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夫に寄せる3句

今日は夫が朝6時~19時の勤務でした。

なので私は、朝5時に起きて夫の朝食の準備をし…
夫の髭剃りの泡を立て…
6時前に夫を見送りました。

で、自分の朝食をとり、洗濯をして朝8時に出勤。
私も19時までの勤務でした。

と、いうことで。
仕事をしながら、何となくひねりだした「夫に寄せる三句」をアップします。

※夫は仏像を彫る人でもあります。

菩薩の切り出す印刀いんとうさゆる夜

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仏像の「眼」を彫ることを、「眼切り」といいます。
この「眼切り」のいかんによって、仏像の良しあしが決まるといっても過言ではないほど…
重要な工程です。

また「印刀」は、彫刻をするうえで最も使われる刃物です。
「印刀を制する者は彫刻を制す」
という言葉があるとかないとか。
(多分ない)

⇧こんな感じの彫刻刀です。
サイズ違いも色々あり、夫は印刀だけでかなりの数を持っています。

季語は「さゆる」。
彫刻刀の刃物の冷たい感じと、この時期の凛とした冷たさを表現しようと思いました。

きたる菩薩彫る手はゴツゴツと

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菩薩ぼさつ」とは、基本的には柔和なお顔立ち、そして装飾品を身に着けています。

地蔵菩薩、観音菩薩、勢至菩薩、などなど…
一般的に親しまれているのは、地蔵菩薩、観音菩薩ではないでしょうか。

菩薩とは、サンスクリット語のボーディ=サットバに由来し、「悟りを求める人」という意味を持つ。
それも、ただ自分中心の修行ではなく、仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする、大乗仏教の理想的修行者像を意味する。

夫は現在、「文殊もんじゅ菩薩」を彫っています。
文殊菩薩は、知恵の仏様です。

手に剣と書物を持ち、あらゆる災厄を「知恵」でもって、解決してくださる仏様です。

柔らかいお顔、装飾品を身にまとった菩薩です。

しかし。
その文殊菩薩を彫る夫の手は、ごつごつしています。
「職人の手」なのです。

まして冬です。
夫の本業はガソリンスタンドの店長なので、手も荒れます。

肩腰ケツ脚上司萌え小春空

すみませんふざけました。

今日は日中はちょい暑いくらいの陽気だったのです。
陽気に浮かれておりました。

私にとって夫は「萌え」でしかないです。
あ、夫はリアル上司です。
同じ職場なのです。

上司萌えです…

時々殴りたくなる上司でもあるんですけどね!!!!
(上司はド天然)

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