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採用担当者に伝わる職務経歴書は「濃さ」が違う

履歴書と同じく、転職活動で必ずといっていいほど提出を求められる職務経歴書。
その書き方や、注意したいポイントについて紹介します。


現在、私はキャリアアドバイザーと人事を兼務しています。実際に応募書類を確認する機会も多いので、人事が見ているポイントも併せてお伝えしたいと思っているのですが、結論から言うと、職務履歴書の肝はどれだけ詳しく、わかりやすく書けるかです!
私は転職を2回経験していますが、職務履歴書の濃度が書類通過率に影響したなと感じております・・・!

職務経歴書とは?

履歴書は採用担当者が応募者の氏名や学歴、職歴などの基本的なプロフィールを確認するものに対し、職務経歴書はこれまでの業務経験やスキルを把握するものです。
履歴書に比べ自由度が高いため書き方は様々ですが、主に以下のような項目で構成されます。

職務要約

これまでの経歴のあらすじを書く部分です。大学卒業~現在に至るまで、どんな会社で何をしていたかを簡潔にまとめます。文字数は100~250字前後がおすすめです。
面接では自己紹介を求められることが多いので、実際に話す内容を想定しながら書くといいでしょう。

職務経歴

会社名(規模)、在籍期間、担当業務、業務内容、実績などを記載します。実績は数字をもとに記載するとわかりやすいです。たとえば、営業の場合はどんなお客さん(法人なのか個人なのか、新規顧客なのか既存顧客なのか)に、どんな商材を売り、どんな手法で営業したか、などを書くといいでしょう。
私は前職・前々職ともに営業で、企業訪問やWeb商談などを経験したので、それぞれについて詳しく記載しました!
実績も達成率だけでなく、「目標●●/実績●●(達成率●●%)」 と細かいところまで記載すると説得力が増します。

ちなみに、私は前職在籍中に休職を経験しており、休職~転職先決定まで約10カ月空いていました。
一般的に職歴の空白期間があるとよくない、とよく言われています。
正直、私も転職活動中は不安を感じていましたが、このとおり無事に転職できました!
空白期間がある場合は、その期間に何をしていたのかを、簡単に記載しておくとよいと思います。
(面接で聞かれることがも多かったので、経歴書に記載しなくとも実際に話せるように言語化しておくと◎です)

これまでの面接を思い返すと、休職に至った理由や、次の職場で活かしたい改善点 などを聞かれることが多かったです!
休職中はなかなかそこまで考えることができませんでしたが、いざ転職活動を始める時に就業期間全体を俯瞰して考えられていたのもよかったかなと思います!

活かせる経験、スキル

仕事においてPCを使うことが多いと思いますので、PCスキルについて書くとよいでしょう。
そのほか、業務で培った経験を書いても魅力付けになります。

資格・免許

履歴書にも記載欄はありますが、こちらにも詳しく記載しておくとよいです。

自己PR

ここは人事が意外と見ているポイントです👀

これまでの業務における工夫点や、苦労しながら成し遂げたエピソードなどは、起承転結を意識して書きましょう。
最も人柄が表れやすい部分で、人事としても直接話を聞いてみたいポイントになります。エピソードに自身の強みを紐づけておくと面接で話しやすいです。
私は「少しでも自信をもって話せるエピソード」を意識して書いていました!
みなさん、仕事をする中で頑張ったことは大なり小なりあると思います。私はそれらを深堀りして「何が大変だったか?」、「どうやって乗り越えられたか」などなど、自問して記載しておりました!
また、「なんで乗り越えられたんだろう?」、「工夫しようと思ったきっかけは?」と行動を起こす前段階まで自問自答することで、自己分析にもなりましたし、面接対策のもとになる転職理由なども作成しやすかったです!


最後に

職務経歴書はいかに詳しく書けるかで、職務内容の伝わり方が変わってきます!情報量が少なすぎる書類は、採用担当者からすると何をやっていたかわからないので、書類選考の通過率が低いように感じます。

一度ざっくり書いたあと、「面接だったらどこを詳しく聞かれそう?」、「自分が面接官だったら何を聞きたいか?」といった観点で推敲を繰り返していきました! そうすることで自然と内容が深まるのでおすすめです◎

ですが、逆に詳しく記載しすぎて読みにくい書類も見かけます👀(ここのバランスが難しい・・・!)
会社ごと・部署ごとの職務で改行を入れる、箇条書きにするなどレイアウトにも気をつけていただけるとよいです。アピールポイントも絞っていただけると読みやすく、面接で話しやすいです◎
簡単ではありますが、以上職務経歴書の書き方でした。
参考になれば嬉しいです🌼

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