私にとってアイドルは、夢の国にいる🐭である。〜推しのプライベート事情に対する個人的な意見〜
私は異性アイドルオタクである。
小学生の時から、何かしらのアイドルのオタクだった。
同担拒否ではない。
もちろんガチ恋でもない。
そんな私にとってアイドルは、夢の国にいる🐭である。
「夢の国にいる」という言葉の重要性
私は今、某kpopアイドルが好きだ。
kpopの特に好きなところは、
「作り込まれた世界観」と「完璧にする為に良くも悪くも手段を選ばないところ」である。
早いと2〜3週間前からTeaserを通じて世界観を発信し、アイドルの髪型や髪色、体型ですらカムバックというタイミングに管理される。
もちろん事務所によって充てられる金額が異なるが、その中での完璧を追求した新曲が出される。
CDにはそれぞれの世界観に合わせた形態(トランプや雑誌風等)で発売され、CDが手元に届いただけでもワクワクする。
また、約1ヶ月間の音楽活動では、そのグループのために作られたセットや映像が存在し、週6回ある音楽番組はまるで1つのショーの様だ。
私はこの作り込まれた世界観というのに惹かれている。
MVを1つの映像作品として、音楽番組を1つのショーとして、ライブを1つのパレードとして楽しむ。
言わば夢の国の様な世界を作ってくれるのだ。
この世界に入ることで、現実を忘れて夢や希望を持って純粋な感情を持つことができる。
通常の生活ではできない様なことが、夢の国ではできる様に(ジェットコースターや汽車に乗る人に手を振ることができたり)、ライブに行く事で素直な感情を発することが出来るのだ。
🐭は中に人?
アイドル、言わば推しは🐭である。
彼は舞台上で、作り込まれた世界観に合わせた衣装と髪型そしてメイクを身にまとい、飛び切りの笑顔でパフォーマンスをする。
時に格好良く、時に可愛らしく。
複雑なコンセプトも消化していく。
でも🐭には秘密がある。
誰もがその秘密を知っている。
🐭というのはただの空想でしかない。
夢の国にいる🐭は空想を具現化した偶像でしかないのだ。
でも誰もそれを言わない。
誰もが知らないふりをして🐭に会いに行く。
🐭自身も言わない。
本当はどんな姿で、どういう存在なのか、決して言わない。
アイドルもそれと同じであるべきではないだろうか。
アイドルは画面越しと舞台上でしか見る事がない。
画面に写った行動の一部を切り取られて性格や人間性を判断されてしまう。
逆に言えば、そこでしか判断できないのだ。
🐭が裏で顔を取りタバコを吸おうが、来客者の悪口を言っていようが、私達の耳に入らなければ🐭は笑顔にしてくれる素敵な存在のままなのだ。
だからこそ、私達の前だけは🐭でいて欲しい。
人間である事への理解の強要はアイドルという職業を放棄しているとも思える。
そこに人間性を感じ、幻滅してしまう。
お得意様の前で、自社で開発した主力製品の悪口を言うだろうか。
理解してやってくださいよ、好きなんでしょ?
このような言葉は、金銭が発生するビジネスの世界で通用するだろうか?
アイドルと繋がれた自慢はお門違いである
アイドルと繋がれたことを晒す人達は言う。
「羨ましいくせに」
「どうせこちら側には来れないのに」
「悔しかったら繋がってみな?」
ただ、これらの言葉は全てお門違いである。
言わばこの人達は、🐭の中の人と繋がれた事を自慢げに話している事と一緒なのである。
好きなのは🐭なのだ。
夢の国でしか会えない、あの🐭が好きなのであり、中の人がどんな人だろうがどうだっていいのだ。
秀でた才能や美しい顔立ちを奪い取ったわけではなく、ただ繋がっただけなのにあたかも自分がすごいかの様に話すその姿は少し滑稽にも思える。
本当に満足するのだろうか。
それでしか満たされない何かがあるのだろうか。
また、アイドルのスキャンダルが出るたびに、このような言葉を言う人もいる。
「アイドルだって人間だ」
そんな事は皆わかっているはずだ。
🐭ですら、中に人がいることくらいわかっているのだから。
だからといって、俺🐭の中やったことあるよ!と言っていいのだろうか?
それを言っていいのだとしたら、🐭の存在意義は一体何なのだろうか?
最後に
この記事は私の最推しの何度目かのスキャンダルをきっかけに書いたことである。
私はそのスキャンダルが事実だろうが、嘘だろうがどうだっていい。
🐭の中には興味がない。
全てのスキャンダルが本当なら関わりたくないレベルだ。
ただ🐭としてのパフォーマンスは、心から大好きだと言える。
今までも、これからも、ずっと胸を張って言える。
だから、🐭としてステージに立ち続けて欲しいと思う。
でも、皆が皆そんな考えではない。
この意見は一意見であり、もちろん許せない人も本気で好きな人も本気で好きだった人もいる。
アイドルは沢山の人に愛されて成り立つ職業だ。
全員にはとは言わないが、多くの人が納得する形でこの事が収束することを祈っている。
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