えておきます。この1000万という言葉には気を付けた方が良いです。まじめに笑。なぜそう思うのか一度経験した就活をもとに伝えていきたいと思います。

まず一つ目は変な先入観を築いてしまうからです。次の例を紹介します。
平均年収 1000万のA社
平均年収 980万のB社

どっちが魅力的に思えますか?まあAだと思います。次に
平均年収 920万のC社
平均年収 900万のD社

これだとどうでしょうか。まあこちらもC社だと思います。
しかし、それぞれの会社を優劣つけた20万の価値は前者と後者で同じでしょうか。何となく違っているのではないかというのが私の見解です。というより私はそうでした。四季報でみた年収が前者の場合だとAが魅力的に映ってしまうのですが、後者の場合だとどっちも変わらないなと感じてしまっていました。
これが1000万の恐ろしさです。本質的に変わりのない20万の差を広げてしまう力が1000万にはあります。そんなしょうもない罠にはまってしまうのが就活の恐ろしさなので覚えておいてください。

次は本質を見失ってしまう恐ろしさです。
仮に年収1000万は欲しいという人に、なんで1000万欲しいのかと尋ねるとその答えはきっと980万でも叶えられるものがほとんどだと思います。そう考えると1000万を求める理由は他にありそうですね。
私の場合は年収1000万という称号が欲しかったんじゃないかと思っています。1000万というお金で何をしたいという目的ではなく、1000万貰っている事実だけが欲しかった。そんな事の為に980万のB社を選択肢から消していた。これってものすごくもったいないですよね。
そしてもう少し深堀りすると、1000万に値する社会的評価が得られる貢献をしたかったのが私の考えでした。それは年収980万の会社でも600万の会社でも果たせる考えでした。つまりたくさんの価値を提供したいというが本質であり、1000万というお金が欲しかったわけではなかったのです。

にもかかわらず、1000万という数字は就活において妙な魅力を発するが故に、1000万が欲しい!という段階で思考を止めてしまいます。そして本質を見失ってしまいます。
そんな恐ろしさが就活にはあるので気を付けて欲しいと思います。

「数字は決して騙したりしないが、人は勝手に数字に騙される。」
そんなことを経験した一度目の就活でした。
是非参考にしてください。

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