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休業期間で51連休となった私が、SDGs達成に向けて、”気象予報士”として何ができるか、のんびり考えてみた。

SDGs:持続可能な開発目標 とは?

2001年に策定されたミレニアム開発目標(MDGs)の後継として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」にて記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標のこと。17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っている。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても積極的に取り組んでいる。

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持続可能な開発とは?

持続可能な開発とは、将来世代のニーズを損なうことなく現代世代のニーズを満たす発展を意味します。簡単に言えば、環境を破壊し続けることなく、人びとの消費を支え続けられる世界にするということです。消費活動には自然の資源を使いますし、環境を破壊することもあります。資源を使い果たし環境を回復できないほどに破壊してしまうと、将来の世代が生活をするために必要な資源を得られなくなります。そこで自然環境を保全し、資源の消費と自然の再生のスピードを管理する必要があります。そのバランスを取ることで、持続可能な世界を実現します。しかし、この持続可能な世界を実現するためには、解決すべき地球規模での多くの問題があります。貧困・飢餓・紛争・教育の質や男女格差などのほかに、貧富格差・気候変動や自然災害・エネルギー問題・生物多様性の喪失などがあります。これらの問題が複雑に絡み合い、さらに予測不可能な問題を引き起こすことも考えられます。
(参考:SDGsの目標達成のために私たちにできることを考え行動しよう)

SDGsの17のゴールとは?

これらの問題を細分化して具体的な対策に捉え直し、解決しやすいものとしたのがSDGsの17のゴールである。

17のゴールについては、以前私が書いた記事を参考にしていただきたい。↓

SDGsを達成するために必要なこと

個人それぞれが関心を持ち理解することが必要。
SDGsへの関心を持ち、その必要性を理解して”行動に移すこと”こそが大切なことです。
そして個人一人ひとりに何ができるのか、具体的にわかれば簡単にSDGsの目標達成に向けた取り組みができるようになるでしょう( ^^ )
国連が「ナマケモノにもできるアクション・ガイド」を公開しています。

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SDGsの目標を達成することで、将来はもちろんのこと今を生きるみんなも住みやすい世界にできるはず。そのためには、個人それぞれの取り組みが大切。日常生活でできることが多いので、身近なことから始めてみましょう!

一番関心のもてる目標を見つけることから始めよう

17のゴールの中から一つ選んで、行動してみましょう!小さなことからコツコツと・・・。
僕は、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」から取り組んでみようと思ったのが、SDGsに取り組み始めたキッカケです。

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SDGs ゴール13 ターゲットと実行手段

13.1 すべての国々において、気候変動に起因する危険や自然災害に対するレジリエンスおよび適応力を強化する。
13.2 気候変動対策を国別の政策、戦略および計画に盛り込む。
13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減、および早期警告に関する教育、啓発、人的能力および制度機能を改善する。
13.a 重要な緩和行動や実施における透明性確保に関する開発途上国のニーズに対応するため、2020年までにあらゆる供給源から年間1,000億ドルを共同動員するという、UNFCCCの先進締約国によりコミットメントを実施し、可能な限り速やかに資本を投下してグリーン気候基金を本格始動させる。
13.b 女性、若者、および社会的弱者コミュニティの重点化などを通じて、後発開発途上国における気候変動関連の効果的な計画策定や管理の能力を向上するためのメカニズムを推進する。
※国連気候変動枠組条約(UNFCCC)が、気候変動への世界的対応について交渉を行う一義的な国際的、政府間対話の場であると認識している。

気象予報士として関われること「SDGs × 気象予報士」

できることを考えてみよう。

気候変動による環境変化の波が押し寄せてきている。豪雨・猛暑・豪雪・台風など極端な気象現象の増加・・・。

「2030年に向けて気象予報士として何ができるか?」と考えた時、
1.気象災害から社会を守る。
2.気象データを活用する。
3.気候変動に適応する未来社会の実現。
この3つが挙げられるのではないだろうか。これまでの、経験や勘に頼ったオペレーションは通用しなくなってきました。

今、我々に求められているもの。それは、”新たな情報の活用スキル”であると考えます。気象情報や防災情報は日々進歩しているからです。

13.3 気候変動の緩和、適応、影響軽減、および早期警告に関する教育、啓発、人的能力および制度機能を改善する

地球に住んでいる以上、気候変動問題と関わらずに生きていくことはできない。そのため、気候変動問題は地球に生きる我々にとって重要な問題です。普段あまり雨が降らない地域に大量の雨が降ることで、気象災害の被害にあっている人々も多くいます。
これらの問題の”教育、啓発”に気象予報士として関わっていくこと。
これがSDGsの達成に向けてできることではないかと考えました。

【気象災害から身を守るために】

防災気象講座を通して、SDGs達成に向けて活動していきます。気象災害についての知識や、防災気象情報の利活用についての知識を広めること。これが、気象予報士の私が関われることではないでしょうか。

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(2019.11.22 神奈川県新荏田自治会館にて)

関わり方は、人ぞれぞれ。
みんなの考えやアクション、教えて下さい( ^^ )

2020.5.27 DaiTaguchi

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たぐちだい 気象予報士・防災士
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