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嫌だなぁと思った時に考える2つのこと

1.自分は何に対して嫌だと思っているのか

生きていれば嫌なことの一つや二つあるものです。人間ですからね。

今日はそんな「嫌なこと」に出くわした時に心を整えるための秘訣を2つお伝えしようと思います。

まず、一口に「嫌なこと」と言っても、人によって随分違いがあるように思います。

学校の勉強が嫌な人もいるでしょうし、

馬が合わない人と一緒に過ごすことが嫌な人もいるでしょうし、

逆に気が合う人と離れなければならないことが嫌な人もいることでしょう。

なぜ違いがあるかと言えば、人によって「善悪のものさし」が違うからです。

なので、もしも嫌なことがあるという人は、まず自分にとっての「善悪のものさし」がどういうものなのかということを理解しましょう。

例えば「常識的なことを守れないことが嫌」というものさしを持っている人がいるとします。

そんな人が試してみるといいのは、「いったん善悪のものさしを外す」というやり方です。

この場合は、「常識的なこと」という価値観を一回無しにしてみるということになります。

自分にとって常識だと思えることも他人にとって常識ではないということもある、そもそも常識というのは絶対的なものではない。だから常識は存在しない。

そんな風に考えていくと、自分が嫌だと感じる理由がなくなっていきます。

しかし、実際には嫌だと感じているという自分がいる。ということは、その感情は「常識」という価値観によって作られていることがわかります。

もっとシンプルに言えば、「動物的にものを考えてみる」と言ってもよいかもしれません。

動物の世界であれば悩んでいないであろうことであれば、その嫌悪感は何かしらの人間の思考によって生み出されているものだということがわかります。

であれば、その人為的なものを外すことができるのではないでしょうか。

逆に言えば動物でも感じるような「嫌なこと」は、外すことはできないかもしれませんね(笑)。その「嫌」であれば、おそらくあっていいと思います。

でも何かを嫌だと感じた時に、何を自分が嫌だと感じているか、その基準は何なのかということを分析してみると、

自分が嫌だと感じている状況を客観的に捉えることができるようになり冷静に判断できるようになる、というメリットがあると思います。


2.自分とは違う相手の価値観を理解する

そしてもう一つの嫌なことへの対処法は、その嫌なことが人間関係に関わることに限りますが、「相手の立場を想像してみる」というものです。

先程の例で言えば「常識的なことが守れない」と感じているような人であっても、

相手の立場で考えてみると、実はその人にとってその人なりの「常識」があって、その価値観の元に動いているのかもしれないと思えたりします。

そうすると、「常識的に動いている」自分と「常識的に動いていない」他人が、

実は本質的には同じ原理で行動しているという事実に気づくことができます。

そうすると嫌なことを解消するためにすべきことは、「自分とは違う常識の存在を受け入れる」ということです。

ポイントは「違う常識そのものを受け入れるというわけではない」ということです。それができないからこそ「嫌」なわけですから。

そうではなくて、自分とは違う常識があるという「事実」を受け入れるようにするといいんです。

一言で言えば「多様性の受容」ですね。これは実は家庭の夫婦げんかから国家間の紛争まで様々な争いを収める可能性を秘めた魔法の方法です。

口で言うのは簡単なのですが、実際にやってみると難しい。

しかし、できるようになれば自分の中での負の感情をコントロールすることができますので、チャレンジする価値があるんじゃないでしょうか。


3.嫌だなぁと感じた時に考えるべき2つのこと

まとめますと、何かに対して嫌だなぁと感じた時は次のことを試してみて下さい。

①自分が何を嫌だと感じているのかを分析し、その基準を一旦外してみる

②相手の立場を想像して、多様性を受容する

皆さんの負の感情が少しでも和らげばいいなと思います。

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