夜。戻りつつある日常。
5回目のワクチンを打った後のお父さんが、39.5°の高熱を出した時。
あんなにしんどそうな お父さんを見て、私は思った以上にショックだったのだ。
解熱剤を飲んでも、38.5°cまでしか下がらなかった、苦しげなお父さん。
泣きたいぐらい、切なくて切なくて、私は「あのお父さん」を見ていて、心底 ダメージを食らったのだ。
「目を離したら、死んでしまうのではないだろうか」
そんな恐怖に駆られ、心がどうしようもなくなって、ただそれだけでも、私が疲れないわけはなかったのだ。
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