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高校英語のテストで赤点だった私がアメリカで不自由なく英会話ができるようになるまで その2

この記事は「高校英語で赤点だった私がアメリカで不自由なく英会話ができるようになるまで その1」からの続きとなりますので、その1を読んでいらっしゃらない方は是非そちらをお読みになってからお戻りくださいませ。

その1ではハワイ留学で四苦八苦していたところまでを書きました。

たった1ヶ月のハワイへの短期留学でしたが1ヶ月と限られた時間だからこそ毎日を充実させたいと、毎日刺激を求めて、新しい学びの連続でした。
短いようで長いような、本当にあっという間の留学生活でした。
英会話はどれほどのレベルになったかというと、レベル1から10で表すならば、レベル4(英語で簡単な質疑応答を繰り返す程度)くらいでしょうか。

ハワイから帰国した後は、現在の仕事でもあるNPO団体でのインターンシップが始まりました。
海外拠点での活動を夢にまたここから人生の新たなステージへ足を踏み入れました。

そこでは、海外(香港、アメリカ、ヨーロッパなど)から日本へ研修に来ているスタッフ達と接する機会がありました。私は彼らから第2言語を学び、話す上でとても大切な事を教わることになりました。

それはずばり、

完璧でなくてもいい。

ということ。
私はそれまで英語を話す際は、完璧に、正確に話せるようになっていないと話せない、恥ずかしい。と思っていました。
どうしても頭で先に考えてしまい完璧な文法を作ろうとしているうちに違う話に流れてしまって会話に入れない。結果話すのが億劫になる。

このようになっていました。
しかし、彼らは第2言語である日本語を決して完璧ではないけれども努力して話してくれるので私たちも理解しようと努力し、そこでコミュニケーションがしっかりと成り立つのです。
もちろん彼らの日本語は第1言語が日本語である私よりもはるかにレベルは低いのですが、それに対して私自身は、彼らの日本語がうまい下手だなんてジャッジしません。むしろ第2言語である日本語を頑張って勉強してくれて、コミュニケーションを取ろうとしてくれていることに尊敬すら覚えるのです。

発音がカタコトでもそれはそれで可愛いし変に上手に話せなくてもそのままでいいじゃない。とすら思えてきます。

そこで私は、もしかして自分の英語もそうなのでは??
と思えると、突然英語を躊躇なく話せるようになるまでの分厚い殻のようなものを破る事ができたのです。
ここの殻を破れた事は、その後英語を話す上で、本当に大きなことだったと思います。とにかく話す!ということに躊躇が無くなったからです。
そこからは私のBroken English(崩した英語)会話術の始まりです。
香港の子にも英語ができる子とは英語で会話をしてもらって英会話を練習しました。
そのおかげで今でも連絡を取り合う仲良しの香港やヨーロッパの同期達や後輩達がいます。

そして念願叶って2014年に渡米しました。
渡米してアメリカ生活が始まったものの、まだまだ私の英会話レベルは4.5くらいでした。

そこでまず始めたのがレアジョブ英会話。
フィリピン人の英語ができる講師達による1日25分のマンツーマンのオンラインレッスンが毎日受け放題のプランに申し込んで毎日1回レッスンを受けるようにしていました。

レアジョブは登録されている講師の方も多く、レッスン予約がいつでもしやすかったのですごく使いやすかったです。フィリピンの先生達だからかレアジョブは料金も安いし、オンライン英会話レッスンを使うのが初めての方にはお勧めです。
発音に特化したレッスンやフリートーク、ニュースの記事を読んで講師からのその記事に対する質疑応答に答えていったり、用意された教材に沿って文法をきちんと学べるレッスンなど、レッスン内容も豊富で、毎回自分で自由に選べたのでとてもよかったです。

私が当時お気に入りだった、ドラゴンボール好きのイペ先生という先生がいたのですが、後ろからしょっちゅう鶏の鳴き声が聞こえてきたりして癒されていました。
フィリピンには行った事はないのですが、このレアジョブの先生方に出会ってフィリピンがとても身近に思えてすごくすごく行ってみたくなりました。
英語は世界共通語とも言われるように、英語ができるようになると本当にたくさんの国の人種の人達と会話ができるようになりお友達になることができて素晴らしいと実感しました。

もちろん日本語が話せることにも誇りを持っているのでそこは誤解しないでください。

それから英会話チャンネル系のYOUTUBERの方の動画を見るのも日課にしていました。特に発音の練習系や、アメリカ人のお友達とカジュアルに話をされているビデオ等を何度も何度も繰り返し見て、気になった英語の使い方を丸暗記するように口ずさみました。

そしてとにかく現地のアメリカ人スタッフや地元の人と仲良くしてお友達になることを心がけました。
どうしても職場で日本人が多い環境にいるとアメリカに居てても80%は日本語を話していてなかなか英語が上達しません。

ですので休みの日は、英語しか話せないアメリカ人とお茶しに行ったり、一緒に旅行に行ったりもしました。
オンラインレッスンや映画やYOUTUBEを見てインプットした英語をここでアウトプットして使いまくりました。そして彼らから正しい言い方や新しい言い回しなども学びました。
本当に不思議なのは、前の日に新しく学んだような熟語や単語を使う場面が次の日に絶対やってくるのです。
意識してかせざるかわかりませんが、会話の中でこの言葉は使えるぞと前の日にメモしていたようなものが本当に使えてしまうのです。
これは今でも起こる現象なので不思議に思っています。
これも引き寄せなのでしょうか?
そして1度会話で使った単語は不思議に覚えられるのです。
とにかくインプットしまくった後に誰かと会話してアウトプットする機会を設けるのは効率的に英会話を伸ばすことができると思います。
何よりこの方法はすごく楽しいので続けられます。
緊張せず会話を楽しむことができるようになってくるとドンドン伸びていったと思います。
おすすめなのは、あまり大勢の場で会話しようとするよりも1人や2人相手に話すことです。その方が相手もじっくり自分の話を聞いてくれようとするし、自分も緊張しなくて済むので安心して話すことができます。
相手が自分の英語力を理解してくれている場合、さらにゆっくり話してくれたり、言葉に詰まると代わりにこういうこと?と代弁してくれたりするのでそれも勉強になります。

人にもよると思いますが、机にかじりついて勉強するのが苦手な私にとっては、会話の中から覚えていくのが1番自分に合った勉強法だったと思います。
今でも会話の中からたくさんの新しい言い回しや単語を学んでいます。

リスニング力ですが、私は寝る前のうつらうつらしている時にPOD CASTで英会話レッスンや解説系のチャンネルを聞いていました。
何度も同じものを聞いているうちにどんどん自分が聞き取れるようになっているのがわかるのでおもしろかったです。
特に人間は夜寝る前の時間に勉強したものは、覚えやすくなるのだそうで何を勉強するにもこの方法は試してみる価値ありですね。

私が今でもよく聞いているおすすめのPOD CASTを載せておきます。
どれも英語を勉強している人には有名なものなので知っている人も多いかと思いますが、少しでも参考にしてください。

Hapa英会話 
YOUTUBERとしても有名な日米ハーフのジュン・セネサックさんがアメリカ、ロサンゼルスから活きた英語の使い方を、実際のネイティブスピーカーの会話を通して楽しく教えてくれています。初心者から中級者向けです。

マット竹内の1日5分ビジネス英語
優しくて癒しボイスのマット竹内さんによるビジネス誌を通して解説してくださる専門的なビジネス英語を学べるチャンネルです。毎回最後にマットさんによる深いい話的なものも聞けるのが何気に楽しみの1つになっています。
どちらかと言えば中級者から上級者向けです。

All Ears English Podcast
ボストンとニューヨークに住むリンジーとミシェルによるチャンネルで、リスナーの質問に答えながらカジュアルな世間話から専門的な会話まで幅広く取り扱ってくれています。自分のリスニング力をテストできるプログラムも用意されているのでチャレンジしてみたい方は是非!
こちらも中級者から上級者向けです。

発音についてですが、私もまだまだ大きい口叩けませんが、サムライイングリッシュと呼ばれる所謂母音が強すぎる日本語訛りの英語の発音を直すには、まずは、Tの発音を消してみたり省略言葉を使ってみてネイティブっぽい発音になれるようにまずは頑張りました。

例えば "I  want to"は "I wanna"を使う。 
   "I’m going to"は"I'm gonna"

を使うなど日本の教科書では教えてくれない言い方を初めは少しこそばゆい感じでしたが言ってみて慣れてくると他の言葉も応用してそれらしく言えるようになってきました。

I wanna にするのに躊躇のある方はまずは "I want to"の言い方を 「アイ ウォント トゥー 」から 「アイ ウォントゥー」に変えてみましょう。
たったそれだけでも大きな違いになります。
これに慣れてくるとリスニングも自然にできるようになっていきます。

そんなこんなで早いものでアメリカ在住生活も8年目になりました。
今ではスーパーでお買い物をしてレジの人と週末何するの?なんてお話をなんの緊張もなくできるようになったし、カード会社にもこの振り込みなんでできひんねん。とかクレームの電話を入れたりもできるようになりました。
旦那様はクレーム入れる系が苦手なので大体私がやっています。(笑)

2019年にハネムーン旅行で、久しぶりにハワイへ行ったのですが、その時久しぶりに再開できたハワイの地元のお友達と話していて、
「あなた初めて会った時は英語ができなくてBABYみたいだったよねー、こんなに話せるようになってて驚いたよ。」
と言われ、笑い合いました。
あの時の自分では聞けなかったこと、話したくても話せなかった自分のことなど彼等と思う存分話せて本当に嬉しかったです。

今でもまだまだBroken Englishで話しているしもっともっと勉強しないといけませんが、高校で英語のテストで赤点を取っていた頃の先生が聞いたら驚くレベルにはなっていると思います。
この現代に生きていて英語を話せるようになることで、できる友達の数、見える世界がぐんと増え、広がることはやはり幸せなことですし、有難いことだと思います。

英語に苦手意識を持っている人もそうでない人もどんどん英語に興味を持って自分に合った方法を見つけて楽しんで学んで欲しいと思います。
私がそうだったように、あなたにも必ずできますから。
何か参考しにして頂けるような勉強法がこの記事からみつけて頂けたら幸いです。

あなたの世界が今よりも何倍も、何十倍にも広がり、幸せを多く感じられますように。一緒に頑張りましょう。









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