心の在り方は細胞レベルまで影響します
1.心と身体と細胞のつながり
「心と身体はつながっている」という言い方をよく耳にすると思います。
自分が考えたことによって沸き起こる喜び、悲しみ、怒り、笑い・・・
あるいは緊張や不安/恐怖、そういったものが自分の身体の状態と密接につながっているという意味です。
試験の緊張でお腹をこわすという経験、自分でなくとも周りで見聞きしたことがある人は多いのではないでしょうか。
その「心と身体はつながっている」というのに加えて、私はもう一つ大事なつながりがあると思っています。
それは「身体と細胞はつながっている」ということです。
2.「細胞」にとっての「仲間」と「敵」
人間の身体は約37兆個の細胞から成り立っていると言われています。
一つひとつの細胞が複雑な動きをして、それらが互いに協力し合い一つの集合体としてさらに複雑な活動を行うものとして私達の身体が動いています。
これ自体は心と身体のつながりに比べて、直接的に理解しやすいつながりかもしれません。
ところが、「心と身体」がつながっていて、「身体と細胞」がつながっているのであれば、
「心と細胞はつながっている」と、そのつながりにはなかなか気づかないのではないでしょうか。
前回、「自分」意外の存在をどこまで「仲間」だと思えるか、が自分の中の幸せに通じるかというお話をしました。
自分以外の存在を「仲間」だと思えない心の在り方が、他者を攻撃したり、誹謗中傷の温床となっているというものの見方を紹介しました。
それと同じことが「細胞」でも起こっていると考えてみるのはどうでしょうか。
今、ウイルスという物体がやってきた時に、
それが「非自己」だと判断されることによって、免疫というシステムが発動してウイルスを攻撃するという現象が起こるとされています。
私達はこの現象のことをまるで機械のように制御されたシステムだと捉えている節はないでしょうか。
しかしウイルスに接触した人が全員がウイルスに対する排除の反応を起こしているというわけではないですよね。
・・・え?知らないうちに免疫反応が起こって終わっているだけだって?
でもウイルスが中にいても何も症状が出ない「潜伏状態」もあるし、
ウイルスの遺伝子がいつの間にか私達の細胞に組み込まれて私達の身体を助けているっていう話もあるくらいなんですよ。
3.「細胞」レベルでもむやみに「他者」を攻撃しない
もしも、私達が相手を「仲間」か「敵」かと思う「心」の在り方が、
そのまま自分の「細胞」にも伝わって、細胞が「自己」か「非自己」かと判断するしくみとリンクしているのだと仮定すれば、
私達がウイルスを「敵」だと見なし、排除しようとするその「心」が、
ウイルスに対する免疫反応を引き起こし、そのことが自分自身をも苦しめることにつながってしまうとは考えられないでしょうか。
あたかも誹謗中傷を行っている人そのものが自分自身も傷つけられて幸せになっていかないのと同じように、です。
・・・でも心の問題は見えないですからね。信じられない人もいると思います。
科学的根拠を出せといっても難しいものがありますしね。
でももしそれが正しかったとしたら、自分の身体を守るためにも、
自分以外のものを「仲間」だと思えるような心の在り方を一層整えた方が、
「細胞」レベルでむやみに「他者」を攻撃しなくて済むようになり、
ひいては自分の幸せにもつながっていくかもしれませんね。
信じるかどうかはあなた次第ですが、
そう信じてくれる人が一人でも増えて、幸せな世の中へと近づいていくことを「心」より願っています。
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