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1000円で楽しめる!庶民派クルーズ〜とある休日@東京湾夜景クルーズ〜

はじめに

前回の記事はこちら。

中華街でお腹いっぱいになった私達は、大桟橋へ向かいます。腹ごなしに歩いて行ったのですが、極彩色で良い意味でゴチャついた街並みから、落ち着いてモダンな港町へ風景が変わっていくのがとても面白かったです。

乗船手続きへ

今回私達が大桟橋へ向かった目的は、こちら。

こちらは、2023年4月2日(日)までの毎週末限定で、横浜~東京まで運行しているナイトクルーズです。約90分間の船の旅が、記事のタイトルにもある通り、なんと1000円で楽しめちゃうんです。

私達は事前にウェブで予約&コンビニで代金を支払い、当日出航の45分前までに大桟橋にある受付にて乗船手続きをしました。

手続きを終えた後、乗船時間まで時間があったので大桟橋を散策しました。

マリンタワーが遠くに見えます。少し前に「美の巨人たち」で特集されていたから気になっています、今度横浜に来た時は立ち寄りたい。
ゴリッゴリの逆光。でも建物の形が特徴的だからこれはこれで良い写真。

さて、そろそろ乗船の列に並ぶかあ〜とゲートへ向かうと、長蛇の列が。
「えっ、何この列?!」
紛れもなく、私達がこれから乗る東京湾夜景クルーズの列でした。まだ時間にも余裕があるにもかかわらず、既に多くの乗船客が並んでいて驚きました。その理由はこの後明らかに……。

ドキドキの乗船

列に並んでいると、突然周りがざわめき始めました。
「ん?」と港を横目に見ると…

私達がこれから乗る「さるびあ丸」が港に近づいてきたのです!
「え、デカくない??」「うん、デカい…」と、思わず友人と顔を見合わせました。
実は私自身はさるびあ丸に乗るのは4年半ぶり二度目ましてだったのですが、(納涼船で乗りました)こんなにデカかったっけ…。これから始まる短い旅に、胸が高鳴ります。

その後、船が港に着き、いよいよ船の中へ。

やっぱりデカい……!良い感じに日も暮れてきました。

船の中からは、キラキラと輝く観覧車がよく見えます。

この写真からお分かりいただけると思いますが、想像以上に乗船客が多い。このクルーズの人気さがよく分かります。デカい船なので、満員で身動きが取れない!という事はないのですが、綺麗に人の写り込みが無い写真を撮りたい方は、早めに乗船列に並ぶことをオススメします。友人と「だからあんなに長蛇の列が出来てたんだねえ〜」と納得しました。

90分間の船旅

そして、いよいよ船が動き出しました。
意外とスピードが速い。でも揺れはそこまで無く、これなら船酔いの心配も無さそう。

進行方向の左手にはみなとみらいの煌びやかな街並みが。赤レンガ倉庫って夜だとこんなに綺麗なんだな。

みんなこの夜景に釘付けになっていて、意外と進行方向の右手側は乗船客がまばらでした。

とはいえ、右手側の風景も素敵なのです。

高い建物が少なく、粛々とした「THE・港」と言った雰囲気。先程大桟橋からも見えたマリンタワーがライトアップされています。

その後、横浜ベイブリッジの下を通ります。

大迫力。橋の骨組みの感じまでまじまじと見ることが出来て楽しかったです。

川崎の方まで差し掛かると、進行方向の右手にスカイツリーと東京タワーが見えました。(写真には綺麗に収められなかった…)神奈川から見えるんだ?!と驚き。
相変わらず進行方向右手側の景色が人気でしたが、友人は左手側の工業地帯の景色を気に入っていました。

羽田空港に近付くと、上空に飛行機が増えます。そして、めちゃくちゃ近い。せっかくなので少し寒かったですが、屋根の無いトップデッキに上がりました。

頭の真上を轟音を立てながら飛んでいく飛行機は迫力満点でした。上手くシャッターチャンスが掴めず、写真が無いのが残念過ぎる…。

ですが、それ以上に私達が感動したのは、星の綺麗さ。大都会・東京湾にも関わらず、この日は空気が澄んでいたのか、沢山の星を肉眼で見ることが出来ました。こちらも写真が無くて伝わりづらいのがとても歯痒いのですが、思わず飛行機そっちのけで見てしまうほど美しい夜空でした。

3月とはいえ、夜風に吹かれているとさすがに身体が冷えてきた為、屋根のある下の階に戻り、あるものを買いました。

じゃじゃーん!ホットワインです!
何と船の中には売店があり、飲み物やホットスナックを購入する事が出来ます。また、レストランもあり、しっかりと食事を取ることも可能です。

美しい夜景を見ながら呑むホットワインはとても甘美な味がしました。大人って最高…。

そして、レインボーブリッジの下を通り、あっという間に東京・竹芝へ。

おわりに

90分間という短い時間でしたが、船旅を思う存分楽しむ事が出来ました。
クルーズと言うと何だかリッチな印象を受けますが、東京湾夜景クルーズは客層も幅広く、基本スタンディングなこともあり、カジュアルにワイワイ楽しめてまさに庶民派クルーズでした。

また、友人が煌びやかな都会の夜景よりも工業地帯や静かな港の風景を好んでいるのを見て、「この子のこういう感性、好きだなあ」としみじみ感じたりしていました。もう10年以上の付き合いになりますが、ここに来てまた新たに好きな所が出来て、そういった意味でも良い船旅だったなと思いました。

楽しい休日もラストスパート。船を降りた私達は、一日の最後を飾るディナーへ向かいます。

次回の投稿へ続きます。

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