すべての病気を根本的に治す方法

note初投稿です。

私は7年間ブロガーをしている医師です。

その7年の間に脳神経内科医→糖質制限推進派医師→オンライン診療医→兼業農家医師といった変遷がありました。

少し、というか、かなり変わった医師です。

皆さんがイメージするお医者さんとは多分大きくずれている医師です。

でも、変わった医師人生を歩んでいることで、一つわかったことがあります。

……それは

「すべての病気は患者が自力で治せる」

ということです。


はい、普通の医者じゃありませんね。

でも、本当なんです。

それが本当だと信じてもらうための第一歩となる重要な言葉をお伝えします。


それは

「病気とは自分自身である」


もう一言つけ加えましょう。

「病気を“病気”だと思わないこと」


「わけがわからない」と思った方、もう少しだけ聞いて下さい。


皆さんにとって「病気」とは何ですか?


「病気とは自分を苦しめるもの」

「病気とは健康ではなくなった状態」

「病気とは何らかの病原体によってもたらされる状態」



他にもあるかもしれませんが、

これらの「病気」の捉え方に共通することがあります。

それは

「病気とは自分ではない何かによってもたらされている」

ということです。


世の中には色々な病気がありますが、

どの病気の、どの症状も、自分の身体の中の仕組みを利用してもたらされています

何かによって「病気」という状態が引き起こされていることは事実ですが、

それは悪いやつが自分を苦しめようと起こしていることではなくて、

自然の中のルールに従って必然的にもたらされている現象です。

言い方を変えると「必要があって起こっていること」です。


例えば「発熱」という症状ひとつとってみても、

身体が病原体から身を守るために起こしている反応だという見方があります。

今、「病原体」という言い方をしてしまいましたが、本当はそんなものは存在していません。

「病原体」ではなく、「自分とは異なるもの」と言った方が適切だと思います。

生き物は自分とは異なったものと遭遇した際に、相手を避けようとする仕組みをいくつも持っています。

「発熱」という症状もそのひとつであって、身体が「自分とは異なるもの」から「自分」を守ろうとしているまっとうな反応なのです。


そんなまっとうな反応であれば、応援したくなってきませんか?

けれど、多くの人はこの「発熱」を「押さえ込むべき人体に害のある状態」と捉えてしまいます。

不思議なことにそのように相手に対して身構えてしまうと身体は緊張してきます。

緊張が一時的であればよいのですが、ずっと続いてしまうと身体を動かすシステムが疲れてきてしまいます。

そうすると皮肉なことに「発熱」を抑えようとすればするほど、「発熱」が長引くという皮肉なことになってしまいます。

逆に言えば「発熱」を応援するように、なるべくリラックスして身体を自然の流れに委ねていれば、

最も早く「発熱」の反応を終わらせることへとつながります。

ここに「病気」というものを根本的に治すヒントが隠れているように思うのです。


え?でも、ずっと身体が痛み続ける難病の人だっているじゃないか、ですって?

それを応援し続けて痛みを我慢し続けろというのか、ですって?

……勝手な空耳でした。誰もそんなこと言ってないですよね。でもそんな場合は確かにあると思います。


でも「痛み」という症状も、元はと言えば「発熱」と同じ、「よかれと思って自分を守るために起こっている必然的な反応」なんです。

皆さん、「痛み」を感じたら、どうなりますか?

「痛み」を避けるように動くのではないかと思います。

それは何のためかと言えば、「痛みがある方に動くことで余計に悪くなるのを防ぐため」だと思います。

例えば傷があって痛いのに、「痛み」を感じる方に動けば傷が開いてしまうかもしれません。

もともと「痛み」というのは、それ以上動かしたら悪くなることを知らせる危険信号でした。

ではその「痛み」がずっと出続けるというのはどういうことなのでしょうか。

おそらくは危険だと感じるセンサーが非常に過敏に反応してしまっている状態だと思います。

ずっと「痛み」があるという人も、最初からそうであったわけではないはずです。

何かが「痛み」という危険信号を発するセンサーを過剰に動かしているはずです。

一体、何がセンサーを過剰にさせてしまっているのでしょうか?



…先程の「発熱」が治らないという状態を思い出して下さい。

「発熱を抑えようとすればするほど発熱が長引く」と私は言いました。

そうなんです。「痛みを抑えようとすればするほど痛みが長引く」んです。

すなわちセンサーを長引かせている真犯人は、身体の「緊張」です。

もっと言えば、「症状」という自分自身の状態を、「押さえ込むべき自分とは異なる敵」だと、

思うその心が「緊張」を生み、その「緊張」が本来の自分のシステムを過剰に働かせてしまっているのです。


では、「緊張」を起こしているものは何でしょうか?

それは、何をどのように捉えて、解釈するかという自分の中にある「価値観」です。

……どうでしょうか、「病気とは自分自身である」という私の言葉の意味がわかってもらえたでしょうか。


「病気」が「自分自身」であるならば、「病気を治す」のも「自分自身」です。

すべての病気は自分次第で根本的に治すことができる

私はそう心から信じる少し変わった医者です。

患者がもっと自由に自分の健康を管理できる新しい医療のカタチを具現化できるように情報発信を頑張っています!宜しければサポートして頂けると励みになります。頂いたサポートはズバリ!私の大きなモチベーションとなります(^_^;)!