48歳未婚子なし、魔法使いになります。

おちこんだりもしたけれど、わたしは元気です。


どうもはじめまして、魔法使いたえこ(見習い)です。

自粛明け早々、友だち(高級料亭女将)が唐突に「たえちゃん、魔法習わない?」と言ってきたので、習ってみることにしました。

「こんな時代だし、わたしたちも魔法くらい使えるようにならないと」というのが女将の言い分です。確かに人生100年時代。父方のおばあちゃんは100歳、大大おばあちゃんは103歳まで生きた家系で健康診断で毎年ベタ褒めされるほど健康なわたしはへたすると140歳くらいまで生きてしまうかもしれません。48にして残り半分以上もある人生をどう生きればいいか。ずっと探り続けていたなか、魔法使いという響きが心細い独り身のハートにグサッとぶっ刺さったわけです。

魔法の先生は旧知の変人、いや知人。1966年6月6日生まれのオーメンの子で、中学時代は「黒魔術部」に所属。社会に出てからいっとき黒魔術師として働いていたこともある方がオンラインでも教えてくれるということなので、それならということで受講を申し込みました。

とはいえ、久しぶりにお顔も拝見したいし。女将と2人、第一回目の授業は先生のお宅に伺うことに。

そこは関東郊外の閑静な住宅地にある一軒家。ごくフツーのお宅です。

やあやあと挨拶を述べた後、PC画面で画像を見ながら、授業が始まります。

教えてもらえるのはあくまで魔法であって魔術ではないとのこと。



え!


魔法と魔術って違うの?


先生「魔術は自分の力を使うから疲れるんですよ。わたしは黒魔術師だったけど、ポリープができてこりゃやばいと思って、やめた。ホグワーツでいうとスリザリン、あと安倍晴明みたいな陰陽師も魔術系。魔法は自分の力じゃなく、自然の力を借りてやるものだから疲れない。大地の気を読む風水師も同じ。ホグワーツでいうとグリフィンドールとかハッフルパフ系」


わたしたちが習う魔法は

・ケルト系

・ホグワーツでいえばグリフィンドール、ハッフルパフ系

・妖精の力を借りる。

ちなみに妖精は木々など自然に宿る精霊のことらしい。


約4時間にわたって、たくさんのことを教えてくれる先生。語調がヒートアップする。


先生「日本には魔術師はたくさんいるけど、魔法使いは希少だから! ちゃんとそれで食ってけるようになるから!!!」




え!?



魔法で食っていけるの?



てか、これってまじの授業だったの?



え? え?



混乱するわたしたちを前に先生の熱弁は続きます。

「ケルト語かアイスランド語、ラテン語の正しい発音で呪文を唱えられるよう、ちゃんと教えますから!  ちゃんと呪文唱えられたら、あとは一般的な英会話できたら世界中で仕事できるようになるから!!」




10代の少女だった頃、海の向こうでバリバリ働くキャリアウーマンに憧れた時代がありました。その夢が叶うの? 魔法で?




すごい。




やっぱり海の向こうには、ほうきに乗っていくのかなぁ。


よろしくね❤️