環境に優しいものづくり

これまでのものづくり

「もの」を「つくる」といってもいろいろですが、身の回りの「車」や「テレビ」など「工業製品」を思い浮かべてください。このような工業製品は、ずっと使うことができますか?ものや使う人にもよりますが、10年位しか使えませんよね。その後はどうなるのでしょう?

「もの」を「つくる」時には、まず「設計」し、それから「製造」します。 そして、「製品」になって、皆さんが「使用」します。 「もの」は、その後、使われなくなったり、故障したり、もっと良いものが出ると、捨てられてしまいます。 少し前までは、捨てられたもののほとんどがゴミになって、焼かれたり、埋められたりしていました。「設計」や「製造」の過程では、「機能」、「コスト」、見た目の「デザイン」が重視されてきました。

環境に配慮したものづくり

さて、これまでは、「もの」を「つくる」時に、「機能」、「コスト」、見た目の「デザイン」が重視されてきたのですが、「このままではいけない」と考える人が多くなってきました。そう、「エコ」です。「製品」の原料の値段が上がってきているのは、一つには、資源が足りなくなってきているからです。ゴミの問題は、だいぶ前から言われていますが、実際に捨て場所の限界が見えてきているところもあります。 地球温暖化、CO2の問題も同じです。つまり、下の図のように、設計(考える)、製造(創る)、使用(使う)のそれぞれのステージで環境に配慮し、さらに、「戻す(リサイクル)」ことを考えないといけないのです。全体として、環境への影響がなるべく少なくなるようにしないといけないのです。

持続可能なものづくり

将来も今のような世の中が続くであろうと、何となく考えている方も多いのではないかと思います。しかし、子供ができ孫ができると、子供や孫の世代まで、本当に今の世の中が続くのかと少し心配になります。「持続可能な」という言葉を時々目にします。「環境」を考えるときに出てくる言葉です。今までのように、作りっ放し、使いっ放しでは、子供、孫の世代まで人類が生き続けていくことは難しいのです。「地球環境にやさしい技術」は、「人間にやさしい技術」でもあるのです。

地球に優しい、人間に優しい製品を選んでいきたいですね。

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